
どうもですー。
S足学園音大でのハモンド講義、無事に終了いたしましたー。
昨夜も、ついつい、「これも、これも」とCDを選んでいたりしてすっかり遅くなってしまったのですが、なんとも楽しい時間でした
。
高校生の時に、心の底から「うわわあぁ、この音、なんて気持ちいいんだ!」って、ドキドキしながら何度も何度も繰り返して聴いた、ハモンド・オルガンの音色。
「こんなに気持ちのいい音が、この世にあるのか!」
とまで、思ったんですよ。
子どものころ、ピアノが嫌いだった話は何度も書いていますが(今は超大好きですケンども(笑))、
改めて考えてみますと、高校生の時にハモンドの音色に出会っていなければ、
その後、こんなにも鍵盤楽器に対して憧れたり、シンパシーを感じることはなかったかもしれません。
勿論、シンセの音色(特にアナログシンセ)にも、同じように、……ほぼ餃子やラーメン並みに、「たまらない!たまらない!」という位好きなわけですが、
やはりまず、このハモンド・オルガンの音色に対する恋慕の気持ちが強くあったように思います。
恋慕。
うん、そうですね…。
ほんと、恋だったんだと思います。
今日も、講義の最後の5分くらいを使わせて頂いて、学生さんの前で僕のサイトを開いて、海月の写真を制作過程から見て頂いたんです。
「皆さんにも、大好きな憧れの楽器がきっとありますよね。まだの方は、是非それを見つけて、十年、二十年かかってもよいので、いつか、その“本物”を手にしてください。それを一つの目標に、頑張って下さい
」
ってお話しさせて頂いたんです。
僕自身、初めてその音に憧れた高校生の頃からしますと、25年以上経って、やっと本物を手に入れることができたのですから、
まだまだ、未来ある学生の皆さんには、いくらでもチャンスはあるわけです。
なんなら、もしかしたら2~3年で手に入るかもしれません。
……まあ、そこまで欲しいと思えば、ですけれどね
。
例えば、ハモンドなら……この200kg以上もある、古い楽器を(笑)。
木造の家だと、床が抜ける可能性もありますので、実際、そのあたりも要注意なんです。
二階に置いたハモンドが、床を突き破って一階に落ちた、なんて、冗談みたいですが、考えると恐ろしいですよ
。
……壊れちゃいますから、せっかくのハモンドが
。
そっちかよ(笑)。
えー、結局ね、選びに選んだCDたち、やっぱり、その十分の一も聴いてもらえなかったです。
お話も、帰りのクルマの中で、「しまった。あの話してないぞ。……う、あれもだ」と、次々に、し損ねたハモンドの話が浮かんできて、
思わず、じんわりと涙を浮かべた、という(ほんとか?)。
デモンストレーションにちょっと弾きましたが、もっと色々な奏法も聴いてもらいたかったなー。
リングモジュレーターも持っていけばよかった…。
ほんと、あと3回くらいはあっても良かったなー(そんなにマニアックな話に付き合ってくれるかな(笑)?)。
ってか、曲とか、じっくり聴くの考えたら、なんなら……通年の授業でもいいんじゃないかな(笑)。
「ハモンド・オルガン研究(実習・講義) 毎週〇曜日 120分
」
超マニアックな構造の話から、まつわる歴史的な逸話とか、毎回、著名なプレイヤーを一人ずつを(みっちり(笑))取り上げて、聴きまって、奏法なんかを研究する。
……うん、ジョン・ロードとかキース・エマーソンとかだと、三~四回に分けたりしないとダメだな。
時折、ゲスト・ミュージシャンなんかをお呼びしてね、ハモンド並べて、セッションもしたりして。
学生さんにも参加してもらってもいいですねえ。
課題は、ハモンドで曲を作りなさい、とか。いかにグリスをかっこよくキメられるかが、実技テストだったり(笑)。
うん、僕が、受けたい

(笑)。
学長さーん
。
……ともあれ、とっても楽しい時間でした。
参加して下さった大勢の学生の皆さん、どうもありがとうございました。
また、是非ー
。
ではー。