雨の日って、朝起きるのがいつもよりも辛く感じませんか?
と言って、寝てられる日ならいいんですけどね、このところ、ちょっと仕事部屋での作業が続いておりまして、そういうわけにもいきません。
よしっ、がばしょ!
がばしょ・・・って何?って方もいらっしゃるかと思います。何のことは無い、「頑張りましょう!」の略です。僕もわりと最近知っ・・・いや、知ってましたよー、若者の流行り言葉でしょー、モチロンですよー、よゆーですよー、当たり前だのクラッカーですよー。
詳しくはまた改めてお知らせしますが、来月ある仕事の為に、大量の音作り作業をしております。初めて参加するアーティストさんなんでね、知らない曲資料がまとめてごそっと送られてきたんですね。リハーサルに入る前の、下準備というわけです。
☆以下、キーボーディストでもない限りはおそらく意味不明かもなんで、次の☆まで飛ばしてくださって結構です(笑)
まずそれぞれの曲で使われている音色を、聴きながら、一つ一つ書き起こしていくんですね。「パッド系のストリングス・・・、明るめのブラス・・・、PCM系のベル、あーここヒットっぽいのが入ってる。」「この曲はエレピメインで、太めのベルに、シンセブラス・・・」「で、次はアナログ系のリードに、オーバーハイムっぽいソフトな・・・れgくぁw背drfrgthyふじこlp」
書き出したら、今度はそれらを再現する為に、自分のキーボードでオリジナルに似せたり、時には自分なりにアレンジした音を作るわけなんですね。まぁ、絵の具を混ぜるようなもんです。
・・・えっとね、それにしてもけっこう一曲にでてくる音色が多くて(笑)。一曲あたり、5~7音色づつくらい作ってますかね。色んな音楽がありますが、これ相当、多い方です。それを出きるだけ効率よくアサインする(鍵盤上に振り分けるんです)ために、、実際にフレーズを弾きながら煮詰めて、それぞれの鍵盤にスプリットかけて(一台のキーボードの鍵盤を、「ここからここはベル、ここからここはブラス」、とか分けられるんです。10台くらい並べていいなら、しなくていいんですけど。実際無理ですからねー、・・・ここが無い頭の使いどころであります(笑)。
しかもそれぞれの音色はレイヤーを組んで作るわけです。「レイヤーを組む」って、いくつかの音色を重ねることなんですが(微妙に違う音色同士を何種類も混ぜたりして、目的に合った音色を作るんです)、この作業一つ一つが独立した料理みたいなものでして、微妙に味付けを変えたりってね。なかなか時間がかかるんですね。
☆・・・とまぁ(笑)、そんな感じで、あっという間に、時計の針がぐるぐる廻って、あっという間に、またこうして夜が来ます。
でも、音色作りって昔、高校に入った頃ですが、初めて買ったシンセが面白くて大ハマりして、「あーでもない、こーでもない、うわ、たのしー」って朝方までやってしまって、翌日学校行って辛いことになってました(笑)。
アレから随分時間が経ってますが、こうして何時間も熱中してやってると、ふと、その頃を思い出したりします。あーこれこれ、って。しかしなんたって、15歳の頃とやってることがまるっきり一緒っていうんですからね(笑)。
さて、雨の日の朝が辛いのは・・・
大昔の僕らの祖先は、雨が降ると仕事が出来なかったんじゃないですかね。外に出られなくて。
だからあれは、「雨の日はじっと身体を休めるのだ」という、僕らの身体に、DNAに、深く刻まれた太古の記憶のせいなんじゃないかと。
・・・どうでしょ。こんな説、どっかで聞いた事あるんですけど。言い訳?だめ(笑)?
あ、この写真は・・・たぶん、ニーレンベルギアっていうお花かと。開いてみないとわかりませんけど、今日はこうしてじっと雨の中、寝てました。やっぱり眠かったんじゃないですかね(笑)?
ではー。