さて、いよいよ、アレを使って、アレを作る時です。
台湾から帰ってきたばかりではありますが、まずはコレをクリアにせねば。
香港式・海老卵飯。
先日、購入した中華醤油を使えば、いよいよ、あの味になるはず(少なくとも、近づくはず)。
(届いてすぐ、小手調べに、まずは普通に炒め物を作ってみましたが、上々でしたよ)
こちらのコメント欄にも、本場香港からもレシポの書き込みを頂戴いたしました。
とりあえず、香港(中華)醤油、砂糖、それから、コンソメを用意。
まずは、この三つを基本に、組み合わせてみることに。
以下、僕が行った手順をご紹介いたしましょう。
1.フライパンに香港醤油を、大さじで3杯くらい。この醤油は、濃厚で、少しトロリとしております。★味見→しょっぱい。
2.このままでは濃いので、倍くらいのお酒で薄めてみる。★味見→少し薄まったが、まだ、しょっぱいのと、コクが足りない。
3.水で溶いたコンソメを少し(大さじ1くらい)加えてみる。★→ちょっと濃くなった。
4.お砂糖を加えてみる。★味見→まだ、しょっぱい。
少量だったせいか、すぐにフライパンの醤油が煮立ちます。なので、煮詰まってしまうという。
4.もう少し、お砂糖を加えてみる。★味見→まだしょっぱい。
結構味が強いんだなー、と思い、
5.水で薄めてみる。煮立つ。★味見→しょっぱい。
6.お砂糖をけっこう大胆に加えてみる。小さじで5杯くらい入れてみる。★味見→まだまだ、とにかくしょっぱい。
7.結構な量の水とお酒で薄めてみる。最初の量からすると、物凄く増えてしまったので、半分以上を器に移して、残りに、また水と砂糖をを加えてみる。★味見→それでもしょっぱい。
8.少し泣きそうになる。
9.お砂糖を、さらに大さじに大盛りで2杯ほど入れてみる。煮立たせる。★味見→味見で舐めるだけで、頭が痛くなるくらい、しょっぱい。
10.また結構な量の水を加えて薄め、また半分を器に移し、フライパンの残りにお砂糖を、さらに大さじ2杯くらい加えてみる。「カラメルみたいになりそうだな」と思いながらも★味見→あまりにしょっぱくて、口に入れた途端に思わず目をつむってしまうほど。本当に、頭が痛い。
「香港醤油って、濃いんだなー。これは手強い・・・。無理かもしれん」
そうちょっと弱気になって、でも「負けないぞ」と、
11.また半分を器に移す。この時点で、器に移した醤油は、丼一杯ほどになっていた。最初は大さじ3杯の醤油が、丼になるほど薄めても、まだしょっぱいとは・・・・。とにかく、残りをまた水で倍くらいに薄めて、お砂糖を、さらに、大さじで
・・・と。
ちょっとまて。
これは、おかしい。
丼に一杯になった、もう余裕で50倍にも希釈されたであろう、それでもなお強烈にしょっぱい、黒い液体を見て、思う。
ムキになってやってるけど、さっきから、おかしすぎる。
手に持っている、瓶を見る。
もしや。
12.お砂糖を舐めてみる。★味見→
・・・
しょっぱい。
これ、・・・塩じゃねーか。
僕は、一生懸命、死海の海水を作っていたのでした。
(丼の中で、浮かべそうです。)
やり直し!
13.改めて、よく洗ったフライパンに(笑)、香港醤油を大さじ3杯、そして、お酒とお水、そこに、本物のお砂糖を大さじで1ほど。★味見→ほどよい甘さ。
なんだったんだよ、という(笑)。
14.コクが欲しいと思ったので、味の補正に、コンソメと、オイスターソースを小さじで1ほど。お砂糖も、もう少しだけ足してみる。★味見→ぱああ。
というわけで、出来上がりましたのが、今日の写真のものです。
万能ネギが無かったので、ニラで代用してみましたが、これは正解でした。餃子大好き男としては、ニラの風味は、さらに「よっしゃ」という感じで。
まあ、若干、ニラ玉みたいな感じにもなりましたけどね(笑)。
皆さん、今さらですが、お砂糖とお塩は、見た目は似てますが、味と出来上がりのベクトルが逆ですからね。どうか、お気をつけ下さいませ(皆さんは大丈夫ですよね)。
あー、アレ、思い出しても、頭が痛いです(笑)。
次は、レシピで教えて頂いた、氷砂糖で試してみたいですねー。
って、岩塩を入れたりして(笑)。
ではー。