怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

3月23日24日東京旅行(続き)

2023-03-29 07:33:01 | Weblog
上野を出る頃にはまた細かい雨が降り出してきました。
大井町のホテルにチェックインしたのですが、旅行支援でポイントがもらえるので手続きしてくださいと言われて別のカウンターへ。
今回は2千円分のポイントがもらえるのですが、紙の券はなくてすべてスマホでやらなければいけない。一応LINEをやるためにスマホは持っていてもその機能の1割も使いこなせていないのが実情で、そんな難しいことを言われても困ってしまう。高齢者には無理ではというと係の美しいお姉さんがお手伝いしますので頑張ってやってくださいと言われて、僕頑張ります。
QRコードを読み込み住所氏名を打ち込んでショートメッセージで送られてくる番号を打ち込んでと、何回か教えてもらいながらなんとか2千円分ポイントゲット。ところでこれをちゃんと使えるのだろうか。
夕飯はこのホテルの入っているビルの2階の居酒屋にしたのですが、果たして会計の時にレジのお兄さんに聞きながらの支払いでした。どうも高齢者にやさしくないんだから。
翌日はコンビニでサンドイッチとコーヒーを買ってきて朝食。
ゆっくり9時30分にチェックアウト。
この日は豊洲市場に行くことに。大井町からりんかい線に乗って国際展示場へ。そこからユリカモメに乗り換えて豊洲市場前に。
降りると巨大な市場のビルが目の前にあります。

まずは仲卸市場等へ行きます。通路を歩いていると手前に日本家屋ふうの工事中の建物があるのですが、2023年オープンの「千客万来」という施設みたいです。
市場に行くまでは結構な距離を歩いて行かなくてはいけないのですが、仕入れに来た商店の人らしき人はもう帰るのかすれ違って駅の方へ。通路ではガイドさんに引き連れられた団体客もいます。

ここでも外国人が目立ちます。
建物の入り口にはターレが展示してあります。

巨大なまぐろの実物大模型も展示してあります。

3メートル近くあって本当にでかい。これで刺身何人前とれる?
ここからエレベータで3階にあがって魚がし横丁へ。

ここには70店舗ほどが出店していて、野菜に包丁から海苔、乾物、器などなど料理店に必要なものが何でもあります。でも何か買おうと思ってもプロ向けなので素人が安易に買うものではない。

野菜とか乾物は珍しいものがあるのだけどロットが大きい。基本プロ向けの売り場で通路をターレなどが走っているのですが、見学がてらの観光客も買うことが出来ます。でも一袋買うと家に帰ってからみんなに配らないといけない。
観光客向けにTシャツとか帽子を売っている店もあって一応ここへ来た記念におさかなマークのキャップを買いました。

この棟の入り口には「豊洲グルメ」がありいろいろな飲食店が入っている。とにかく寿司屋と天ぷら屋が多くて、11時前なのに店の前には結構行列が出来ているのだけど、同じ寿司屋で同じような形態で同じような料金(上寿司で4千円ぐらい)なのに行列が出来ている店とできていない店がある。やっぱり味が違う?
ここから今度は水産卸売棟へ。ここは5:30から6:30ならまぐろのせり売りを見ることが出来るだけどもうこの時刻では何もなくがらんとした空間があるだけ。

せり売りはともかくもう少し市場の活気を経験したければ早くに起きて出かけないとね。
でも市場はあくまでプロの職場なのでふわふわした観光客は邪魔にならないように遅めに行くのもエチケットかも。
帰りはユリカモメで豊洲へ出て地下鉄で銀座を経て東京駅に。
地下鉄の有楽町線の銀座1丁目は丸の内線の銀座駅と乗り換えなのですが、いったん改札を出て地上を歩いてほぼ一駅ほど歩いての乗り換え。こういう乗り換えは名古屋にはないですね。
東京駅はすごい人。平日の昼間でみんな何をしているのか。お昼を食べるのも店を探すのに右往左往したのですが、行列のない蕎麦屋で天ぷらそばに瓶ビールでやっと一息。
まだ時間があったので千疋屋でケーキセットを食べるってビール飲んだ後にかよ。

美味しかったですけどね。
帰りは安いツアーなので限定列車となりもう1本遅いのを希望したのですが14時発ののぞみしか取れなくて、ビールとつまみを買って帰ります。

生きも同様なのですが、帰りも富士山は雲に隠れていて、往復富士山が見えないのはなんか損した気分。
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3月23日24日東京旅行

2023-03-27 13:31:52 | Weblog
コロナ禍もようやく収まりつつあるようで、マスクも個人の判断となりました。テレビで見ると東京の喧騒はほぼ戻りつつあります。
この機会に久しぶりの東京旅行へ行くことに。

50+のフリープラン東京という格安ツアーを申し込んで、朝は名古屋11:06発ののぞみ。ゆっくりと家を10時過ぎに出て駅で駅弁を購入。いつも悩みに悩んで同じ様なものを選んでいるのですけど、今回は少し変えて「みそカツエビヒレ重」1000円にしました。

富士山でも見ながら食べようかと思ったのですが、生憎の天候で見えない。家を出る時には降っていなかったのですが、新幹線が動き出すと雨の中を突っ切ることになっていました。
でお味はというとエビフライは味噌に負けてしまって、衣もみそだれにしけった感じでエビフライの味が出ていない。ちょっとこれは失敗でした。
東京に着くと本格的な雨。
東京は丁度桜がほぼ満開で、いい機会なので東京の花見名所めぐりでもしようかと思っていたのですけど、この天候ではちょっと無理。
ではどうしようかとなると予約なしで半日室内で楽しめるところを考えると選択肢があまりない。それならば寄席でも行くか。
東京には常設寄席が4か所あるのですが、東京駅から一番近い上野鈴本演芸場に。ところが地図を見て近くに行くもたどり着かない。ここら辺りのはずとぐるぐる2周ぐらいして、何と表通りに面してありました。ビルの中にあって通りに看板がはみ出ていないので前まで行かないと分からない。


既に13時20分となり開演から1時間ほどたっているけど仕方ない。自販機で入場料3千円支払ってエレベータで3階へ。席は自由席なのですが、入りは定員3百名余で100名にも満たないぐらい。
入った時は漫才ロケット団で次は落語、桃月軒白酒に春風亭一之輔。白酒も一之輔も交代出演ですが、笑点メンバーにもなり人気ナンバーワンの一之輔の高座を見ることが出来たのはラッキー。
結構お歳の奇術を挟んで古今亭文菊で中入り。ちょっと引いてしまう女性二人組の漫才の後は柳家甚語楼に柳家権太楼、粋曲を挟んで柳家はん治がとり。白酒、一之輔、文菊、甚語楼は脂の乗り切ったころでテンポよく切れがいい語り口です。たっぷり落語を堪能しました。
16時には終わって、ラッキーなことに曇ってはいるけど雨は上がっていた。
それならば花見ができるだろうと不忍池から上野のお山へ。


さすが桜が満開の上野は雨が降っていたのにすごい人。外国人が多いのにはびっくりですが、それもアジア系よりも欧米系の方が多いくらい。この時期の日本に来たので桜のお花見をしなければ許さないからねというような気分で繰り出しているのでしょうか。上野ならアメ横もあるし観光には最適なのでしょうね。

雨が上がったばかりなのに待っていましたとばかりに早くもビニールシートを敷いて宴会をしている人たちもいる。
もっともこの後しばらくしてまた雨が降り始めたのですが、どうしたのでしょう。
テニスでもそうですけど一旦やり始めたら多少の雨が落ちてきても気にならないものですけどね。
一応一回りして上野の花見をしたので、この日のホテル「アワーズイン阪急」に行きます。


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北村薫「八月の六日間」

2023-03-24 21:57:50 | 
図書館で北村薫のまだ読んでいない本を見つけたので、早速借りてきました。

題名からは何か緊迫の6日間のサスペンスかと思たら、さにあらず。
出版社の編集部で副編集長を勤めているアラフォーの女性が主人公。
一緒に住んでいた男と別れ仕事一筋なのだが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえに心すり減らす日々。
そんな時後輩編集員から山歩きに誘われ、初めて参加したのだが、いつの間にか登山にはまることに。
それでも行く時はその性格ゆえに他の人に気を遣いたくないし気を遣われたくない、自分のペースで歩きたいのでもっぱら単独行。「孤高の人」です。
その山行きの日程が、時間を追って「9月の5日間」「2月の3日間」「10月の5日間」「5月の3日間」「8月の6日間」ですが、その間に仕事のことや分かれた男のことなどそれなりにごちゃごちゃしながら編集長になっています。
最初こそ初心者もハイキング気分で登れる滝子山にグループに行ったのですが、その後は結構ハードな登山コースが出てきます。
実は「グレートトラバース」が好きで、今、朝にBSでやっているので毎日見ているのですが、田中陽希はコースタイムの半分近くの時間で駆け抜けていくのですが、主人公はコースタイムより時間をかけて自分のペースであえぎあえぎ歩いています。それでも途中の風景とか様々な状態の山道、高山植物の素晴らしさ、山小屋の雰囲気、装備とか荷物の詰込みとかのシーンはこの本の中でも出て来て、文章で読むと映像とはまた違ったと言うか表しきれない情景が浮かんできて、こういうことだよねと納得できます。
本の最後には、この本で登っているのは比較的難度が高い山々なので登山初心者・未経験者は気軽に山登りしないようにと注意してあります。山道で単独行は捻挫したり動けなくなったりしたらそのまま大事故につながることもあるだけにもっと大きく書いてもいいぐらい。
とにかく最初の9月の5日間で早くもアルプス銀座を歩き燕岳、大天井岳さらにはあえぎながらも槍ヶ岳まで登っているのですから。アラフォーから始めて3年目での単独行の槍ヶ岳はちょっときついではないかなとは登山とは全く縁がない私の率直な感想。
会津の冬の雪中トレッキングツアーを挟んでしばしば休暇を都合してアルプスへ単独行登山。下界ですり減った心を山歩きで癒している。単独行の良さで同行者に合わせる必要なく自分の体の具合に相談しながら自由に予定を変更してもいいし、時には途中で断念してもいい。同調圧力に流されやすい世の中で自分の判断で自己決定できることも魅力なんでしょう。
街中を徘徊するぐらいの私から言うともう少し低い山をこまめに歩いて行くのでもいいのかと思うのですが、3000メートル級の山歩きの素晴らしさを知ったらやめられないのか。もう少し(大分か)若ければ先達を見つけて山歩きを始めてみようかとも思わせる本でした。
もう1冊は平松洋子の「パセリカレーの立ち話」dancyuに連載されている人気エッセイをまとめたもの。いつもの平松さんのエッセイで定番の面白さがあって安心して読めます。もっともレシピも書いてあるパセリカレーはあまり食指が動かないのですけど美味しいんでしょうか。食べず嫌いはよくないので一度は挑戦する価値はあるかも。
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3月21日東山公園テニスコートは雨。

2023-03-23 06:57:12 | テニス
朝から曇っているけど、一応予報ではこの日は夜から雨で、午後は何とかもちそう。
ところが午前中に雨雲の動きを見てみると14時ごろから15時は雨雲に覆われてしまう。なんてこった、パンナコッタ
それでも雲は薄いし、何とかなるだろうと希望的観測のもと支度をして13時30分に家を出て地下鉄西高蔵へ。
ところが家を出た途端に細かい雨がぽつぽつ。とりあえず駅まで歩いたのですが、道行く人も傘を差しだした。

まあ、敬老パスがあるのでひとまず八事日赤まで行って様子を見ようか。
LINEを見るとえみちゃんからは雨が降り出したので中止ですよねとのこと。
地下鉄で移動中にはげ親父から八事日赤に着いたら本降りになっているので無理とのLINE。
八事日赤で待っていたはげ親父と落ち合いこれは無理だと判断。

外へ出てみると確かに本降りになっています。
この日はえみちゃんの名義なのでえみちゃんに東山へ連絡するよう依頼。えみちゃんは平和公園で渋滞に巻き込まれていたので車の中から電話してくれました。
そう言えばこの日はお彼岸の中日でお墓参りの人が多い。加えてはかま姿の女子大生も多くて卒業式もあったのか。
急に予定がなくなったので、ここは敬老パスの強みで地下鉄で鶴舞まで行き桜の開花状況を調査。
新聞では咲始めでしたが、三分咲きぐらいかな。

驚いたことに雨の中木陰でビニールシートを敷いて宴会をしている一団もいました。ほとんどの人は傘をさして歩いているだけで中には缶ビールを片手の人もいましたが、さすがに宴会をしている人はそのグループしかいませんでしたけどね。
そこから基幹バスで帰り、実家へ寄って掃除をしてきました。図らずも敬老パスを活用した日となりました。
それにしてもせっかく抽選で当たっても雨という日が多くて、天気は意地悪です。
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3月19日瑞穂公園テニスコートの後は二人で

2023-03-22 21:05:48 | テニス
1059さんと二人でコートから山崎川沿いに歩いて新瑞橋まで来たのですが、まだ16時50分。
夕方の回転が17時からという店が多くて、鳥が苦手なはげ親父がいないので「鳥貴族」に行こうかとなったのですが、ここも17時開店で一生懸命「串打ち中」との表示。
店の前で待つくらいなら他の店にしようとフラフラ。そう言えば餃子の王将があったはずと行ってみると店が変わっていた。

「餃子の天翔」となっていたのですが、店の作りは一緒でカウンターが奥まで伸びている。
まあ、ここでいいかと一番奥の席に腰を下ろして、とりあえずの生ビール。

突き出しはないので、とりあえずの枝豆。

一応店名から餃子は頼まなくてはと餃子も忘れずに注文。

ここの餃子はかなりニンニクが効いていたみたいで、実は家に帰って翌朝寝室がニンニク臭いけど何を食べてきたのかとかみさんに詰問されてしまいました。
生ビールを飲みつつ他のつまみは何がいいかと迷いつつ、炙りチャーシューを注文。

ビールがなくなったので、いいちこをロックで。

1059さんはお酒を注文。最初に頼んだ銘柄がなくてよく分からない銘柄のものを冷で。

冷でも銚子で出てきました。
ここで1059さんが十二宝菜注文。これはほんとは八宝菜なんでしょうけど、うちは12種類の食材を入れとるじゃけんねという意味で十二宝菜と称しているんでしょうね。

出てきたものを箸でさばいてみると確かに12種類ぐらいの食材が入っているような。
と言ってもシーフードミックスに豚肉と野菜と言うことなんでしょうけど。
これを食べながらいいちこのロックをお替り。1059さんもお銚子をお替り。
コートから飲んでいるのでそこそこいい気持になってきました。
お勘定は一人2800円。
帰りは新瑞橋からバスで帰ることに。

都合よく5分ほどでバスが来たので神宮東公園まで。帰ったら我が家はまだ夕飯前で、そのまま暫しソファーで爆睡
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3月19日瑞穂公園テニスコート

2023-03-21 20:55:10 | テニス
高気圧のただなかに入りいい天気
この日は瑞穂公園テニスコートなので途中の山崎川の桜でも愛でていこうかと早めに出て歩いて行くことに。
山崎川の桜は一輪二輪咲いているのですがまだまだ咲き始めというところ。

3時20分には着いたのですが、既にはげ親父とタケちゃんマンがいました。5分前にはえみちゃんも来てこの日の9番コートに行くと1059さんも登場。
時間になるとちょっと見小野ヤスシさんも登場して早速ボレーとストロークに分かれて乱打を始めるのですが、暫くすると久しぶりのカバちゃんも登場。この日は7人でした。
コート横の桜も開花宣言したばかりの状況。

1輪2輪咲いていました。
暫く乱打をして一休みしてからじゃんけんして試合に。
最初の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んでかばちゃん、えみちゃん組と対戦。デュースの続く長いゲームの連続で疲れてしまいましたが、決め手を欠いて3ゲーム連取され、それでも最後のゲームをかろうじて取って、結果は1:3の負け。
試合の合間は、はげ親父、えみちゃん持参のビールで一息つきます。ビールは合計500缶3本でした。

きょうもゴチになりました。
続いての試合はえみちゃんと組んではげ親父、カバちゃん組と対戦。この試合でははげ親父がミスを重ねたのですが、それをかばちゃんがカバーして、こちらはえみちゃんと二人で肝心なところでミスを重ねて、0:4の完封負け。あれだけはげ親父がミスをしても負けるなんて…
合間には相変わらずビールを飲んで、タケちゃんマンは密かに持参した日本酒を飲んでいます。
長い試合が続いたので、16時10分過ぎになっていたのですが、次の試合は1059さんと組んでちょっと見小野ヤスシさん、タケちゃんマン組と対戦。どうもタケちゃんマンは日本酒がかなり効いたみたいで動きが悪くなっていました。そんなこんなで3ゲーム連取。16時25分になったのでここで時間切れ終了。
コート整備をして帰るのですが、この日はタケちゃんマンが持参の日本酒を飲みすぎたのか、これ以上飲むといけないと珍しく自制がかかり、飲みに行くことなく直帰することに。
私は夕飯はいらないと言ってあったので1059さんと二人で飲みに行きます。
地下鉄に乗って八事まで行くつもりだったのですが、1059さんの要望で山崎川沿いに新瑞橋まで歩いて行くことに。
桜はまだまだでも川沿いの桜並木の下、結構歩いている人がいます。
陸上競技場は工事中で工事フェンスの隙間から除くと今は更地になっています。

ラグビー場では試合があったみたいで、まだキッチンカーが停まっていて観戦帰りの人もいます。
川沿いに歩いて16時50分には新瑞橋に到着。
さて何処へ行こうか…
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エマニュエル・トッド「老人支配国家日本の危機」

2023-03-18 14:52:33 | 
非常に刺激的な題名ですが、内容もかなり刺激的です。

歴史人口学者にして家族人類学者のエマニュエル・トッド。
これまでソ連崩壊や米国発金融危機を予言し、トランプ大統領の誕生も予言していた。
その予言の背景には人口構造の推移や国際比較した家族関係の考察があり、説得力があります。
図書館で何気なく前説とでもいうような「日本の読者へ」を読んだらガツンと衝撃を受けて早速借りてきました。時間がない人は図書館なり本屋で見かけたら最初の16ページほどですけど、そこだけでも立ち読みしてください。
今盛んに話題になっている日本の少子化については「直系家族(長子相続)の病」としています。直系家族は「世代間継承」「技術・資本の蓄積」「教育水準の高さ」「勤勉さ」「社会的規律」を重視していてそれが強みになっているのですが、その完璧さが子育てや介護に家族の過重な負担を課して非婚化や少子化をもたらし家族を消滅に導いている。今までの成功をもたらした長所が「少子化」に対する桎梏になっているとすると解決策として単に公的扶助を増やして家族の負担を軽減するだけでいいのか、家族の意識の変革も並行として必要なんでしょう。
この本で貫かれているのはトッドのグローバル資本主義が跳梁する自由貿易体制に対する危機感と反発でしょうか。この点についてはいろいろな論客が発言しているのですが、資本の論理が国境を越えていく中で格差が拡大して差別と分断が国民国家を内部から崩壊させていく姿が見えているのでしょうか。
目次を見ると見出しを見るだけで非常に刺激的な内容が見えきます。
コロナで犠牲になったのは誰か、統計を見ると経済統計はうそをついても人口統計はうそをつかない。死亡率を見てみるとグローバリズムの進んだ国ほど死亡率が高い。新型コロナは生産力だけでない社会の在り様をあぶりだしています。因みに生産力は長い目で見れば「次世代の子どもを産み育てる力」に現れるであり、その面では日本の少子化は日本の将来の国力のためには安全保障政策以上の最優先課題!!
ところで少子化対策の一つとして移民政策があるのですが、受け入れ政策の基本的スタンスとして「多文化主義(隔離政策)」と「同化主義」のどちらかを取らなければいけない。ドイツ、イギリスは「移民を無理に統合させようとせず彼らの自主性任せるという多文化主義を取ったのですが、結局上手く行かなかった。同化主義を採用したのはフランスだが、イスラム系移民への不寛容な態度が問題を起こしているのだが、寛容で柔軟な同化政策こそが成功すると。それでも受け入れに際しては非熟練労働者だけでなく職業レベルや教育レベルの高い外国人を受け入れ、出身国を特定の国に集中させないようにしなけてはいけない。日本文化は素晴らしいものであり自信をもって外国人に寛容に接すれば「同化」は成功するはず。
日本は核兵器を持つべきだと言われるとそれだけで拒絶する人が多いのですが、日本はアメリカの核の傘で守られているというのはフィクションという。核兵器は極大のリスクを伴っているので相手が米国本土を狙う能力を持っている以上、自国防衛以外のために使うことはあり得ない。中国だけでなく北朝鮮も核保有国になった以上、東アジア世界の均衡と安定と平和をもたらすには核を保有することを検討すべき。核兵器は相互壊滅の可能性がある以上恐怖の均衡をもたらし戦争を不可能にするものになっている。と言うことはロシアはウクライナ侵攻で戦況が不利になってもブラフを言うだけで実際には核兵器は使えないと言うこと…理性的にはそうでしょうけど戦争はしばしば不合理が優先することもあるだけに、簡単に割り切れるのか。ウクライナで限定的に戦術核が使われる可能性はあり得ると思うのですが。
ところでトッドはトランプ当選を予言し、なおかつ再選を支持していた。トッド自身はトランプは下品で粗野なばかげた人物であり人として許容できないと言っているのですが、トランプ政権によってなされた政策転換が今後30年の米国の在り方を方向づけると言っている。すなわち「保護主義」「孤立主義」「中国との対峙」「欧州からの離脱」というトランプが敷いた路線が今後の英国のとって無視しえないものであり、その意味では「トランプは歴史的な大統領」だと。民主党は「アンチ」というネガティブな形でしか自己定義できずに人種問題に特化した政策しかなかったが、本来ならば経済を問題にしなければいけなかったのにできなかった。そうなるとバイデンの後はトランプのように下品で粗野なとことのないより洗練された賢いトランプ主義が勝利する?民主党が「保護主義」「国内産業の重視」「国境管理の重視」を特にインフラ重視をして経済を復活させることが出来るのかがかぎになるのか?
ところで中国について言うと長期的には人口減少を迎え合計特殊出生率1.3という急速な少子高齢化が進んでいる状況では中国が米国を凌ぐ大国になり世界の覇権を握ることはあり得ないと断言している。中国は、一人っ子政策の影響で出生時の男女比が異常値であり将来の人口構成に大きなゆがみをもたらすのは必至。人口減をその人口規模の巨大さから他国からの移民で補うことは不可能で、しかも中国の人口統計がどこまで信用できるかという問題まである。人口統計は政治の動きや経済統計以上に社会の根底にある動きをとらえているのだが、人口統計自体が信頼できないとは。
最後の2章は磯田道史、本郷和人との対談で日本の家族制度について論じている。日本の歴史人口学の創始者である速水融氏へのリスペクトがあふれているのですが、直系家族、天皇などについて興味深い対談となっています。
新書本250ページ余りで読みごたえがあって、とてもここに書ききれなかったのですが、興味がある人は是非読んでみてください。最初に書いたように「日本の読者へ」の16ページだけでも読んで損はないと思います。
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3月12日熱田神宮公園テニスコートの後は4人で

2023-03-15 20:41:47 | テニス
早めに終わったのですが、1059さん,タケちゃんマン、森の熊さんと4人でおやじダイニングしょうぶに行くことに。
でも17時開店なのであまり早く行っても開店前では入れないといけないのでボチボチ行くことに。
17時少し前に着いたのですが、ドアは開いていてすぐに席につけました。
とりあえずタケちゃんマンはハイボール、森の熊さんは生ビール、私と1059さんはコートでビールを飲んできたこともあって日本酒に。
ところが日本酒は頼んだ2種類が品切れとかで辛口でお勧めのものをお願いしました。

会津のお酒みたいですが、銘柄名を知らないお酒でしたが、美味しい。

料理はまずタケちゃんマンがカキフライ、普通は3個ですが、4個にしてもらいました。

野菜ものも欲しいところで、私がおやじサラダを注文。

これはいわゆる海鮮サラダですね。
森の熊さんが烏賊のフリッターを。

1059さんは蓮根のはさみ揚げ

どうも一人ぐらいの森の熊さんは家で揚げ物はやったことがないと言うし、タケちゃんマンも家では出ないので外では.揚げ物を食べるとのこと。一人とか二人だけでは揚げ物すると油の後処理をするのが面倒で手間だと言うことみたいです。
ここでみんなお酒にして追加をします。だんだん勢いがついて結局お酒は2合徳利で3本。
さらに揚げ物を追加するのですけど、写真を見ても料理名は覚えていない。

私が自家製クリームチーズを頼んですが、実はこれは最初の頃に頼んだのですが、なかなか出てこなくて催促してやっと出てきました。

でもこれが何で時間かかるのか。厨房で忘れられていたとしか考えられない。でもこれ美味しいんですよね。スプーンも皿もなめてみたい心境でした。
ここらで最後の〆で瓶ビールを。

1本では済まないのでもう1本。
最後の最後にチャーハンをとなったのですが、3種類あってどうするか。キムチチャーハンをパスして高菜チャーハンとシラスネギチャーハンを1人前づつに。

ところが高菜チャーハンはやたらと辛い。さすがの1059さんも食いあぐねて高菜はこんなに辛いのか。

シラスネギチャーハンは普通に美味しかったんですけどね。
お勘定は13870円。

一人3500円でおつりの130円は基金に入れておきました。
家に帰るとまだ19時前。家族は今からちょうど夕飯のところでしたけど、さすがにもう何も入らない。




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3月12日熱田神宮公園テニスコート

2023-03-14 06:57:46 | テニス
この日はナゴヤウイメンズマラソンの日。午前中はテレビをずっと見ていました。

実は鈴木亜由子は大学の後輩、しかも学部も一緒です。文弱の輩が多い中オリンピアンの後輩なんて言うのはすごいとしか言いようがありません。
彼女が出場する大会はテレビ中継があればできるだけ見るようにして応援しています。
この日は先頭のケニアの選手が独走してぶっちぎりでしたが、2位グループに食い込んでいて、30キロ過ぎてばらけてからは単独2位で頑張っていました。

結果優勝した選手には3分の差をつけられましたが、自己記録を更新しての2位。ブラボー。よく頑張った。素晴らしい。
ところで今日のテニスですが、熱田神宮公園テニスコート15時から17時なので14時30分に家を出たのですが、丁度家を出る頃から細かい雨が降り出してきました。
予報では雨は夜になってからだったはず。慌ててスマートニュースを見てみるとなんと15時ごろから弱い雨が降り出すことに。
この程度ならテニスをできないほどではないのですが、道ゆく人は傘をさしだしました。
風はなくて日差しはなくても気温も寒いほどでもないのですが、どうも気分は盛り上がらない。

それでも季節は進んでいて梅は盛りを過ぎつつありそろそろモクレンが咲きだしました。

こんな天気でどうなることやらと思いつつコートに行くと既に1059さん、森の熊さん、はげ親父、タケちゃんマンといて、何時になくみんな集まりが早い。
ちょっと見小野ヤスシさんも程なく到着して、この日は6人です。
はげ親父が受付をしたのですが、こんな天気なので30分までならキャンセルできるとのことで、料金は帰る時でいいとか。
細かい雨は降ったりやんだりなのですが、テニスできない程でもないので、まずはボレーとストロークに分かれて乱打をやることに。
一通りやったら一休みしてビールで一息入れます。

それではじゃんけんして試合にします。
最初は1059さんと組んではげ親父、タケちゃんマン組と対戦。相変わらずコートの抉れによるイレギュラーに悩まされるのですが、それは条件は同じ。一進一退の展開でしたが1059さんの足がよく動いてボールを拾いまくって2:2の引き分けに。引き分けなのでじゃんけんで勝ち残りを決めます。
次の試合はもう一度1059さんと組んで森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんは前衛になると背が高いので壁になって苦汁をなめさせられます。この試合も最後を押し切れずに結局2:2の引き分けになりました。
2試合動き回った1059さんは疲れ果てたのかここでリタイア。怪我をしないうちに早めの対応です。
まあ、ビールを飲んで休んでいてください。タケちゃんマンは国盛の小瓶を持参してきていて飲んでいます。この日はビールは500缶3缶でした。
次の試合ははげ親父と組んで森の熊さん、タケちゃんマン組と対戦。この試合も一進一退の展開でデュースが続く長いゲームの連続となり、決め手を欠いて2:2の引き分けに。
この時点で16時40分でしたが、もういいかとなとなって終了に。

コート整備をして帰ります。
当たり前ですが鍵を返す時にちゃんと料金は支払ってきました。





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ちょっと残念だった師崎「花の丸」

2023-03-11 22:38:42 | Weblog
中学の同級生3人で久しぶりのランチ会に。
どうせなら知多半島へでも行こうとなり、じゃらんで検索。中心価格帯は6600円でしたが、もはや古稀の3人なのであまりたくさん食べられなくなってきていて、多少は料理はしょぼくてもいいいかと師崎の「花の丸」で4400円(ポイントが付くので実質4000円)のお重箱料理にしました。
10時に集合して名古屋高速、知多中央道からどこへも寄ることなく真っすぐ師崎へ。
明け方弱い雨だった天気は晴れて来て春の日差し。久し振りに見る海はきれいで気持ちいい。少し霞んでいますが対岸の三重県が見えています。
11時過ぎには予約した「花の丸」に到着。

ところがフロントへ行くと職員が一人しかいなくて予約の電話なのか長電話で待たされます。こちらが前に立っても会釈をするわけでもなく、お札を数えながら面倒くさそうに説明をしている。他の職員はいないのか奥に声をかけるでもなく、こちらはカウンターの前で待つだけ。
やっと終わるとお食事の方はこちらへどうぞとカウンターの端へ案内されたのですが、最初に「お待たせしました」というのが接客の基本でしょう。どうも最初の受付の悪い印象は施設の印象をいきなり悪くするんですけどね。
食事の時間を11時45分にして、まずはひと風呂なのですが、奥のエレベータに乗って7階へ。その案内も素っ気ない。
大浴場入口には入浴札があってそれを置いて人数を数えて制限していくみたい。

でも他には誰もいなくて、出る時まで誰も入ってこなかったの貸し切り状態。
私達だけで広いお風呂を独占できて気持ちよかったのですが、全体的に段差が多くて手すりが最小限しかない。
実は同級生の一人は痛風持ちかつひざを痛めていて、歩くのがぎこちない。歩くスピードは遅くて段差があると手すりに摑まっての移動になります。お風呂は床が滑りやすいので余計慎重になります。ところが手すりは必要最小限しか設置していなくて、露天風呂は端っこのドアを開けていくのですが、そこまでの手すりがなく露天風呂にも手すりがないので諦めてしまいました。
私達は当然露天風呂に入ったのですが、さすがに外気は冷っとして、お風呂で温まれば起ち上がり火照った身体を冷やしていつまでも入っていることが出来るので景色も含めて申し訳ないですが気分は最高でした。
それだけにバリアフリーになっていないのは残念。そんなところに否応なく施設の古さを感じてしまいます。段差にスロープを設置して手すりを満遍なく設置する改修はできると思うのですが、コロナ禍で経営的に苦しいのでとてもそんな余裕はなかったのでしょう。でもお客が来なかった時にこそ改修のチャンスだったんですけど残念~
ひと風呂浴びて11時45分少し前にフロントへ行くとまだ準備ができていないとかで少し待たされます。ふつう5分前くらいには準備が出来て案内できるでしょう。
食事は食事処「花水軍」に案内されます。

ここも入ってすぐに3段ほどの段差がありスロープも手すりがついていない。ユニバーサルデザインという発想は全くないみたい。
食事は一通り海のものが揃っていて美味しかったのですが、エビフライは温かくても今揚げたばかりというほどでもない。フロントで待たされた時には揚がっていたのでは。
客は他にも一組いたのですが案内給仕する人は一人だけで、ここも職員は最小限しかいないみたい。
取り合えず生ビール、運転手はノンアルコールで乾杯。普段家ではできないからか風呂上がりのビールはなんでこんなに美味しいんだろう。
年寄り3人なので食事量は十分だったのですが、飲んで食べているともう少し何か欲しいと思い,追加の料理のメニューを聞くと追加料理はできないとの返事。平日昼間で客が少ないので余分な食材は仕入れていないのか、料理人がいないのかちょっと唖然としました。
会計をするときにも伝票をもってフロントへ行っても誰もいない。声をかけても出てこないので戻って調理場をのぞいて声をかける。
余分な人員を配置しないと言う方針が徹底されているのでしょうけど、客商売としてはどうなのか。
バリアフリーになっていないので足が覚束ない高齢者には推奨できないし、.フロントの接客と言い、私が調べて選定しただけに同級生に申し訳ないし残念な気持ちです。
帰りは豊浜の魚広場に寄って買い物をして野間灯台前の喫茶店でお茶して帰りました。

まあ、お風呂は気持ちよかったし、食事もそれなりに満足して、天気も晴れて海の景色を堪能でき、久し振りに同級生と馬鹿話をして楽しかったので、全体評価としてはよいランチ会でした。
コメント
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