渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

『深夜食堂』名作編 第28話「きんぴらごぼう」

2020年11月18日 | open



ドラマ『深夜食堂』は一話完結の
短編が
シーズン3まで30話続く。
シーズン4からはテレビではなく
ネット
配信ドラマとなった。映画
作品も2作
製作されている。
どれもが琴線に触れる目頭が熱く
なる
作品なのだが、個人的には
このシーズン3の第28話
「きんぴら
ごぼう」が一番だ。

泣いた。

「なんだかお別れを言いに来た
みたいだなぁ」
「めしや」の常連のちゅうさんは
女の先生を見て言う。

高校の時大好きだった先生が突然
アメリカから帰国して久しぶりに
偶然「めしや」で再会した
ヤクザ
のゲン。
ゲンは日本とニューヨークをまた
ぐ不倫関係に悩む先生を「俺が幸
せにするん
だ」とヤクザから足を
洗い、堅気になって
毎日懸命に働
き出す。

「ニューヨークに戻ったらずっと
向こうにいるつもりかい?」

めしやのマスターの問いに、先生
は寂しそうにつぶやく。

「ううん。今度はもっと遠いとこ
に行くの」


先生、死んじゃうんだよお。
ニューヨークに戻ってから。
3ヶ月後、ニューヨークから届い
た最期の手紙を読んで、ゲンは
その場に泣き崩れる。


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