今日は、「EXPERIENCE PRS in JAPAN 2012」のリハーサルがありました。
ありました…って普通に書くと、「あ、そうですか」という感じになるのかとは思いますが、
いやいや、いきなり山本恭司さんとのセッションから始まるリハーサル。
またしても、両手をべたべたにして、土器作りのろくろを、くるくると(←ろくろ……首)。
セッションというのは、通常のコンサートとは違って、
その場で決まって、その場でやる、という感じになることが多いんですね。
「どうも、初めまして。じゃあ、やろうか」的な(笑)。
とはいえ、出演者も多いですし、大きなイベントですから、全てをその場とも行かないので、
今日のように、事前に打ち合わせを兼ねた(簡単な?)リハーサルをすることもよくあるのです。
ですが、やはりセッション。
どういう風にやるのかは、今日、決まったわけです(で、もしかしたら明日、また変わるかも(笑))。
「イントロは、キーボードと二人で始めようか」
恭司さんが、こう仰いました。
「あ、はい」
「そうだな、ピンクフロイドみたいな感じで、ごわーっと」
「はい、ごわーっと、ですね」
……僕がピンクフロイドのファンだなんてことは、恭司さんは、おそらく知らないでの発言かと思います。
知っててよかった、ピンクフロイド(笑)。
で、一度演奏して、「はい、もういいね。じゃ明日よろしくねー」
リハーサル、正味6分ほどでした(←曲の長さね)。
記念に、写真撮ったりして、後はお茶を飲みながら(←お酒じゃなくてね(笑))、皆で、色々とお話しを。
こちらが、正味50分くらい(笑)。
右から、ベースの鮫島秀樹さん(元ツイスト、ハウンドドッグ他)、ドラムスのそうる透さん(たぶん日本一の仕事量のスタジオ&セッションドラマー)、ギターの山本恭司さん、キーボードの来年も餃子倶楽部会員。
そして、この大先輩たちの、さらに大先輩であります、御大・竹田和夫さん(こちらのWikipediaのページもご覧ください。本当に、日本のロックの草分け的存在の方です。)が、ご自宅のあるロスアンジェルスから、いらっしゃいました。
凄い方なのに、物腰の柔らかい、優しいオーラに包まれた方でした。(・・・が、泣く子もだまる伝説のスーパーギタリストであることは、ゆめゆめ、忘れてはいけません)
まずは恭司さんに残って頂いてのセッション。
曲は、“ブルース”ですよ。もう、決まりはそれだけ。
その場で
「キーは?」
「じゃあAでやりましょうか」
これで、決定。あとは何の打ち合わせもなく、曲が始まり、10分ほどの演奏が終了。
「いいね、じゃあ、明日よろしく。」
……ブルース、たいせつねー(笑)。
そして、恭司さんが抜けられて、また三人のセッション。
事前に「この曲をやろう」と通達されていた曲は、けっこう激しいジャズのスタンダードの曲でした。
これはこれで、また土器を大量に作って用意していたわけですが、
竹田さん
「あれ、やめて、曲、変えよう。」
「はいっ」
その場で、指示が出ます。
「ファンクで3コードで。キーはB♭で。」
「はいっ」
演奏。
終了。
休憩。
「あのさ、さっきの曲やめていい?こんな感じで、別なのやろう。キーはCm。」
「はいっ」
演奏。
終了。
「これがいいかな」
「どちらでもー」
「じゃ、一応、これで。明日、よろしくね。」
「はいっ、こちらこそー」
終了(笑)。
記念撮影。
そして、皆さんとお疲れ様をした後、僕だけ残って、明後日のKeri Pratherちゃんとの用意を。
今度は、Keriちゃんのアコースティック・ギターと歌と、僕のピアノ(&オルガン、エレピ)だけのセッション。
勿論、今日が初めましてだったのですが、とってもいい感じでリハーサルが進みました。
音楽は、誰にとっても、等しく、音楽。
そこに垣根はないですね。
しかし、Keriちゃん、17歳で、ギターでオリジナル作って、歌って、ギターソロまで自分で弾いちゃうんですからね、凄いですよ。
そして、普段の学校生活も英語だということで、さすが、英語の歌が上手なことといったら。
もう、ネイティブの外国人と、本物の洋楽をやっている気分(いや、そうなんですけれども)。気持ち良かったー。
明後日が、めちゃめちゃ楽しみです。
というわけで、まずは明日。
……実は、明日はまだほかにも2アーティスト(ゴダイゴ(!)の浅野孝巳さん、デヴィッド・リー・ロスバンド(!)のToshiHiketaさん)さんとのセッションもありますが、
こちらのリハーサルは、明日本番前のみ。さてさて、どうなるかー(笑)←笑い事ではないのですが……笑って楽しくやりましょう(笑)。
さ、もうすこし土器を作って寝よう(ラーメンの器か)。
ではー。