ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




起きたときになんとなく、「あれ?今日はまたさらに寒いんじゃないかな?」

とはうっすらと思ったんですが、さりとて、コートを着るにはまだ早いんじゃないの?

なーんて思ったんです。で、「いいや。いってみよ」と、ジャケットだけで外出しました。

 

・・・ものすごい、大航海

 

揺れる、揺れる

 

って、船でどこ行ったんだよ、っつー話ですよね(笑)。

 

じゃなくて、

 

ほんっと、大後悔でした

 

このブログをご覧になって下さっている方の中には、北国にお住まいの方もいらっしゃるわけですし、そちらからしたら「なに言ってんだ」と思われてるのは重々承知ですが、それでも、寒いの寒くないのって、そりゃもう、大騒ぎですよ(一人で、黙って)。雪が降ってもおかしくないんじゃないの、って真剣に思いました。

いや、薄着過ぎたって話はありますよね(笑)、周り見たら。もう皆さん普通にコートとか、ダウンジャケットでしたからね。さすがにね(←こんなではないけれど、でも軽快な格好でした)。

 

昔むかしのお話ですが、高校に入学して最初の年に、バンド仲間と初詣に行こうってことになって、大晦日の夜に原宿の明治神宮に行ったんです。「友達と迎える正月なんて、これは楽しそうだ」っていうんで、確かもう、夜の10時とかには待ち合わせたんだったと思います。

そして、元気にバカ話なんかをしつつ、電車に乗って、原宿へ。で、確か竹下通りを歩いたんですね。若いですからね、まだ寒さなんてへっちゃら。深夜、大晦日、バンド仲間と一緒。もう、楽しい方が勝っててね

そしたら、原宿には、すでに大勢の人がいて、明治神宮になんて全然入れないの。数百メートルも並んでて(表参道一杯ですから、横幅も数十メートル、という)、そのびっしりの人の群れは、ピクリとも動かないんですよ。巨大な満員電車みたいな感じに思えました。

でも仕方ないから、並ぶわけです。遥か彼方の明治神宮の入り口目指して。

ちなみに、明治神宮に入ったことはそれまでなく、まさか、入り口を入ってからもあんなにも長いものだとはそのときはまったく知りませんでした。

さて、何時間かかったでしょう。記憶は曖昧ですが、多分、数時間。もう、慣れない人ごみと、空腹と、疲れと、眠さと、・・・そして身にしみてきた寒さでへとへとになって、ようやくお参りを済ませ、「やばい、寒い。あと、とにかく、なにか食べよう」と、歩いてお隣の渋谷に向かったのです。

もうね、それなりに多少の夜更かしはしてても、普段夜中に寒い中出外を歩いたりはしてなかったですし、あの日は色々と辛くなってきちゃって、確か5人とかだったんですけど、みんな無口になってきちゃって。

そして渋谷について、ポケットを探りつつ、何か開いているお店を探しました。いくら渋谷とはいえ、さすがに今とは違ってまして、24時間のファストフードとかは無いし、しかも大晦日で、ほとんどのお店はお休みだったんです。あるのは、幾つかの喫茶店と、当時はまだ目に入らなかった商売熱心な飲み屋さんくらい。牛丼屋さんはあったけれど、何せ、寒いので、とりあえず少しでも温かいところに座りたい、という気持ちがあって、喫茶店にしよう、という話になったんです。

 

そしたら、どの喫茶店も「本日、正月メニューのみ。特別料金にて」とか書いてあって、コーヒーが一杯800円とかしたんです。ピラフとかカレーとか、そんなのまでつけると1500円とか、もっと、とか。

「・・・俺、そんなに持ってない」

って友達もいてね。となると、全員合わせても、

・・・足りないわけですよ(笑)。

例えあっても、とてもじゃないけれどそうおいそれと使える金額ではなく感じましたしね

 

「どーするよ」「うん」

 

って、みんな、ちょっと段々不機嫌になっちゃって(笑)。眠いし、寒いし、空腹だし

 

と、ここまで読まれて「家に帰ればいいじゃん。大晦日なら、電車あるでしょ」とお気づきになられたと思います。

 

でもね、覚えてるんですけど、

 

最初の計画では、

 

冬休みに入る前に、温かい教室で、皆で盛り上がって立てた計画では、

 

「夜中じゅう楽しく遊んで、みんなで朝帰りしようぜ!」

 

だったんです。親にも、そう言って出てね。その前の年までは「まだ中学生なんだから、ダメ」と、行きたかった友達との深夜の初詣は牽制されておりましたし、「よし、ようやく!」と意気込んでいたのもあって、個人的にも、なんだか帰りづらい。

 

でも、とにかく、寒い。足をバタバタさせても、寒い。風を避けようと建物の影に隠れても、寒い。でも、喫茶店は高い。壁のように高い。そもそも、

 

・・・なんという無計画さ(笑)。

 

で、「どうするよ?」「どうするったって」って、うだうだと、センター街の真ん中で、最後にはなんか半分ヤケ気味に話をした覚えがあります。

喫茶店に入っていく大人が羨ましかったなー(笑)。

 

これが、僕が覚えている一番最初の「強烈な寒さ。どうしようもない、寒さ」の記憶です。それ以前にはここまでの辛い寒さに対する印象がないんです。やっぱり子どもは風の子ということでしょうか(笑)。

 

で、結局?

 

 

ええ、

 

 

帰りました。

 

 

友達が、「なぁ、もう、帰んねー?」って言って「くれて」ね(笑)。

 

家が、ビックリするくらい温かく感じました。凄いなー、家って、って思いました。寒さをしのげる場所って、本当にありがたいものなんですよね

 

さて、明日はこちらでも書いておりました、「目黒ブルーズナイトVOL2」です。楽しみです

なんと、どどーんと、

 

・・・ノーリハーサルで、明日を迎えます

 

明日、会場で軽く音合わせをして、そのまま本番となります。どんなセッションになるでしょうか。かなりスリリングであります。でも、そのスリルもね、楽しみたいと思います。こういうのも、面白いですよね

 

参加される方、どうかお気をつけていらして下さいね。会場でお会いできるのを楽しみにしています

遠くから何か(応援のお気持ち、オーラ、など)を飛ばしてくださる方も、よろしくお願いします

 

今夜もまた寒くなってきました。が、明日はお天気の模様。熱く楽しく、そして濃厚な夜になることを期待して、今夜は、

 

・・・ビバ、ってか、バブ(笑)!濃厚炭酸湯

 

ではー。



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