怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

三遊亭円丈「落語家の通信簿」

2016-09-28 07:13:03 | 
先日、鈴木邦男のブログを読んでいたら、トップがこの本の紹介。鈴木邦男と三遊亭円丈というのは結び付くイメージがわかないのだが、二人とも快楽亭ブラックとは仲がいいみたいなので、意識はしていたのか…
三遊亭円丈というのは名古屋市瑞穂区は雁道の出身で、実家は商店街を上がった3丁目の大角写真館です。

同級生なども多くて、その縁で雁道七夕祭りに来たこともあり、テレビのリポーターで商店街を歩いたりしてうちの父親と一緒に写った写真もある。
そういう訳で親しみもあり、ひそかに応援もしているのですが、あまりテレビにも出ないし、正直に言えば円丈の新作落語はそれほど好きではない。
でもこの本は、落語家自身があまたの落語家の評価を実名でしているという稀有な本。落語マニアというのは世にたくさんいてそれこそ何の仕事をしているかわからないけど毎日のように寄席に通うなどして聞いている人もいる。そういう人が落語評論家などと称して数多の本を書いているのだが、彼らは当然ながら落語はできない。落語を生業としている人の書いた評論はまた違った観点があるのだが、業界人だからこそ狭い世界ではっきり点をつける通信簿を書いていいのかどうか、総スカンされる恐れも多々あり、結構勇気ある行為ですね。
ちなみに落語家は一門の人とか一緒に落語会をやる人以外の人の落語をあまり聞く機会はなくて、円丈自身はこの本を書くのに結構CDとかユーチューブを見聞きして改めて確認しています。
まあ、知っている人も知らない人もいて、円丈自身がもう70歳(この本を書くときは68歳)なので、どうしても世代的に上になりますけどね。
ところでこの本で円丈が絶対にかなわないと書かれた落語家は、圓生と志ん朝。圓生は円丈の師匠なので、そういうことなのでしょうが、やっぱり志ん朝か。志ん生の息子で36人抜きで真打昇進、まさに落語界のサラブレッドです。その芸もすごくて30代前半の志ん朝の高座を見たら客席全体が志ん朝ワールドになっていて、円丈自身が悔しいけど後にも先にも見たことがないと書いている。気配りのできるやさしかった志ん朝ですが、心の中には「志ん生の息子」「36人抜き真打昇進」の十字架を背負っていたのだろう。あんなにけいこする、そしてそれを人に見せないようにする落語家はいなかったとか。本当はもっと自由に新作落語でも語りたい時もあったかもしれないけれどサラブレッドには許されなかったんだよね。
関西ではなんといっても枝雀。でもあのオーバーアクションは古今亭圓菊をもとにしたとか。もっとも上方だからああいうオーバーアクションやって、なおかつそれをブラッシュアップして爆笑落語にできたんでしょうけど。東京落語から見ると枝雀の落語は受け入れられない。その枝雀も無類のけいこ好きで、頭もよくて記憶力抜群。ふつうに古典落語をやっても米朝直伝でうまい。円丈は例えるならスーパー志ん朝とさえ言っている。だけどうつを患てしまうことでわかるように枝雀も心に闇を抱えていたんですよね。本当に惜しい…
談志についても述べているのですが、談志はやっぱり天才なんです。人たらしで、会うとすっかり魅せられてしまう。宗教家とすると分かりやすいとか。強烈な魅力があるんだろう。弟子の立川談春が書いた「赤めだか」などは談春の見た談志論だし、談春はいつも談志という天才落語家がいた中で師匠のまねでないオリジナルな自分の落語はどうすればいいのか考えて古典落語のいまの境地に行きついている。でも「芸は砂の山」(これは師匠の圓生の言葉)でどんなに天才でもけいこしないで怠ければズルズル滑り落ちてしまう。談志と志ん朝を分けるのはそこなんかな。
談志の生き方やり方については辛口ですが家元立川流が真打昇進の基準をきちんとしたことについては評価しています。
新作落語については文枝の評価が高いですね。一緒にやってもウケが違うと正直です。まあ、総じて新作落語については点が甘いかも。
林家三平についても高い評価。でもあの芸はライブで見ないとわからない芸。CDではよさはわからない。となると同時代で見た人しかわからないだろうな~私はかろうじてテレビで見ていますが、落語というより漫談だったのですが、小学生にも面白かった記憶です。同時代を体験している人にはわかるのですが、CDとかビデオでしか見ていない人にはわからない。観客のドカンドカンという反応も含めての客席と一体になった面白さなんだよね。
まあ、こうはっきり書いていいのかということも含めていろいろな人が出てきますが、人生ここまでくると何を書いても怖くないのか。それだから面白く読むことができたんですけど…落語でもどこかに気づかないほどの毒があるとそれが薬味になるんです。まあ、この本は毒がすぐわかるほどいっぱいですけど。
円丈自身についていうと、この本に自分で書いているのですが、新作落語を作る創作力、構成力、観察力があり、芸の力もそこそこあるのですが、コセコセ仕事をするの嫌いな心の貴族。芸が好きでなくて噺のけいこも嫌い。人づきあいが下手でヨイショもできない。典型的な仕事が来ないタイプ。それなら落語家なんかしないで脚本家かなんかになればよかったかも。お笑い芸人でも「笑い」についてよく考えていて、芸人に対する批評も鋭いのですが、自分の芸は笑いがイマイチという人いますよね。
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9月24日瑞穂公園テニスコートは雨

2016-09-25 08:31:36 | テニス
秋の長雨が続くのですが、この日は朝起きると雲が多いながら晴れ
朝一番にヨイショからメール「おはようございます 先週はありがとうございました。今日は歯科受診します。良いお天気なのに残念です。」が来ました。そうなんです。先週はヨイショの執念で本当に雨の合間を縫ってテニスを強行したのでした。
ところがヨイショの祝福の言葉と裏腹に、雲がどんどん重く垂れこめてきて昼過ぎには雨に。
2時過ぎには結構激しく降ってきました。雲の動きを見てみると7時ごろまでは雲は切れそうもない。
仕方なくぼけっとテレビを見ているとヤッターマンからメール。どうやらヤッターマンは来週都合が悪いみたいで、そういえば先週も来れなかったので、今から行くとのこと。それならば行くか…テニスの支度をするのですが雨は一向に降りやまない。
結局ヤッターマンはバスに乗って名古屋まで来たのですが、雨が降っているのでそのまま引き返すことに。
でも皮肉なことに4時近くになると雲は低いのですが、雨は降りやみました。
とは言っても地面は濡れていて乾く雰囲気はなし。
やることもないので4時過ぎに図書館に行ったのですが、途中の神宮東公園のテニスコートでも誰もやっていない。

まあ、これだけフェース面が濡れているとボールもすぐ濡れて重たくなるし、テニスをやる雰囲気ではないでしょう。
16時30分からですが、この状況ならキャンセルしても怒られることはないはずです。
しかし、しかし、雨はこの後降ることなく5時ごろには晴れ間まで出てくる。
あ~無理すればできたかも。

それでもヤッターマン以外は誰もメールで問い合わせが来なかったので、雨をついて瑞穂公園テニスコートまでヤッターマンと行っても二人だけだったと思います。
ひょっとしてだれか行っていたでしょうか?
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「ミライの授業」瀧本哲史

2016-09-24 14:46:17 | 
これは14歳の中学生向けの瀧本版世界の偉人伝です。
これから未来を創る14歳に、世界を変えた偉人たちを紹介して、過去を学び未来を創る法則を学んでいきます。

法則1 世界を変えるたびは「違和感」からはじまる
法則2 冒険には「地図」が必要だ
法則3 一行の「ルール」が世界を変える
法則4 すべての冒険には「影の主役」がいる
法則5 ミライは「逆風」の向こうにある
この法則にしたがって19人の偉人たちの偉人たり得た転機を中心に記述されているのですが、知っているようで結構知らなかったことも多くて62歳の老人が読んでも面白いし、まだまだと気合が入る本です。
ちなみに瀧本さんがこの本を書くきっかけは、中学生たちに講演をした時に、終わって女子中学生が「いっちょやったるか」という気持ちになったと感想を話したことだそうです。ちょうど大人への入り口にさしかかった14歳にはまだ可塑性があり未来を切り開いていける、ここから旗を立てることができるはず、そんな熱い期待がこの本の記述にあふれています。
自動車を大量生産したフォードは時間の短縮こそ必要だと考え流れ作業による大量生産方式を導入しました。これからの世の中課題を解決する人はいくらでもいます。過去の常識にとらわれずに課題を発見することが大切なのです。
ナイチンゲールと言えばクルミア戦争で戦場で傷ついた将兵に献身的な看護を行い「白衣の天使」と言われたことが主な業績と思っていたのですが左にあらず。もちろん上流階級の出身で階級制度の厳しいイギリスで労働者階級の仕事の看護婦になって献身的な看護をしたことが有名にしたのですが、真の業績は戦地で兵士たちが劣悪な環境で感染症によって亡くなっていくということを統計的に明らかにし、棒グラフも円グラフも普及していなかった時代に「コウモリの翼」と呼ばれるグラフを独自に考案して誰にでもわかるようにビジュアル化しているのです。ここから衛生管理の重要性が認識され看護という仕事の再評価がされていくのです。まさに統計学者としてのナイチンゲールの業績が世界を変えていったのです。
う~ん、ナイチンゲールが統計学を取り込んだ衛生学の元祖とは、これは知りませんでした。
去年ノーベル賞を受賞した大村智も取り上げられています。この話はいろいろ取り上げられているので知っていますが、高校の定時制の教員から研究者に転身し留学しているのですが、彼の発想の素晴らしいのは、日本の研究者がアメリカに太刀打ちできないのは研究費、日本の大学は研究に使えるお金があまりにも乏しい、そこでアメリカでものちに「
大村方式」と呼ばれるようになる企業と手を組んで彼らにお金を出してもらうという契約を結ぶ方式を考えたことです。さらに研究の空白地帯を考え最初は動物用の薬を研究します。そこから人間にも効果がある「イベルメクチン」という薬が生まれ、2億人以上と言われる人を寄生虫病から救ったのです。東大などの象牙の塔とは無縁の世界から新しい方法で研究費を確保し、研究の空白地帯から仮説を立てて輝かしい業績を上げる。自らの旗を掲げて自分だけの地図を描いてきたのです。業績も疑わしく毀誉褒貶のある野口英世なんかよりもずっとお札の肖像にふさわしい人です。
今年のリオオリンピックでは日本柔道が大活躍でしたが、世界の選手層の厚さを見ていても世界各国で柔道が親しまれていることがわかります。では日本の数ある格闘技武術の中でなぜ柔道だけが世界標準になれたのでしょうか。それは加納治五郎が「ルール」を作ることで、マイナーな格闘技に過ぎなかった柔術を柔道に変え、世界に認めさせたのです。腕っぷしの強さで認めさせたわけではなく、ルールに従いより安全な、技の優劣を競う試合形式を確立したのです。
世界はたった一行のルールで変わる!
ちなみに囲碁将棋の「段位制度」の導入も加納の功績とか。
ファッションの世界では、孤児院育ちのシャネルが世界を変えています。シャネルはファッションを通じて「女性の自立」を、そして「自由」を表現したのです。19世紀までのファッションをすべて葬り去ったシャネルは「皆殺しの天使」と呼ばれたとか。新しい洋服をデザインしたのではなく「新しい女性像」をデザインしていったのです。
もう一人女性を。それは「ハリーポッター」の作者JKローリングです。シングルマザーで幼い娘を育てながら、仕事も収入もないぎりぎりの生活の中「ハリーポッターと賢者の石」を書きあげます。生活保護を受け、うつ病のカウンセリングを受けつつ神の啓示のごとく浮かんできたあの小説を書きあげていくのです。ここで力になったのが原稿を読んだ妹が夢中になってハリーの大ファンになったこと。でも日本だったらこういう人に生活保護を認めるのかちょっと不安となります。イギリスの懐は深いんですね。
でも書き上げた小説をいざ出版しようとすると、児童書としてはその分量が大きすぎてどこの出版社でも断られます。まあ、無名の作者の分厚い魔法使いの小説なんて読む前に断られますよね。12社に断られたのですが、ブルームベリーという会社がOKします。別に社長が才能に惚れ込んだわけではないのですが、社長の8歳になる娘が読んで、「これはほかのどんな本よりも面白いよ」と言ったから。8歳の娘が喜ぶなら間違いないかと契約を結んだそうですが、娘の感想でこの出版社は大もうけしたわけです。先入観にとらわれない妹と社長の娘の面白かったという感想が、世界的なベストセラーを生み出したのです。
世界を変えるのはいつの時代も新人であり世代交代が時代を変える。旧時代の常識というかヘドロというか垢ににどっぷりつかっている私ですが、世界を変える旅は「自分を変えること」からはじまるのであり.「賛成する人がほとんどいない、大切な真実を持ちたい」と今さらながら思うのです。まあ、遅いんでしょうけどね…
でもでも、この本にも出てくる伊能忠敬は50歳を過ぎて天空を見上げて旅に出ました。緒方貞子さんは60歳を過ぎて国際問題の最前線に飛び込んでいきました。
これから未来を切り開いいていく中学生はもちろんですが、少しくたびれてきた大人たちも読んで気合を入れてください。中学生向けということで文章は平易で読みやすい。もっと詳しく知りたいと思うのなら巻末の参考文献を読んでもいいでしょう。
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「日本経済黄金期前夜」長濱利廣

2016-09-22 07:53:23 | 
図書館で経済書のコーナーを見ていると何年にはこうなるという類の本が結構ある。賞味期限を過ぎているので誰も借りる人もいないのかいつ行ってもあるので題名を覚えてしまうほどだが、笑っちゃうというか悲しくなるというか現実は予想とまったく外れている。きっと著者も恥ずかしいから早く撤去してくれと思っているんではないだろうか。
この本は2014年に書いてあるのでその面ではまだ大丈夫。でも早くも外れているところもあるのですが…

2014年の日本経済の状況はバブル経済直前と酷似している。
具体的に言うと
・原油価格の暴落
・積極的な財政政策(プラザ合意後の内需拡大政策とアベノミクス第2の矢)
・歴史的大規模金融緩和(円高阻止への低金利政策)
・政府と日銀の蜜月関係
・政権与党の圧勝による長期政権(中曽根政権と安倍政権)
・構造改革(規制緩和と市場開放)
・株式市況の活況と大型民営化(NTT株上場と郵政株上場、GPIFによる株運用)
・数年後に控えた消費税の導入と税率引き上げ
う~ん、似ていると言えば似ている。でも構造改革はいまだこれといった成果は見えていないし、TPPはアメリカがふらついていて視界不良でどうなることやら。株式市況も腰折れ気味でGPIFによる株運用で支えているけどこの1~2年はGPIFが何兆という運用損を出している。
それでも東京オリンピックはあるので20年までは生きまっせということか。
消費税については2017年の税率2%引き上げを既定方針としているのですが、これはまさかの先送りで、著者としては消費税アップの影響で景気後退が長引いていると捉えているので、まあ、これはうれしい誤算なんでしょう。
ではどんどん景気は過熱してバブルにまで行くかというと、日本経済の現在置かれている状況、そして人口構造からして、バブルにはなりえない。日経平均2万円ぐらいでバブルというのはおこがましい。黄金期を迎えるんだということです。
今の原油安は当分続きそうですし、それによって8兆円余りのお金が日本経済にとってボーナスとなっている。産油国にとては大変なことかもしれませんが世界の先進国の大部分は石油消費国なので世界経済にとっても好影響を与えています。
本来ならば消費税増税の悪影響なのはこれで相殺できるはずなのに、それを生かし切っていない気もします。この原油安のボーナスが企業には及んでいてもなかなか一般消費者まで届いていないというところに問題があるのではないでしょうか?それならば消費財を上げるのではなくて原油安によってため込んでいる内部留保に課税して回収すればいいかも。なぜか税収を上げるには消費税しかないとなっているのですが、日本は貿易依存度も低く内需の消費が主体なので内需拡大したいなら法人税を下げるのはなんだかな~各種租税特別措置もあるので実効税率での国際比較はどうなっているのか見てみたいものです。たぶん著者とは根本的に立ち位置が違うところですね。
この本では楽観的予想だけではなくてリスク要因も上げてありますが、第1が消費税増税の時に景気が腰折れしていないかなのでこれは無事スルーしています。
2番目が安部政権が憲法改正にのめりこみ経済軽視になる危険性となっているが、経済界としては余計なことを考えないで経済第一にしてくださいということですね。これも消費税増税を先送りしているのでひとまずOKということでしょう。
プライマリーバランス黒字化に向けた社会保障改革がリスクになっていますが、著者にとっては今の財政状況は問題なしという立場なんでしょうか。逆に改革が何もされないと国債の信任を無くすリスクがあると言っていますがそれではどうすればいいのですかね。
海外要因のリスクとしてはアメリカの金融緩和終了、ヨーロッパの混乱(予想に反してイギリスはEU離脱してしまいました)、産油国の不安定化、中国の経済動向と挙げていますが、和あたしはこの中で中国の不良債務問題、バブル経済崩壊が一番のリスク要因と思っています。共産党独裁政権だからこそ今のところ抑え込んでいますが、2~3年先までうまく抑え込めるのか…
最後の章で2015~2016年で2020年以降の日本が決まるとしていますが、すでに2016年も後半に入りました。今のうちにアベノミクスの第3の矢、成長戦略をきちんとしないといけないとなっていますが、移民の受け入れについても岩盤規制の突破にしてもこれといったことはできていません。観光戦略は何とか機能していて訪日旅行客が2千万人は確実さらに4千万人を目指してとイケイケどんどんになっています。
そもそも安倍政権は甘言を弄すだけで痛みを伴う不人気な政策はすべて先送りしてまともに向き合っていません。原油安のボーナスを生かすこともできていません。2020年までは何とかよくてもオリンピック以降は著者の思い描くようにはいかないかな。
ひょっとすると2020年までが日本経済最後の黄金期だったりして。私は結論は似ていても今井澈のほうを信頼しています。
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9月19日鶴舞公園テニスコートD

2016-09-19 20:37:15 | テニス
このところ台風が何回も接近して秋雨前線も居座って雨の日が多い。9月の3連休もパッとしない天気の連続。
それでもいつでも準備を怠らないように、ボールがなくなってきたので、通販でダンロップのテニスボールを30缶購入しました。これで何時でもボールを補充できます。常在戦場。備えあれば患いなし。ちなみに楽天ポイントを使って13200円でしたので、これは基金から出しておきました。

今度みんなが来そうなときにでも持って行ってお配りします。
さて19日ですが、天気予報は雨。雲の動きを見ると午前中雲が切れる時もあるみたいですが、8時現在には結構降っている。9時ごろにはやんでいたのですが、コートも濡れているだろうし、まあ、これはテレビでも見てごろごろするかとコーヒーを飲みつつ寛いでいるとはげ親父からメール
ヨイショが一人コートで待っているとかで、え~、今から…それでも3連休ごろごろもなんだし、雨の降り間で1時間でもやるか。
みんなに10時30分めどに集合のメールを出してから、支度をして9時45分に家を出て金山へ。ちょうど来たところの10時6分の快速に乗って鶴舞公園テニスコートへ。
果たしてヨイショが一人コートで待っていました。
仕方がない?のでまずは二人で軽くショートラリーを始めます。
そのうちにはげ親父が登場。さすがにこの日は車で来ました。
あと一人が来ると試合ができるけど果たして来るのか?
私の予想ではテニス大好きのカバちゃんが来るのではと思っていたら、大正解。ちゃんとカバちゃんが来てくれました
これで打ち止めかと思ったら森の熊さんも登場。あとで確認したらちゃんとパソコンのメールに行くと返事がありました。
早速二人で乱打をやってもらいます。
最初は空いていたのですが、いつの間にか4面あるコートも全部埋まってきました。

とにかく5人になれば試合もちょっと楽に回せます。
それではじゃんけんして試合に。
じゃんけんしたら希望と違って1番に。ということは4試合連続ってこと
最初は森の熊さんと組んでカバちゃん、ヨイショ組とです。この試合は全部のゲームがサーブをブレークということで2:2の引き分け。まあこんなもんでしょう。
それにしても結構蒸し暑くて汗が体にじっとり。

おまけに蚊が飛びかって蚊取り線香で追い払うしかない。
あまり休むこともなく次の試合ははげ親父と組んで森の熊さん、カバちゃん組と対戦。この試合も一進一退で結局2:2の引き分け。
今度はヨイショと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦でしたが、これにはヨイショの厳しい叱咤激励を受けて何とか2:2に持ち込みました。でもこれで3試合連続なのでかなりバテバテに。森の熊さんに何回も狙われてしまい、感覚では捉えているはずなのにミスってしまい足を引っ張ってしまいました。
続けて私にとって最後の試合ということで、カバちゃんと組んでヨイショ、はげ親父組と対戦。この頃にはもうばねが切れていて一人でミスを重ねてしまいます。感覚的にはボールの抑えを効かせることができないでオーバーしてしまうということでしたか…
簡単に3ゲームを連取されてしまいましたが、最後のゲームは何とか奪取して完封負けだけは防げたという出来。
この時点で12時過ぎだったのですが、最後の1試合をどうぞというのにみんな遠慮して、ちょうど雨がぱらついてきたので撤収。
この日は一応敬老の日なので夜実家で宴会を予定していたので、このまま帰りました。
まあ、テニスができてよかった、よかった。
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「女子学生、渡辺京二に会いに行く」

2016-09-17 09:11:05 | 
このブログでも取り上げたことのある渡辺京二さん、熊本在住の在野の研究者と言っていいんでしょうか、「逝きし世の面影」は評判になっています。
そんな渡辺京二のところへ津田塾大学の三砂ちずる(「オニババ化する女たち)の著書があります)ゼミの女子学生が卒論の発表を兼ねて押しかけていきセッションを行います。
さすが津田塾大学、その卒論のレベルは高いのですが、それに加えて渡辺京二が縦横無尽というか博覧強記を披露しつつ思いがけない視点でしゃべくり倒しています。

この時点で渡辺京二齢80歳。若いころは結核で3年余り療養所に入っていたそうですしそう思うと大変なエネルギーだと思います。
まあ、こんなに好き勝手言っているんで老けないかも。
ここではたぶん出来のいい6人の発表者が発表しているのですがその問題意識と論理展開はなかなかのものです。卒業生3人の話しているんですけど3人とも大学院生なので問題意識の鋭い話です。それはそれでなかなかなのですが、たぶん自分たちの仲間内では絶対に出てこないような議論で、渡辺京二にうまく翻弄されているようになって、これはこれで面白い議論になっていました。
最後の章「無名に埋没せよ」で自分の人生を語りつつ総括的に話しているんですけど、これから大学を卒業して社会に出ていく彼女たちに「人の役に立つような人間になりなさい」というのは次の次の課題であって、人間生まれてきた以上まずは生きとおす責任があると説いています。自分が生きていくこと、これが一番大事で、この宇宙、この自然があなたに生きなさいと命じていると。
大体この人間の歴史に、いろいろな災いをもたらしたやつは、社会に役に立ってやろうと思ったやつが引き起こしてきたんでしょう。
よく自己実現などと言われるが、最初から自己などというのは実現されているんだ、大切なのはその実現されている自己を、自分のその性格を磨くこと。自己啓発などと言って自分が気が付かなかった自分に目覚めようなんて言われるけど、自分で気が付かなかった自分なんていやしないんだから。
いや~小気味いいですね。
人間は無限の素質があるなんて言うのは戦後の一つのイデオロギーで、100メートルを9秒で走るやつは奇形でピアニストは奇形!才能があってもてはやされるのはすべての人間に求められるはずはない!そんなのは虚栄の世界だと。
役人であれ企業人であれ、有能な人材として責任ある地位にどんどん上っていくことが自己実現なのか。そんな風に出世していくことは自分の大事なものを殺し、殺し、殺していくことが多いでしょう。すべての人が出世することができない以上幹部になる人しか自己実現できないことになる。自己実現なんて言うのはエリートのバイアスがかかった非常に過酷な要求なんだと。
人に惚れ込み、いろいろな人に出会えば、それぞれに人間は面白いんで、その面白さを感じ取っていく心の広さがあれば、それだけ人間は豊かになる。テレビに出なくたって無名の一生で構わないんだ、というかそれが基本。大多数の人は無名のままで、この世の中でずっと埋もれて一生を送ってきたけど、自分がすべきことを正直に、まじめに、うそ偽りなくやってきたんだ。その人たちの一生は哀れな一生ではないはずです。
そうは言っても才媛の津田塾を卒業しようとする人は、卒論でもわかるように知の世界、思想の世界に引き入れられてしまっている。こういう知の世界に一遍触れた以上これからも一生本を読んで勉強を持続していきなさい、とこれはある意味暖かいエールでもあり、厳しいはなむけの言葉です。
80歳の好き勝手に生きてきた爺さんのたわごとかもしれませんが、今さら金も名誉も求めていないでしょうから世のしがらみもなく、ある意味深い学識と経験が社会に媚びない小気味のいい言葉になっています。
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名証株式投資サマーセミナー2016に行ってきました。

2016-09-15 07:07:13 | Weblog
雨の降る中、中電ホールへ開催された「株式投資サマーセミナー」に行ってきました。

第一部は企業説明会でこの日は、大同メタル、ブラザー工業、中部電力の3社。実はこのうち大同メタルとブラザー工業の株は持っているので聞いてみる気になって申し込んだのです。
しかし、残念なことにそれなりに大きな企業ばかりなのでプレゼンターは社長ではなくて役員。企業はやっぱり社長の実力で業績が大きく左右されるのでこういう機会こそ社長の顔を見て人となりを知りたいのですけど…
最初は大同メタルで常務執行役員が説明。

大同メタルと言っても何を作っているのか知らない人が多いと思いますが独立系の軸受メーカー。

自動車用エンジン軸受、ターボ用軸受け、大型船舶エンジン軸受では世界トップシェアです。消費者としてはよく見えない製品だからか会社も地味ですし、説明もいたって実直で地味です。でも業績は順調で中期経営計画も達成できそう。予想ROEは11.4%はなかなかです。
次はブラザー工業。ここも常務執行役員が説明します。

実は小池社長は以前お会いしたこともあって、大柄の人で闊達な人の記憶なのですが、やっぱり出てこないか。
名前はよく知っているのですが、今や売り上げではプリンターなどが6割以上。産業用機械が13%以上。創業のミシンはほぼカラオケ(joysound)と同じくらいの7%ほど。まだ7%の売り上げがある方が驚きか…でもカラオケはあまり儲かっていないみたいですけど競争が激しいのかな。これからは産業用機械の売り上げを伸ばしていきたいみたいで、新規事業にも投資していき2018年で売り上げ7500億円、営業利益600億円、ROEは9%+αとか。成長領域、新規領域事業の成否にかかっていますが、自信はありそうでした。
最後は中部電力。ここは総務部長が説明。

企業説明会と言いつつ消費者向け電力自由化への対応の説明みたいでなんだかな~
説明では原子力についてほとんど触れなかったのですが、アンケートでは原子力発電への質問が2問あって心配なんだろうけどちょっと違和感があり。質問の時間もなくて原子力についてまずい質問が出ると嫌だったんではと勘ぐってしまう。
第2部の講演会は自称「相場の福の神」の藤本誠之氏。

以前にも聞いたことがあるのですが、とにかく声が大きくて、関西人のあくの強いしゃべくりです。
結構耳の痛いことをビシバシ言われて、ちょっと気を引き締めなくては。
・みんなが見ている情報は必ずチェック。株価は様々な情報で動くのです。株式投資するなら日経新聞ぐらいは読まなくては。
・ニュースから半歩先読み。株価はすべての情報を織り込んでいるのだが、すべて行き過ぎる。わからないことはとりあえず「売り」、下げは恐怖からくる。好材料が出ても織り込み済みなので寄り付きあがってもしばらくすると下がる。ここをせこく稼げば儲かる。
・トレンドに逆らってはいけない。25日移動平均線が上がっていれば買ってもいい、下がっているならストップ。
・保有株の売り場は買った理由がなくなった時。個人投資家で損している人は塩漬け株が多いのですが、買った理由がなくなったならすぐに売るべし。今は手数料も安いので上がるようならまた買えばいいだけ。でもこれが難しい。売らなければ損が顕在しないし、とかくいろいろ理由をつけて塩漬けにしてしまっている。結果優良株は利益確定して、下がったボロ株ばかり塩漬けにして保有している…その通りです。
・株式投資する場合誰と戦うかを考えろ。大型株は外国人・機関投資家と戦うことになる。中・小型株は個人投資家との戦い。外国人・機関投資家と戦って勝つのは難しい。まあ、小判鮫戦法というのはあるかもしれませんが。
・とにかく、考えてみて、工夫してみること。歴史は繰り返す、過去から学ぶ。わかっている未来から連想。
ところで最後に1銘柄だけ伸びると言っていましたが、それは「任天堂」。以前はハードを売りまくって7万円まで行ったのだが、今回ソフトを収益の柱にできるようになってきた。まだまだ伸びるとのご宣託。さあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦ですが。
ちなみに3社からはささやかな記念品がついていましたが、布きんにピルケースにエコバッグと本当にささやかでした。

さあ、損切りして塩漬け株を明日から売れるかどうか。それが…
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9月10日瑞穂公園テニスコートの後は飲みすぎかも

2016-09-13 18:31:25 | テニス
いつものしげすしへえみちゃんと一緒に到着すると、すでに先着組はビールを飲んで盛り上がっている。
ほどなく1059さんも到着して、こちとらも負けずにビール、ビールと駆けつけ3杯。
すでに向こうのテーブルではさんまの刺身に塩焼き(これはタケちゃんマンが生の青魚がぺけだから)を食べている。
それならばこちらもさんまの刺身を。

これはショウガ醤油ですね。
白身の刺身も出てきました。

写真でわかるでしょうか、この日の白身はヒラメです。
ビールを何本か飲んだらいつもながらの焼酎に。ほとんど残っていなかったとかですぐにもう1本下ろしてください。
何故か結構勢いがついてお替りを重ねます。
タケちゃんマンには申し訳ないですが青魚シリーズで鯵のたたきも。

こちらのテーブルにはえみちゃんとヨイショというだいぶ年季が入っていますが女性二人がいるので、ヨイショの好きなアナゴの白焼きを頼みましょう。

これはたれもいいのですが、塩にワサビで食べると美味しい。
目ざとく見つけて向こうのテーブルも頼みます。
焼酎はどんどん空いてしまい、さらにもう1本。止まらなくなってきました。
ここで森の熊さんの好きなげそのしょうゆ焼きを。
盛り上がって長尻になってきたのですが、タケちゃんマンは帰りのバスの時間があるので3千円を置いておいて途中退場。
タケちゃんマンが帰ったからという訳ではないのですが、ここで贅沢にも渡りカニを頼みます。1人前1400円という破格の注文です。注文するのに一応森の熊さんにお伺いをしてから、声をふるわせながら大将におもむろに注文します。

ちゃんと見が食べやすいように出してあるので、これはいい。酢にチョットつけて食べてもいいよね。
何時になく酔ってしまい、ここで記憶があいまいなのですが、焼酎が無くなったのでまた頼んだような気も…いやいや、2本だけだったかな…
〆にいつもながら鉄火巻きとバッテラ。実はさんま押し寿司といったような気もするんですが、出てきたのはいつものバッテラでした。

さすがにお勘定は少し高くて一人4千円。でも私がタケちゃんマンからいただいた3千円を勘定に入れてなかったみたいなので、そのうち500円はお返しします。
そこから歩いて帰ったのですが、家にたどり着いた記憶はあるのですが、途中の記憶はなし。何処かでトイレを使ったような気もするんですが、あれは路上だったかも…
倒れるようにソファーで寝てしまい、それでも夜中に風呂には入ったんですけど。
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9月10日瑞穂公園テニスコート

2016-09-12 20:20:12 | テニス
このところ天気がいまいちでしたが、この日は秋の長雨の中の晴れ間。朝からいい天気でした。
日差しがあって昼間は暑かったのですが、9月になると3時過ぎごろから暑さも和らいできます。
3時40分に家を出て歩いて4時30分前に瑞穂公園に。この日は3番コートです。
すでにタケチャンマン、ヤッターマン、森のくまさん、はげ親父、えみちゃん、ヨイショに1059さんとОBさんがいて盛況です。
順番に乱打をやって人数が多いので早めに試合に。
9人でじゃんけんをするとなかなか決まらないので最初にグーとピーに振り分けてからじゃんけんに。それでも結構決まらないというのはめんどくさいものです。
最初の試合はえみちゃんと組んで森のくまさん、ОBさん組と対戦。この試合はすべてのゲームがサービスブレークで結局2:2の引き分け。
まあ、最初はこんなもんでしょう。
日が陰ってくると気温も若干下がり、ちょうどビールを飲むには最適の頃合いに。暑すぎるとビールを飲んでも体がほてってもっと暑く感じるのですが、適当に風も吹いていて、これぐらいだと大丈夫。湿度も低いですしね。

ここで30分以上遅れてカバちゃんが登場。総勢10人となりました。
次の試合はタケチャンマンと組んで1059、はげ親父組と対戦。ところがタケチャンマンは早くも飲みに行くことに考えが飛んでいるのかどうも気乗りがしないショットでミスが続きます。そうするとこちらも影響を受けてミスってしまい、3ゲーム連取されます。これではいけないと何とか最後の1ゲームはとるのですが、1:3がやっと。まだまだだね。
試合中にコートサイドでビールを飲んでいた人たちが一斉に立ち上がって散っていくので何事かと思ったら、どうやらハチが現れたみたい。蜂の巣を刺激して一斉攻撃を受けたわけでなく迷い込んだハチみたいでしたが、それでも刺されたらヤバいので一斉に退避行動をとったようです。私も若かりし頃に1回刺されてすごく腫れた記憶があるのでこれはヤバい。
程なくどこかへ飛んで行ったみたいなので一安心。
代わりにと言っては何ですが、日は落ちて薄暗くなったと同時に蚊が活動開始。足元にぶんぶん飛んできて刺された人も出てきたので、蚊取り線香を炊きます。
蚊取り線香の煙を肴にビールがうまい~

このころにはナイターの照明に灯が灯ります。30分で170円電気代を取られているんでした。

次の試合はヨイショと組んでカバちゃん、1059組と対戦。カバちゃんの強烈なバックショットに苦しめられるのですが、そこは森の熊さんかヨイショかという人のいないところに打ついやらしいテニスで3:1の勝利でした。施設の熊さんに言わせるとこれがテニスの正論なんですけどね。
この日は人数が多くて6時30分までなので終わった人は早めに切り上げてしげすしへ行ってしまいます。
最後まで残った人でコート整備をして時間5分前に終了。
ОBさんは腰が痛いので検査をしたら腎臓に何やら脂肪の影があるとかで、この日はまっすぐ帰るとか。
カバちゃんは車なので当然帰ります。
ということで8人でしげすしに行きますというか、みんなどんどん先に行っているんですけど。
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「双日」株主説明会に行ってきました。

2016-09-10 07:12:31 | Weblog
9月9日の2時から名古屋観光ホテルで総合商社「双日」の会社説明会があったので行ってきました。

1時30分開場でしたのでほぼ開場時間に行ったのですが、やっぱり平日の午後ということで年配の人が多いですね。私も同類項か。
受付を済ませると控室で飲み物も出るというので早速行ってアイスコーヒーを1杯。
机の上には資料とともに水とコップ、ペンが並んでいたのですが、全部にsojitzのロゴ入り。特注品でしょうから、そんなことにお金をかけなくてもいいのにと思うのですが。ちなみにコースターはさすがにホテルのものでした。

今回は社長と4人の役員が登壇して説明します。5人のうち東大卒は一人、社長は長崎大卒で早稲田も慶応もいないというのは「双日」だからか。三井物産とか三菱商事ではちょっと色合いが違うだろうな…
会場は500人の予定で観光ホテルの3階の大広間をすべて使って、ほぼ満員。
ところで双日はニチメンと日商岩井が2003年合併して2004年に双日となったのですが、5人は全員日商岩井出身です。
さて説明会は社長さんのあいさつの後、それぞれの部門を4人の役員が説明。
一通り聞いた感想はちょっときれいごとすぎるかなという感じ。
業績見通しは順調で2017年3月期の純利益予想は400億円。中期経営計画の600億円はちょっと厳しいかもですが自動車関連、航空関連など注力分野を中心に3年間で3000億円の投融資を行い50億円の収益貢献を見込んでいる。
人材育成では女性の登用を増やしていく。
エネルギー関連の個別事業ではLNG事業、それに新たな取り組みのヘリウム事業、誘導加熱式被膜除去技術の紹介がありました。
どうもリスク要因とか課題、見直すべきものについては説明がほとんどなかったのですが、こううまくいくのかちょっと割り引いて考えないといけないかも。配当性向は25%と言っているので600億の利益なら1.5倍になるので配当も12円?
質疑応答ではさすが株主としていたってまじめなレベルの高い質問でした。まず社長が総括的に答えて詳細はそれぞれの担当役員が、最後にまた社長がまとめなんですが、さすが社長は縦横無尽という感じの分かりやすい答弁ですが、役員は面白みない建前の専守防衛!の答弁。まあ、ここで社長を差し置いて口八丁の答弁したら社長は気分悪くするだろうな。
主なものは
・株価対策は?同業他社と比べて見劣りしている。何らかの優待は考えていないのか?
→株価には満足していない。業績を上げていくしかない。自社株買いよりは投資したい。長期の大口株主にはないか考えないといけないかな…
*こういう時にやたら株主優待を言う人がいるが、株主優待はある種のごまかし。本来はそんな原資があるのなら配当を増やすべきでしょう。でも株価対策としては結構有効なんですけどね。
・太陽光発電は本当に儲かるの?
→これから収益を上げていく予定。*でもこれは本当?最近売電価格が下げられているしこれから設置は苦しいのでは?
・中期計画は達成可能か?収益源は?→厳しいけど何とか頑張る。M&Aも考えないと。
・アメリカの自動車販売はこれから下向きになるのでは?
・エリアとして中国をどう思うか?
*どちらもちょっと外したような答えだったと思うのですが、一人1問で2の矢はないのでここまで。
ここで4時を過ぎたので時間切れ終了。
値上がりしたら売ろうかと思っている双日株ですが、もうしばらくは様子見でしょうか。
最後にお土産の「釜石鮭三選」が配られました。

美味しそうでしたが、家に帰って調べたら1000円でした。
貰っておいてなんですけど、もう少し気張ったものを出してもいいんじゃない。
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