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渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

工具の流用

2022年02月23日 | open


これね、オートバイのブレーキパッド
の広げ専用工具なんですけどね。
これを改造したら、タップ締め専用
工具になるのでは?とか一種思った。
でも、タップ径のステンレスの円筒
と先端がタップの先の丸みに合わせ
た凹の押し凸があれば、バイスで
充分だとすぐに気づいた(笑

昔の80年代タップ締め機は大柄ど
した。かき氷すり機のような形で、
上から締め付ける感じ。
プレスタップではなく、撞き締めが
本当は一番タッチが良いのですけど
ね。
プレス機での締め方にはノウハウが
あって、やたら長時間ギュウギュウ
に締めてもダメなんす。
このシャフトにはこれくらいの時間、
とかいろいろある。

工作

2022年02月23日 | open


旋盤でジュラルミン丸棒を削り出し
て作ったFAL小銃用のチャージング
ボルト。

以前3個作った。


白銀色ピカピカなのでくすぶら
せる時代付けをしてある。
これは色落ちしてしまったが、
完成版は鈍色の鉄色にしている。
この1個は予備。もう1個は知人
にあげて、一つは私が自分の
FAL電ガンに装着してしている。
ゲーム中にオリジナルはフィールド
内に落としてしまったので。


当然、中にはネジ切りもしてある。


考えたら、ジュラルミン製のビリヤ
ードのキューキャップなどはいくら
でも作れるね。14山や18山ならば。
ラジアルジョイントの物は無理だけ
どさ。

ジュラルミンの地肌の色はこんな
色。ピッカピカ。東急東横線の色。


先角(フェルール)

2022年02月23日 | open


思うんですけどね。
ビリヤードキューの先角で、寸胴
のいわゆるチクワと呼ばれるタイ
プの先角があるですが、これ、構
造的に耐久性が著しく低いかと
思いますよ。物理的に。
やはり、シャフトにも先角にもネジ
が切ってあってねじ込み式で密着
させる方式のほうがいいかと思う。


象牙の先角。
海外には持ちて出し入国する事が
できません。特にアメリカ。
キューの修理もできない。
インレイの象牙をすべて取り出して
しまわないと。


フィリピンから違法に象牙使用の
キューが日本に多く入って来てい
ますが、フィリピンでも日本でも
国際法違反。日本の法律にも違反
すます。ご注意ください。

いじり遊び

2022年02月23日 | open

古いキューの補修要項を考え中。
ウエイトボルトが無いタイプなので、
中にネジを切って木ねじプラグを
埋め込んでダンパーゴムを新たに
設置する構想。
ただそのボルトはウエイトの役目
ではなく、あくまで尻ゴム装着の
為のネジどめの役目。
現在でも19.3オンスあるので、
プラグにナットを埋め込んで仕込
むほうが重量的には良いかも知れ
ない。
糸巻き交換とクリア塗装リフィニ
ッシュも自分でやるつもり。
ステンレスジョイントカラーは
接着剤が経年変化で剥がれて、
カラーがクルクル回って外れる
ので、金属+木材接着用の接着剤
で固定接着する。
本当はエンドキャップもホワイト
デルリンに交換したいが、今回
はできる限りオリジナルを変更
しない方向で行こうかと。

バートン・スペインのハギを使った
古い1960年代のジナキュー。
ジナキューの作者アーニー・ギュ
テレスはコロンビア出身。
1961-73までキューを製作。
一度引退後、1988年からキュー
メイキングを再開。

1stエディションのジナキューは、
象牙を使いまくっていたから重た
過ぎたのでは。
このジナの個体のように、白/緑
ゴマの糸巻きはオールドスタイル
のキューには似合うかも知れない。

こちら米国製ショーン純正ウエイト
ボルトとダンパーゴム。
インチ寸法。


こちら日本製アダムの尻ゴム。
メートル法。


手持ちのストックはどちらもゴム
寸法が合わない(笑
まあ、じっくりとやる。
バットに発生している部分的な
割れについてはシアノを埋め込んで
接着パテのようにした。

シャフトも動態能力が極上であり、
また、先角も素晴らしいので先角
は交換しない。
交換したら、このグッドシャフトが
今の能力から変化する事が確実
だからだ。




フランスの風

2022年02月23日 | open


ピンクドラゴン/クリームソーダ
というとハーレーのイメージが
強いが、店内にはトライアンフ
もあったりする。
ピンクドラゴン店長の高橋誠一郎
さんも根っからのハーレー乗りで、
そのカスタムたるや展示物的な手
の加えようだ。
そのハーレーのタンクにはフライ
フィッシングの釣聖アイザック・
ウォルトンの箴言が原語で書かれ
ている。
「静寂なる事を学べ」
誠一郎さんは二輪の人であると
同時にバンブーロッドを愛する
フライフィッシャーでもある。
そして、真剣刀術家でもあり、
撞球師でもある。
フライマンは釣り師ではない。
一般的な釣りには興味は無い。
西洋式毛鉤で鱒族と親しむ事
のみを専らとする。
そして、フライマンの中でも、
バンブーを好んで使う種族は
フライアングラーの中でも特別
であり、稀有となる。
求めるコア部が、時代の流行には
絶対に左右されないという精神
的な立ち位置がブレないところ
にあるからだ。
 
ハーレーのイメージが強い誠一郎
さんだが、かつては2ストガンマ
にも乗っていた。
その誠一郎さんのチョイ乗りの
街の足はフランスの風、プジョー
のスピードファイト125だ。


足のいいやつ。
そして、渋谷原宿神宮前、街に
とてもよく似合う。


スティッフというよりソリッド

2022年02月23日 | open
 
半世紀以上前のキューというのは、
撞いてみると非常にソリッドだ。
腰がとても強い。
かといって、ただの硬い棒のよう
ではなく、反発力も充分にあって
玉離れが早く、入れが堅くて
キュー切れも鋭い。手玉は自在
にどこにでも運べる。打球音は
キン
コンと鳴る。接着剤の発達
していなかった時代にどうして
こういう物が作れるのだろう・・・。
メイプルの色は思いっきり赤い。
フォアアームなどは染めてないのに
経年変化でステインのようだし、
シャフトなどは欅のようだ。
ハギの紫、オレンジ、緑のベニアは
褪色している。
 
タイムトラベルをしてみて明確に
解った。
とにかく、シャフトが頗る良い。
重さは137グラムもある。
私が使うシャフトは125グラムの
シャフトが多いが、極細ロング
仕様のシャフトでも112グラムある。
130グラム超えはかなり重いが、
シャフトが太い訳ではない。
木目は重量には関係ない。重い材は
木の組織の密度が密なのだ。
その赤く硬く粘りあるメイプルの
良材のシャフトがとても良い。
分かっていたが、再確認した。
最新の科学的な解析で作られた
最新のハイテクシャフトが最良
ではない事を。最新=最良という
謳い文句は実は虚像である、とい
う事を。
時代の真実は時空を越える。
このストラディバリの棒の秘密は、
「削り」にあるだろう。

車窓から

2022年02月22日 | open

本日の富士山。

関ヶ原は雪にござった。




半世紀超え

2022年02月22日 | open


バートン・スペイン風味を味わい
ながらクリーム・ソーダを飲む日。
シカゴのデヴィジョンストリート
の醸し出す音を楽しみながら。
バートンとジョン・デイビスが
作り出した楽器が奏でる音と共に
私はテーブル周りでダンスする。

賞金1,200万円の対決 ~ナインボール~

2022年02月22日 | open

Efren Reyes vs Earl Strickland
$100,000 The Color of Money
Challenge Match Part 1 of 5


私は見逃さない。
選手紹介直後に、世界チャンピオン
エフレンが「お!このチャンネー!
いい女」という目線だった事を(笑)。



辛子高菜

2022年02月22日 | open


辛子高菜ち考えた奴、天才ばい。
最高!

教則本の嘘(再掲)

2022年02月22日 | open
 
スポーツの教則本は、基本的な
一番大切な所で間違った事が書
かれている
ことがあったりする
のですが、きょうはビリヤード
のオハナシです。


ほぼ100%のビリヤード教則本
は間違ったことを書いている
部分があります。

それは、撞球というのは「キュー
を真っ直ぐに出して撞く」という
のが基本中の
基本なのですが
(手玉に特殊な動きを求める
ためにわざと横に払ったり、

上から撞いたりするショット
もあるが、基本は水平)、その
際の説明部分が大抵は不完全なの
です。

<振り子の原理の誤りについて>
大概の教則本は「キューは地面
と水平に」と書いてあります。

これはいいのです。基本的な事を
ごく初心者に教えるにはキューは
できる限り床と
水平に保つとする
説明は間違いではない。

だが、次が問題なのです。
手玉と的球の重なり具合の厚み
を見て、キュー先で撞き出す
手玉の撞点(どうてん)
にタップ
を狙いすまして、そして撞く。

撞く前には撞点が狂ってないか、
厚みがずれていないか、キュー
出しのストロークが
ぶれていない
かなどを確かめるために、ゆっく
りとキューを前後に何度か振りま
す。

この撞く前の予備ストロークの
時に教則本は「肘から吊り下げた
振り子のように振る」
と必ず書い
てあるのです。「吊り下げた」は
正しいのですが、「振り子」と
いう表現が
大問題なのです。
さらにその振り方で「キューは
床と平行に」と教えようとして
いる。


人間の肘から下は伸びたり縮ん
だりするゴムではないのですか
ら、これはできません。物理的に
不可能。
振り子のようにキューを振った
ら、テイクバックの時はキュー
尻が上がり、撞き出しの
時も
キュー尻が上がってしまうの
です。
つまり上下方向に対して斜めに
キューを撞き出すことになります。
キュー出しの理想形は下図の
赤ラインです。
インパクトポイントは肘の真下
に拳が来る位置が基本ですが、
様々なショットによっては、あえ
てずらすこともあります。

肘を動かさずキューを水平にスト
ロークするためには、振り子の
ように振っては水平ストロークに
はなりません。

海外の動画サイトなどでも初心者
にストロークを教える動画など
このような誤った説明が多く
アップ
されています。

撞き出した時にこんなにキュー
尻が上がってしまっては、キュー
のシャフトはブリッジで固定
されているのですから、キュー
先は「水平」ではなく
狙った
エイミングポイントよりも下に
撞き出してしまうことになりま
す。

それなのに肘を固定して撞く
ように指導する。


下に撞き込むとどういう現象が
起きるのでしょうか。

それは、水平撞き出しと手玉の
同じ場所(撞点)にタップが
当たろうとも、
キューの延長線
上は下に向かっているので、実質
は下に対するスピンを
かけた事
になり、マッセと同じような
現象が起きるのです。


的玉との厚みが合っていれば、
これでも的球はポケットイン
します。

しかし、「ドローショット=
引き玉」になるので、手玉の
次のポジショニングは
引き玉
の軌跡で組み立てないとなら
なくなってくるのです。




さらにキューを立てた場合は
わずか1ミリでも撞点が左右
にずれると手玉にカーブ
が出
てしまう。これもショットが
マッセと同じになっているか
らです。

しかし、「床に水平に撞く」と
いうのは一般論(あくまでも
一般的なショット)としては
正しい
でしょう。
ではどうすればよいか。

それは、腕の回転する部分で
ある「肘」と「肩」を連動さ
せて、肘を動かすのです。

但し、同じ回転する関節でも、
肩の位置はそのままで肘の
位置は回転しながら前に
送り
出します。

さらに、キューの握り方(本当
は握らない)も大切で、ムンズ
と握り締めていては
キューも
利きませんし、振り子原理で
キューが上下に動くことになり
ます。
そのキューの上下運動を押さ
えて水平に撞き出すためには、
「手(掌と指)」を
使います。

具体的にはどういう使い方を
するかというと、テイクバック
の時に手の指は、指を揃えた
ジャンケンのパーというか握手
を差しだす時の手の
ような
(あるいは敬礼のような)状態
にして予備ストロークと同じ
軌道にキュー尻を持って行きます。

そして、撞き出す時には肘を
前に送るような感じにするの
です。キュー先で撞くのでは
なく、キュー尻を真っ直ぐに
手玉に当てるような心持ちで
キューを運びます。
力ではなく、しなやかに、手の
内を利かせて、キューの重みを
手玉に伝えてやる気持ちで切れ
よくスパンと撞きます。(繰り
返しますが力ではありません)


この画像のショットは、2番ボール
取り出しの後、3番と4番が重なっ
ていて、次に
入れる穴が限定され
ているため、「狙った通り」に
2番を入れながら手玉で3-4番

割りに行ってます。

そのため、通常の引き玉では弱い
ため、勢いのあるいわばマッセの
ような活力ある
手玉のスピン
ドローが欲しいので、やや意図的
にキューを立てて下に
撞き下ろす
ドローで手玉に強いバックスピン
をかけています。

そして、結果は狙った通りの角度
で3-4番に当てて取り出し易いよう
に割って
います。偶然に「割れた」
のではなく、狙った角度で手玉を
当てて「割って」いるのです。


(すごい色のラシャですね(笑)。
ただし、この店はこの台のラシャ
のみがシモニス860で
ラシャが
とても重くて玉走りが悪いため
キュー切れの差が出やすく、また
ポケットも渋めの
ため、この店で
は好んでこの台で撞いていました)


ビリヤードはキャロムビリヤー
ドもポケットビリヤードも
手玉を制御して自在に操る
のが
技術の中心コア部分です。
勿論、キャロムは手玉を的球と
先玉に当てること、ポケットや
スヌーカーは的球を穴に
落とす
ことは大前提で、そうした当た
り前のことの先に「手玉を次に
どこに持って行くか」
という
命題があり、その命題こそが
ビリヤード(キャロム、ポケッ
ト共に)の主軸となって
来る
のです。

勿論、的玉を入れながら手玉を
任意の場所に運ぶのは、台上の
玉をすべて取り切るためです。
ナインボールもテンボールも
ローテーションも14.1ラックも、
1キューですべてを取り切るの
が理想形です。

先玉に当てる、穴に入れるの
は当たり前。メインディッシュ
はその後に控えているのです。

でも、先玉に当てたり(キャロム)、
穴に入れたり(ポケット)は、
決して前菜ではなく、
メイン
ディッシュに限りなく近いもの
でもあるので、キャロムならば
当ててナンボ、ポケット
ならば
ポケットインさせてナンボの
世界でもあることも確かです。

ただし、A級クラスになるとめっ
たなことでイージーな玉は外
しません。SAやプロになると

もっと外さないし、極めてシ
ビアな玉撞きをします。
AとSAとプロは「ボウラード」
などをやると
点数はさして変
わりませんが、Aとプロでは
「玉の取り出し」、「テーブル
の支配の仕方」、
「手玉の制御
の仕方」がまるで違うことが
多いのです。

つまり、野球のプロ試験で50m
走、100m走、遠投、打撃に
おいて現役プロと同じような
記録が出せても、現役で
プロ
の世界で活躍している選手は、
基礎体力や技術ももちろん
優れてはいますが、「試合」
における「組み立て方」、
「敵軍攻略の仕方」、「作戦
の抽斗の多さ」「技術の発揮
のしどころ」がアマチュア
とはまるで違うのです。

プロはプロフェッショナルで
すから、プロとしての「戦う
ための奥深さ」を備えている
のです。

ただし、ビリヤードの場合、
プロ試験はボウラードで一定
得点が出せて、学科も受かれば
プロ試験は合格します。

しかし、問題はプロになって
からどうなのかであり、トー
ナメントプロは全国を回る試合
のツアー
で勝負の世界に入るの
ですから、やはり資格試験の
ようにプロ試験を受けただけ
ではない
のです。「選手」で
あることこそが本当のビリヤー
ドのプロといえるでしょう。
そして、本来はプロスポーツ
はその専門職のみで生活が成り
立つべきなのですが、ビリヤー
ドの場合はなかなかそのよう
な環境にはなっていません。


さて、ビリヤードの基本は
「水平に」「キュー先から
キュー尻まで」「真っ直ぐに」
撞き出すこと
です。基本は。
撞くためにはキュー先が移動
する「撞き代」が必要で、タップ
と手玉がヒットした後もキューを

前に出す気持ちで撞きます。
ゴルフや野球のスウィングと
同じ、日本刀の切り下ろしと

同じです。慣性力を伝えてやる
ためには当たったところで
ピタリとは止めない。

これをフォロースルーといいます。
ビリヤードの場合はテイクバッ
クからインパクト、そしてフォ
ロースルーが一連の動作の中で

淀みなく一直線に成される事が
大切です(意図的にスィープ=
掃くように払うショットもある。
これは横払いや上払いがある)。

そのためには「振り子理論」は
厳密には百害あって一理なし
といえるかも知れません。

<キュー切れについて>
手玉に活力ある動きをさせる事
を「キュー切れがよい」とか
「キューが利く」とかビリヤード
では表現します。
キャロムビリヤードのスリークッ
ションやアーティスティックでは
キューが切れなければ競技になり
ません。
また、ポケットにおいても、自在
に手玉を押したり引いたり、ある
いは横のスピンをかけたりしない
とならない場面が多くあります。
その際には、やはり「キュー切れ
よく」撞く必要があります。
手玉のド真ん中を撞くのは始め
たばかりのごく初心者のみの段
階で、手玉を自在にポジション
しようと思ったら、手玉の上下
左右の撞点を撞いて手玉にスピ
ンをかけて、的玉をポケット
した後に手玉を次の的玉を入れ
やすい場所まで移動させます。
これを連続してすべての玉を繋
いでいくのがポケットビリヤー
ドで、それをポジションプレー
と呼びます。
ポジションプレーのためには
手玉の制御が絶対に必要です。
自在に任意の場所に手玉を
持って行ける技術がないと全部
の玉をノーミスの1キューで取り
切ることができないからです。
対戦相手も全部取り切る腕と
気持ちを持っているのが常です
から、相手に一度もキューを
握らせないつもりで撞き抜く
事がベストです。

キューを切らすには、あまり
手玉の端っこを撞いてもキュー
は切れません。
ドローなどは下を撞けば撞く
ほどスピンがかかると思い
がちですが、実は若干(ほん
のわずか)キューを立てて、
手玉の真ん中寄りの下を突き
抜きます。その方がトルクが
乗ったショットとなり、キュー
が利くのです。
こうした特殊なショットの場合
は、キューは水平ではなく
「立てぎみ」に撞き出すように
します。
フォローショットの場合は、
下から上へ撞き上げるショット
はなかなか困難ですので、キュー
をできるだけ水平にして真ん中
寄りの上を撞くと端っこの上を
撞いた時よりもキューが切れます。
ただし、手玉が完全にラシャに
接地しているならば、押し玉に
限り最初の撞き出しの瞬間から
手玉は完全円周回転をします。
シュルシュルとスピンしながら
進むことは物理的に現象として
あり得ないということが実験から
明らかになっています。手玉が
一度止まったように見えて、
そこから一気に強烈な前進を
開始するのは、あれは実は手玉
が微妙にラシャから跳び上がって
空中で空転しているのです。
ただ、ドローの場合は接地して
いても逆回転の空転スピンがか
かります。不思議ですね。
このフォローショットが撞き出
した瞬間から完全円周回転をす
るという物理現象についても、
旧来のビリヤード教本は誤った
記述で「強烈な前進回転により
スピンしてそして前に進む」
というようなことをどの教本も
書いてあります。
しかし、これは近年のハイスピー
ドカメラによる実験で、物理現象
としてはそうなっていない事が
発見されました。押し玉に限っ
ては、手玉がラシャに接地して
いる限り、最初から手玉1回転分
で円周の距離を進むのです。車や
バイクのホイルスピンのように
ギュルギュルと止まって回転して
いるように見えるのは、実は
手玉がラシャを離れて空中で
空転しているだけだったことが
科学的に判明しているのです。
そのジャンプが撞いた瞬間に
は肉眼では視認できなかった
ので、フォローショットにおい
てもドローと同じように手玉が
ギュルギュルとその位置で回転
しているように今までは錯覚
していたのでしょう。
ただし、教則本のほぼすべてが、
重版を重ねても、その部分に
ついて訂正をしていません。

それと、「キュー切れ」という
のは、なにも手玉がギュイン
ギュインと台上を走って動き
まわるのが「キュー切れ」では
ありません。
手玉の移動距離が短くとも、狙っ
た通りにキュッ、キュッと生き
物のように手玉を動かして止める
という活力ある手玉の動きを
キューさばきによって実現する
ことを「キュー切れ」というの
です。
そういう意味ではパンチショ
ットで手玉を横に出す技術や、
「殺し玉」と呼ばれるしなやかな
下撞き逆回転が的球に当たる瞬間
に正回転になるために的玉に当た
った瞬間にストップショットに
なる撞き方も「キュー切れ」の
範疇にはいるといえるでしょう。
逆にキュー切れの悪い、キュー
を利かしていない玉というのは、
手玉がコロコロと慣性で転がって
自然に止まる玉で、意図的に
そういう撞き方をしたのでは
なく、常にそのような転がし
玉を撞くのは「キュー切れ」が
ほとんど無い撞球といえるで
しょう。

キュー切れよく、キューを利か
せて撞くと、押しのスピンで
平撞きなのにマッセのような
円弧軌道を描かせることも容易
にできます。エフレン・レイエス
がよく使う玉筋。
押しが利いているのでクッショ
ン側からはバックスピンとなる
ため、ピタリと狙うところに失速
させて止められるので、転がし
玉よりもある意味楽で確実な
取り出し方でもあるのです。

こちらはフォローの練習をして
いるようです。
キューが切れているので、手玉
の動きをよく見てください。

キューが良い音がしていますね。
この人のキューもフェルールは
象牙なのかもしれません。
注目してほしいのが、力を抜い
て、しなやかに撞いた時のほう
がキューが切れていることです。
良いショットと良くないショット
がどちらも動画に収まっています。

キューを真っ直ぐに水平に撞き
出すためには、肘を固定する
「振り子理論」は誤りだと断言
できます。
そして、事前ストロークも、場合
によっては必要がないこともあり
ます。
ただし、2~3回の事前ストロー
クでタイミングを計ったり、
キュー出し方向が合っているか
を確認するのはショットの正確
性を期すためには有効で、その
意味で一般的には事前ストローク
をすることを基本としているの
だといえるでしょう。
マッセなどの場合には何度も
事前ストロークしますよね。
あれは、それだけ「ミスが多い
ショット」だから、事前スト
ロークで何度も確認している
のです。勢いをつけるためでは
ありません。
それと、上級者は自分のリズム
を持っているので、毎回ほぼ
同じ事前ストロークでリズムを
刻みます。これはエフレン・レイ
エスの「スッスッスーッスッ、
スコーン」という彼独特のリズム
などがそうで、アール・ストリッ
クランドなどのプレーヤーたち
も自分独自のリズムを刻んで
からショットを繰り出しています。
もちろん、私にも私独自のリズム
と事前動作があります。

きょうは、「あまりビリヤードを
知らないけど、ちょびっとだけ
やったことがある」という人向け
のビリヤード四方山話でした。
私は上級者ではありませんが、
年季だけは入っているので(笑)。
ビリヤード、フライフィッシング、
オートバイ。教則本には嘘が多い
のが事実です。
嘘を嘘と見抜けるように真の実力
と眼力をつけましょう。

オマケ。
タコ踊りのダンスをするような
私のストローク前の妙な事前
動作(笑)。
でも、これは脱力させる為の
準備動作なのです。フンワリと。
 汚れ木綿の屋蓋(やね)のもと
 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
(by 中原中也)と。
世界グランプリはコンチネンタル
サーカスですが、ビリヤードも
サーカスのブランコなのです。
オートバイもビリヤードも腕は
脱力させて、たんたんタヌキの
ぶーらぶら。これ極意で奥義。




ダマン・フレール

2022年02月22日 | open


フランスのホテルの部屋にあった
ので持って帰ったティーパック
紅茶、めっちゃうまい。
国内でも手に入るみたいだ。
こりゃいい。
 
ダマン・フレール、ただものでは
ない。まじウマ。











唐辛子

2022年02月22日 | open


よい唐辛子売ってたので買って来た。
こりゃよさげ。

眼の色

2022年02月22日 | open


近所のプラ模型屋さんのニャンコ。
目が青いのよ。


ブルーアイズのにゃんタマの目は
とっても綺麗なのさー。宝石みたい。


美しいので、見てるおいらも目の
色変えちゃったよ(笑
てか、おいらは元々目が黒目じゃ
ないんだけどね。周りにジャー
マン
ブルーぽい外輪もうっすら
と入ってるし。
生まれは目黒なのによー。



最近の傾向 猫の全国分布

2022年02月22日 | open

にゃんタマを見せるニャンコ先生

昔は世間に茶トラが多かった。
いなかっぺ大将のニャンコ先生も
茶トラだし、ファッツなマイケル
も茶トラだった。
東京だけかも知れないが、茶トラ
あちこちにいた。

しかし!
最近トンと見ない。
そんな気しません?

てか、中国地区に異様に少ないの
かなあ。
東京には多くいた茶トラ、ほぼ見
ないだよ、中国地方。