ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




この僕もやってる手の形ね、日本では「メロイックサイン」(←最初、『メイロック』って打ち間違ってましたー。もーほんとすみません。ご指摘ありがというございました。ロックするヤギかよ、という・・・(笑))、って言うんですが、メタルサインとかって言うかな?(Wikipediaでは「コルナ」という見出しで出ています)

んー、別に言わないんですけど(笑)。

あ(笑)、ってのはー、「ねぇ、その手、何?何なの?」とか、わざわざ指摘したり、話したりしないって意味でして、メタルの話とかしたり、メタルを聞くと、ミュージシャンなら自然とこういう手をしてしまうというね。

 

・・・ほんとかなぁ(←なんだそれ(笑))。

 

あ、でも有名なところではWikiの説明にもありましたが、レインボーにいたロニー・ジェイムズ・ディオとか、オジーオズボーンがやってたイメージが強くて、自然と真似してたんですよね。

 

あ、・・・オジンオズボーンではないですよ

こないだ、学生と帰りに一緒になったので、「どこいくの?」って訊いたら、「ライブ行くんですよー」というので「誰の?」って行ったら「オジーオズボーンです」って言うものですから、

「えぇっ!来日してるの?」

って聞き返したら、

「え?来日?・・・オジンオズボーンって、日本人ですよ」

 

ってな会話があったりして。まぁ、わざと訊いたんですよ、わざと(笑)。

 

ちなみに、この学生さんはオジーの曲は残念ながら知りませんでした。超有名なカリスマ的ハードロック・アーティストなんですよ。

 

Mr.Crowryのイントロは、鍵盤弾きなら皆一度は弾くし(皆かどうかは、わかんないですけど、ハード系好きなら、たぶん、おそらく(笑))、あと CrazyTrainとかが有名です。この20秒くらいから出てくる有名なギターのリフ(テーマとなるようなフレーズね)なんですが、これと、聖飢○Ⅱさんの「蝋人○の館」のリフが似てるよね、ってのも有名で、よくスタジオなんかで誰かギタリストがCrazyTrainのリフを弾くと、「あー、それ、蝋○形の館でしょ」「だからー、ちがうっつーの!」という会話が定番です(笑)。

あと、僕が好きなのは、Bark At The Moonかなー。オジーのところはギタリストがよく変わるんですが(それがまた面白かった)、当時のギタリストがジェイク・E・リーっていう日系の人でね、そんな人が世界的なハードロックのカリスマのバンドにいるのが新鮮で、めちゃめちゃカッコよかったんですよ。

この曲のエンディングのところのフレーズなんて、今でもよくスタジオなんかで練習がてら弾いている人いますよ。僕、中学生の頃大好きでねー、この曲の入ったアルバムはLPで持ってます、「LP」で(笑)。26年も前に買ったってことですよねー。古い話ですねー。ちなみに、サビが「バッカッだもーん」って聴こえるのも有名です(笑)。

 

あー、なんでここで語ってるんだろ。これからまた長いのにー。あんまし興味のない方には、まるで興味のない話ですよね(笑)。

 

えっと、そういうことで、この手は(そうそう、その話だったですね)、メタルの象徴的なサインでして、決して

 

・・・影絵のキツネではないのですよ、というお話でした(笑)。

 

はい、そんなわけで、先日のブログ、「16分の2」でご紹介したその1に引き続きまして、LOUD PARK09二日目、ライブレポのその2が、本日リットーさんのサイトにアップされましたー。今回は、前回に引き続き4つのバンドのレポ・・・のはずなのですが、まぁなんと言いますか、読んでいただければ・・・(笑)。だってー、休み無く続くものでしてー

 

はい、今回も、文章だけはこちらでもー

 

『ヒートのあとはサブステージとなります、サンクチュアリ・ステージへ移動。
こちらは少し小さいだけでなく、ヴィジョンがありません。
なので、前の方で見るべしです。

さてさて、CROSSFAITH。日本のバンドとのことですが音楽的な予備知識は全くなしで観ることになりました。

まず、"ドラム上手っ"というのが第一印象でした。
2バスがものすごく速く、しかもタイトで心地良い。

音色は、刺さるよう鋭利なアタックを強調したいわゆる"デキデキ"な音作り。
粒が際立って聴こえてきます。ほかのメンバーもとても上手で、よく練習してるバンドなんだろうな、と思いました。

全体の出音もクリアで良かったし、一気に引き込まれました。
ひところのイヤーエイク・レーベルのアーティストを思い起こさせるような、"純然たる"デス、というかグラインドコアのような歪んだボイスにおいしいキメ満載の曲。
さらに面白いのは、デジタル・ストリングスなどを中心に、かなりのシンセのシ-ケンス・サウンドに彩られていたことです。

キーボードというわけではないのですが、(Vision/Prog)として輝という少年の名前があり、この少年のサウンド・センスが非常にバンドに貢献しているんだろうなー、という印象でした。

シーケンスの勢いがすごいんですよ。ちょっと妙な表現ですが"若さに満ち溢れたシーケンス"とでもいいましょうか。
ステージではこの輝くん、短めの髪を振り乱しながらの遠目にもよく目立つ猛烈なベッド・バンキング。
首が転げ落ちるのではないかと思ったくらいですが、あれ、やってるほうも気持ちいいんですよねー。
ライトがキラキラ目に入って、クラクラしてきて。
ただ、久しぶりにやると翌日筋肉痛で辛いですが。

最初に少年と言いましたが、・・・・・・本当に少年です。
なんといってもバンドの平均年齢19歳(!)。
僕の書いたメモには、
"爆風のようだ"

とありました。これからの活躍が期待されます。ってか、日本人、負けてないですよ、ほんと。

あと、MCも堂々としていてかっこ良かった!


時間的にCROSSFAITHと重なっていたので、途中からの参戦となりましたラザルスA.D.。
アメリカはウィンスコンシン出身のバンドです。

メタリカとかパンテラに憧れて始めたという正統派スラッシュ・メタル・バンドですね。
うーん、なんかさっき書いたことをひっくり返すようですが、パワーがすごい。
やっぱり外国人は身体がデカいですからねー。
ちょっと使い古された表現を使ってしまいますが、CROSSFAITHがカミソリなら、こちらはナタ、といったところ。
しかも、重たい大型のナタです。

しかし、そのナタの目つきがおかしいし、どうも見た感じ赤いので"さてはー"と思ったら、案の定、ステージ上でビールをグイグイいってました。

そして、MCでは"F×××in○○!"の連続。

何をそんなに怒ってるんだ!と思いつつも、でもまぁ、あれが普通なんだろうなぁ、とも。
スラッシュ(というかロック全般かな)ってこういう"怒り"は大切なエネルギー源ですもんね。

PAが割れてしまっていたのがちょっとだけ残念。
PAさんも、何かに怒っていたのか、はたまた・・・・・・赤かった、のか(まぁ、そんなことはないですよね)。

手元のメモには、

"ベースが聴こえない!"

とありました。
それだけギターが太かったということでもあるんですが(←上手だしルックスも○)、まぁ、スラッシュ系にはありがちの現象ですね。

ともあれ正統派ゆえ、こういうバンドはファンの支持を受け続けるんだろうな、と思いました。

王道っていいですね。
いいから王道なんですが。


お次、ヒブリア。
激ウマのバンド、ドラマティックな曲、ハイトーンでありつつも決して痛くない声と、嫌味でないビブラートが美しい歌が超カッコいいバンドなので見たかったのですが・・・・・・
ああ人間、本能にはかなわぬものでして・・・・・・どうしてもお腹が減ってしまって、会場で売っていたグリーン・カレーを食べながら遠くから漏れ聴こえてくる音を聴けたのみでした。

それでもカッコ良かったですけれども、次にチャンスがあったら、絶対に観たいバンドです。
ご存知ない方は「タイガーパンチ」だけでも聴いてみてくださいね。
 


そして、お腹が落ち着いたところで、再びサンクチュアリ・ステージにて行われた、わが日本発、GALNERYUSのライブへ走ります。

なんと、あの小野正利氏がボーカルとして正式参加した新生ガルネリ。
ポップス歌手としてでなく、ハードロックの歌い手としても評価の高い小野氏が、バンドに加入。これは絶対に外せません。

しかも実は個人的にも小野さんを存じ上げておりまして、数日前にも

小野:"実はラウドパークに出るんですよ"
川村:"えー!僕、取材兼ねて見に行きますよ!"
小野:"えーそうなのー!"

なんて会話があったりして。

しかし、とにかく小野氏のボーカルは、ガルネリ・サウンドにドンピシャでした。
コントロールされつくした完ペきなピッチと、独特の稀有な音色の甘いハイトーン。
いや、来年のツアーが楽しみですね。


 

そして3台のキーボードを下手に配した、YUHKIさんのキーボード・セット。
客席からその指先が見えるように横向きにセットされており、ガルネリ独特の細かいギターとのユニゾンやハモリを華麗に決めている姿が良く確認できました。

役割的には厚みををつけつつも、時にはツインギターのようでもあり、多彩な一面を観せてくれましたね。

打ち込みによるクラシカルなSEやFantom(たぶん)で奏でられたピアノも美しく、一番下にセットされたオルガンもバッキングのみならず、積極的に速弾きソロ・プレイにも使っていたのが印象的でした。

しかしやっぱりギターとオルガンのユニゾンには思わず胸が熱くなりますねー。
だって、好きなんですもん!

メモには、

"コブシを感じる!"

とありました。
いや、歌にコブシがあったわけではないんです。
ただ、なにか"和"を感じたんでスよね。
さすが日本のバンド!

(パート3へ続く)』

 

しかし、Kさん、どのページにも僕がいるっていう今回のレイアウト・・・なんか恥ずかしいでーす(笑)。

 

ではー。



---追記。---

レポのバンド数、前回が16分の2で、今回がプラス4つ。


2+4は


6。


こればっかりは、



絶対に、



6。



・・・うぅ、・・・小学校一年生の算数


いえ、グリーンカレーをひとつと数えたんです


・・・んなこたーないか


すみませんでしたー。でも、自分のバ○さ加減が面白いのと戒めで、タイトルはそのままにしときます(笑)。だから、次回は1引かなきゃね。めんどくさいねー(笑)。


ではー。



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