昨夜、札幌に住む友人、高校の同級生のMちゃんから
「今から○○にライブを観に行くから、川村くんも是非おいでよ」
というメールをもらいました。僕の大好きなお店だし、行きたいのは山々でしたが・・・今から札幌・・・か(笑)。涙をのんで「僕の分まで、羽生ファン!」と返信しました。「楽しんでね」、という意味で「ハブファン(Have fun」)!」と打ったら、羽生ファン、と変換されのであります。まぁ、あまり関係ないんですけど、僕は将棋の世界では羽生善治名人のファンなので、「おお!これは面白い」と、そのまま送ったわけです。おそらく、Mちゃんには伝わらなかったことと思いますが(笑)。
お店に着いた彼女から、「船が来てるから、水兵さんが沢山で混んでいるよ。」と、写メールが送られてきました。
どうやら昨日室蘭に、アメリカの空母「キティーホーク」とイージス艦「フィッツジェラルド」が入港していたんですね。
これが、キティーホークです。空母は戦闘機やヘリコプターを載せて航行する船ですね。戦闘機などは飛べる距離が決まってますから、戦地のそばまで運んで飛ばしたりするわけです。
こちらが、フィッツジェラルド。イージス艦ってのは、簡単に言うとイージスシステムという、もの凄く強力なレーダーシステムを使ってですね、空母などへの敵からの攻撃をいち早く察知する、いわば軍艦を守る為の軍艦です。
これらが今、室蘭に(現実であることをリアルに感じて頂きたくて写真を載せました。この灰色の艦の存在を、身近に。)。
Mちゃんからのメールには、「イラクを攻撃した船だから、ちょっと複雑なんだけどね。」と書いてありました。うん、わかる。でもお店にはリラックスしたくて遊びに来てるんだし、「一人一人はいい奴らだろうから、仲良くしてあげてくださいな。羽生ファン。」と返しました。
映画「華氏911」、ご存知でしょうか。ご覧になってない方には、是非一度見ていただきたい映画なんです。そしてご覧になった後は、ご自分で感じて、判断していただければいいんですが、とにかく、是非全ての人に一度は観ておいていただきたい一本です。
あの9/11のテロって、イラク攻撃って、あのアメリカの戦争って、いったい何だったのか、非常に考えさせられる映画です。そんなに難しくはないです。アメリカでは公開当時、映画館で上映が終わって、スタンディング・オベーション、拍手が何十分も鳴り止まなかったということもあったそうです。とにかくいかに、僕達は何も知らないで生活しているか。知らせれていないで、生活させられているか。
この室蘭のニュースも、こちらのニュースではやってなかったような気がします。(北海道新聞の記事)。まぁ、今回の寄港は「友好目的」(アチラの発表では)、ということですから、ニュース性が低かったのかと思いますが、でもアルカイダの一派が札幌にも支部を持っている、なんていう物騒な話も、現実にあるんです。何が起こるか、わからないですよね。後から、「えー?何も知りませんでした」、じゃ。
それに今、テロ特措法で、日本もインド洋で給油活動をしてるわけですよね。ちなみに、僕はこれは「日本もテロとの戦争に参加している」と解釈しています。コンサートだって、実際に演奏してる人だけが、コンサートを作っているわけじゃないのと一緒です。ただ、国際責任という意味で、これはただただ「反対」と叫べばいいって問題ではない、と思って見ています。
戦争はお互い「やるぞ」と宣戦布告というものをします。今でも国際間で認められた「政治のひとつの手段」です。お互い、了解の上で武力で戦うのです。
テロとは、宣戦布告をしないで、不意打ち的に攻撃するものです。平和だと思って昼間普通に歩いていると、いきなり、後ろから刺されるようなものです。
戦争は絶対に避けるべきです。当たり前ですが日本も(できれば他の国も)、二度とするべきではない。「戦争しよう」といわれても、僕達は全力で断るべきです。でも、テロにはどうやって対処したらよいのでしょうか。これからの世界において、これは非常に、重要な問題です(あんな大規模なテロはかつて無かったのです)。
テロは起こってからでは、遅いのです。だからとにかく、何かして出来るだけ防いで(=防衛)、そして自衛しなくちゃいけません。それは一人一人の、各国の最低限の責任です。軍艦は守ってもらえても、僕らにイージス艦はついてないのです。
だからこそ、それに関わる情報は、常に僕達にオープンにしておいてもらって、そして僕達自身がいつもしっかり、それを見ていなくちゃいけないと思います。誰かの勝手な思惑で、最後に辛い思いをさせられるのは、絶対に僕達民間人ですからね(←そんなこんなで「華氏911」は是非みて欲しいんですよー)。
いっかーん(笑)。またしても長くなりましたし、時間もアレなのでまたー。
ではー。