先週の頭にツアーが終わって、10日ほど経ちました。あっという間ですねー。
こんな感じですぐ「あれから、10年が経ちました。」なんて言ってるんでしょうね。10年後、・・・僕は48歳ですか。ほほー、何しとるかなー(笑)。10年後の秋、皆さんは、お幾つで、どんな秋を過ごされてるんでしょうか。あ、トシは別に答えなくていいですよ(笑)。
期間は短いながらも、中身の濃い~リハ、そしてツアーだったこともあり、終わって数日は、なんだか身体のいたる所に力が入らなくなってしまい、自分で「使い終わった電池みたいだなぁ」なんて思って笑っていました。でも、皆で最後まで、全力で泳ぎきった自信と確信はありましたので、満足な気持ちの中で、心地よく揺蕩(たゆた)っていたんですけどね。
いまさらながらですけれど、ツアー中は沢山の応援をありがとうございました。そして、幾人かの方から、心のこもったお手紙、さらには素敵なプレゼントまで頂きました。お心遣い、本当にありがとうございました。
美味しく食べさせていただきます。ありがたく、飲ませていただきます。飾らせて、遊ばせて、着させて、読ませて、いただきます。ホント、チケットを取ったり会場まで来る交通費だけでも、結構なお金がかかることでしょうに・・・。ありがたいです。嬉しいです。是非また、会場でお会いしましょう。そして、一緒にめいっぱい、楽しみましょうね。
ツアー最終日前日、山口でのライブ一日目を終え、あとは最終日を残すだけとなった夜。僕らバンドメンバーとカズさん、石坂さん、現地のプロモーターさんで食事に行きました。アットホームな、普通の居酒屋さんでした。山口の街は夜が早いようで、あたりには既に人通りはほとんど無く、こちらのお店の、僕らが入って間も無くラストオーダー。慌ててゴクゴク飲んで(笑)、ムシャムシャ食べて、がしがしバカ話をして、さて帰ろうとした時。
「あちらのカウンターにいらっしゃるお客様が、『申し訳ないんですけど、出来ましたら、これをお願いできないでしょうか』と。」
先に会計に立ったプロモーターさんが、一枚の色紙を預かってきました。「どうやら今日、観にいらっしゃっていたお客さんのようですよ」と。僕らは、「全然構いませんけど。でも・・・、ここに居るのはバンドだけで、本人は居ないですよ(笑)。」と言って伝えてもらったんですが、「それでも、是非。」ということでした。
「じゃあ、すぐそこにいらっしゃることですし。せっかくですから、せめて直接お渡ししましょうよ」ということになり、直接ご挨拶をさせていただくことになりました。ファンの方とね、こういう風にお会いすることは、めったに、というか、まずありませんので、僕らも、なんか緊張したりして(笑)。そして間も無く、「お疲れのところ、すみません!」と恐縮しながら現れたファンの方というのは・・・、
とっても素敵なご夫婦でした。写真でお分かりのように、とびきり美人の奥様と、めちゃくちゃカッコいい旦那様。旦那様は僕と同じ歳だということでした。ガッシリと大きな手で「お疲れ様でした!嫁が大ファンなんです。これからも、よろしくお願いします。でも、僕もまた伺いますので、頑張ってください!」と握手してくれて。奥様は、終始ニコニコと控えめな様子で旦那様の横で、「すみません。ありがとうございます。今日はとっても楽しかったです。」と。つつましやかなご夫婦。僕ら全員が、とっても好感を持ちました。しかも、こんなに喜んでくれてね。・・・一緒にステージを作った僕らとしても、とてもありがたくもありました。それから何人かずつ、記念撮影会(笑)。
そして最後に、奥様がおっしゃった一言。「川村さん。ブログ、いつも拝見させてもらっております。」
くはぁっ!き、きたぁっ。
「あ、あ、ありがとうございまむむ。じ、じゃあ(←なんだ、このじゃあは(笑))、お二人の写真、と、撮らせてもらっていいですかかか。」そして、
「こ、今回のツアーの記念にですね、是非、ブログににに。」と、一応撮った写真を確認してもらって、「そんな、私たちなんてー」と遠慮なさるご夫婦でしたが、「まぁまぁ、これも何かのご縁ですかラララー」と、半ば無理やり了解を頂きました。ちょっと遅くなりましたが、・・・見て下さっているでしょうか。
お二人に「では、また会場でお会いしましょうね。」と、ご挨拶をして、僕らは先に店を出ました。すると、それまで全体の様子を見ていたカズさんが言いました。
「あーあ!いいなぁー!あんな夫婦、いいなぁー!旦那さんも、素敵だしー、奥さんもいい感じだしー。仲いいしーっ!いいな、いいなぁー!」
だ、大丈夫ですよ、カズさんなら(笑)。・・・ねぇ、皆さんもそう思いますよ、ね?
ほんと、風邪が流行っているようです。皆さんもごうかご自愛くださいますよう。僕はこれからに浸かって温まろうかと。・・・そして、ぷ、しようかと(笑)。
ではー。