ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




なにげなく見たネットのニュース。

いやはや、ビックリ。

というか、ちょっと、目を疑いましたねえ

 

お読みになられた方もおられるかもしれませんが、

さ〇もと未〇さんという方が、とある出版社のネット版に投稿した文章が、事の発端になっているとのこと。

 

・さか〇とさんの文章全文はこちら

 

・伝える一般的なネットニュースはこちら

・乙武さんが批判したということで、ネット掲示板などでも話題に(こちらに記事多数)。

そして、

・NewsweekJapanでも解説されておりました(こちら)。

僕は、この冷泉彰彦(れいぜいあきひこ)さんという方の発言される内容の鋭さにはいつも感心しておりまして、とりわけ、アメリカのあの9.11のテロと、その後の世界の解説、分析は熱心に拝読し、勉強させて頂いておりました。が、まさか、今回のような(一個人のクレームについての)件で発言されているとは、これも最初はビックリでしたが、読ませて頂いてみましたら、……またしても、なんとも的確なご意見だと思えました。きっちり、まっとうな批判も入れてきているし、最後のオチ(まとめ、かな)に至っては「ごもっとも!」としか言いようがありませんでした。本当に、頭の良い方ですねえ。

 

この話は、人それぞれ、感じ方も、受け止め方も違うと思います。

皆さんは、どうお感じになり、どう思われたでしょうか。

 

僕は、冷泉さんほどの深い洞察力など持ち合わせておりませんので、分析する以前に、

さかも〇さんの文章に、感覚的な部分で、まず、「狂気=狂った気」を感じて、かなりゾクゾクしました。

これは内容だけでなく、言葉遣いの印象からも、です。

ちょっと、ホラーでもありました((笑)←……笑うしかない)。

もう、ただでさえ最近は寒いというのに。

 

 

作家として、また「上を向いて歩こう」などの作詞家の永六輔さんが著作「大往生」で広めたとされる、

「子供叱るな来た道だもの
年寄り笑うな行く道だもの」

という一節が、僕には、なんだかとても簡潔で、適切な考え方のような気がします。

 

しかし、先日の満員電車の話ではありませんが、皆さん、……ずいぶん殺伐としてますねえ。

そんなにイライラしてて、疲れないのかな

 

よろしかったら、緑ちゃん倶楽部へどうぞ。

一緒にピアノでも弾きましょうよ

 

ただし、

さか〇とさんは、ご入会、お断りですが(大丈夫、こないよ(笑))。

 

最後に、絶妙なアメリカン・ジョークとも言われていますが、実は実際にあったというお話を。

--------

50代とおぼしき妙齢の白人女性が機内で席につくと
彼女は自分の隣が黒人男性であるという事に気がついた
周囲にもわかる程に激怒した彼女はアテンダントを呼んだ。
 
 アテンダントが「どうなさいましたか?」と訊くと
「分からないの?」とその白人女性は言った。
「隣が黒人なのよ。彼の隣になんか座ってられないわ。席を替えて頂戴」
「お客様。落ち着いていただけますか」とアテンダント。
「当便はあいにく満席でございますが、今一度、空席があるかどうか、私調べて参ります」
 
 そう言って去ったアテンダントは、数分後に戻って来てこう言った。
「お客様、先ほど申し上げましたように、こちらのエコノミークラスは満席でございました。ただ、機長に確認したところ、ファーストクラスには空席があるとのことでございます」
 
 そして、女性客が何か言おうとする前に、アテンダントは次のように続けた。
「お察しとは存じますが、当社ではエコノミークラスからファーストクラスに席を替えるという事は通常行っておりません。しかしながら、或るお客様が不愉快なお客様の隣に座って道中を過ごさざるをえない、という事は
当社にとって恥ずべき事となると判断いたしますので、当然事情は変わって参ります」
 
 そして黒人男性に向かってアテンダントはこう言った。
「ということで、お客様、もしおさしつかえなければ、お手荷物をまとめていただけませんでしょうか?ファーストクラスのお席へご案内します」
 
 近くの乗客が、歓声をあげるのをその白人女性は呆然と眺めるだけであった。
 スタンディングオベーションを送る者もいた。
 
---------
 
 
ではー。
 


コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )




縁は異なもの」。

本当にそうだなあ、と思うことが、最近特に多くなったように思います。

昨日のお話しの続きなのですが、その留学生の彼の大変だった話を聞き、

僕が、「満員電車が苦手だったことも、ミュージシャンになりたい、と思ったきっかけの一つだったんだよ」(後は、「演奏で地方に行って、その土地土地の美味しいものが食べられること」も大きかったですねー(笑))、という話をしましたら、

「…日本でミュージシャンになる、これ、できることね。でも、香港では、『ミュージシャンになる』、(と)なかなか言えない。まわり、『えー』と、いいます。」

あちらでは、まだ職業としてのミュージシャンというものの認知度(普及度)が一般的ではないのだそうです。

本当に、本当にわずか、……一握りどころか、指一本に乗るくらいの少ない人が、どうにかやっとなれるもの、というイメージなんだそうです。

裏を返せば、「本当に音楽の才能に恵まれた人だけの仕事」という感じなのですね。(勿論、かつての日本も、そうでした。

 じゃあ今はどうなのか……という話は置いておきまして)

 

「そうかー。でも、こんな人になりたい!とか、こんな人と一緒に演奏できるようになりたい!っていう思いが強くあれば、僕は、どこでも大丈夫だと思うよ。」

と言い、

「香港では、どんな人が有名なのかな?〇君は、誰が好きなの?」

と訊きましたら、

 

「僕は、イーソン・チャンが好きです。イーソン・チャンは、本当に凄いアーティストです。」

 

「…あ、そうなんだー。へー、イーソン・チャンね……イーソン、いーそん………………ん、まてよ

 

僕は、スタジオのPCを立ち上げて、過去のブログ記事を検索しました。

 

僕は、2010年に、安全地帯さんで、香港に行ったことがあります。

……その時、「玉置さん、安全地帯さんの大ファン」という、あちらのとても有名な歌手の方と写真を撮ったんですよね。

……彼の名前が、もしかして……

 

と思って検索して、出てきたのが、こちらの2010年9月27日の記事。

いーそん。

 

記事を見せたましたら、

「わお!イーソンです!イーソン!うわー、これせんせー!」

と、記事と僕を見比べて、大興奮。

 

それから、玉置さんがキャンペーンであちらに行かれて、イーソンや他の国民的有名アーティストさんたちと、

「ワインレッドの心」や「I LOVE YOU からはじめよう」を歌っている動画を一緒に観たのです。

 

「わお!すごい!この曲好きね!」と、広東語で、楽しそうに一緒になって歌う彼。

日本語でも、歌っていました。

「安全地帯の曲、僕、全部、日本語、広東語で歌えます。香港では沢山の人、みんな歌えます」

とのこと。

本当に目をキラキラさせて、楽しそうに玉置さんやイーソンの歌に耳を傾け、一緒に歌っていました。

 

そして、「ふうー、ひさしぶりに広東語聞いた。」

というので、

「え。だって、iPhoneも持ってるし、パソコンもあるでしょう?YouTubeとかで、見ないの?」

と訊きますと、

「僕、留学生、日本語、勉強しなきゃですから、日本語の番組しか見ないようにしてます」

とのこと。そして、

「広東語、聞くと、懐かしくなってしまうから……」

と。

 

 

来年、彼が行っている音楽学校が春休みになったら、留学してから初めて、香港に帰るんだそうです。

 

「帰るまで、あと、94日ね!」

 

と、細かい日にちまで言う彼の目が、少し寂しそうでもありました。

 

「僕、ここにくる、川村さんに会う、ピアノ教えてもらう、わーお!帰り、うきうきね!」

「でも、学校は、難しい、僕、やりたいこと、教えてくれない。最近、僕、日本で、ちょっと僕、ダウン。」

 

若いんですから、壁はありますよ。

どんな道に進むにしても、一生懸命やろうとすればするほど、悩みも増えるものです。

 

でも、せっかくですから、頑張って欲しいです。

楽しみながら、頑張って欲しいです。

 

イーソンのあと、彼が香港で一番好きなバンドです、というアーティスト「Beyond」の曲を一緒に聞き、

僕が「こんな曲だったね」と、ピアノを弾いてあげると、

 

「わーお、海みたいねー!すごい、すごい!」

と大喜びしてくれたのです。

 

「僕、こんなふうに弾けるようになりますか」

「なるよ。だって、……僕が弾けるんだから、君にできないはずがない(笑)!」

と言いましたら、

彼は、ちょっと嬉しそうに頷いてくれました。

 

 

今日は、T京音大での6回目の講義でした。

ブルースの講義だったのですが、最後は、皆で、ブルース・セッション大会。

僕が「あ、先生も!」と、見学に来て下さっていた先生もお呼びしてしまって(笑)、学生さんも「わー」と大盛り上がり。

とっても楽しかったです。

 

講義でお喋りもいいのですが、やっぱりこうやって、一緒に演奏するのが、一番楽しいですねえ

 

 

写真の餃子は、その後、主任教授の先生と夕ご飯をご一緒させて頂いた時のものです。

学生さんと一緒に楽しく演奏できて、大好きな餃子を食べれて、今日も幸せな一日でした

 

ではー。



コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )