題名から想像してもっと軽い本かと思ったのですが、結構本格的な「非言語コミュニケーション学」入門書でした。
人間が伝達する情報の中で話す言葉の内容そのものが占める比率は7%に過ぎないのです。つまり言語によるコミュニケーションより非言語によるコミュニケーションの方が圧倒的に伝達力が高いのです。それを踏まえたうえで、マンガ、演劇の豊富な例を挙げながら言語以外の情報の持つ意味をいろいろ考えさせるのです。著者はマンガの原作も書いており(「哲也 雀聖と呼ばれた男」で講談社漫画賞を受賞しているそうですが私はこの漫画は読んでません)、手塚治虫以来のマンガ技術の発達の歴史はここで小出しにするのはなんかもったいないくらいで、一冊の本にできるのではと思ってしまいます。日本のマンガに新しい技法を導入した手塚治虫のすごさに改めて感心しました。
また劇作も書き、演出もしているので間とか表情をはじめとした演劇理論としても面白く読むことが出来ました(私は知りませんがこの分野では世間には本格的な理論解説書があるような気がします)。マナーの重要性についても、こうやって説かれると納得してしまうのです。
仕草の法則で書いてあるのですが、縄張りの中でずっと居たがる人物は自信が無い。だから自信が無いリーダーは自分の縄張りの中で指示を与える。その人物は威張っているが実は能力がない。仕事に自信を持っているリーダーは、スッと部下の席まで行く。縄張りの中で自分の権威を守ることよりも、部下の能力を引き出そうとする人物なのだ。これはわが身を振り返って反省しました。最近引き籠もり気味なのはやっぱり自信がないからか。
結構中味があるのですが、何となく「人は見た目が9割」といういかにも軽い題名には騙された気分です。でもこの題名に惹かれて本を買う人も結構いるんだろうな。新書で200ページにもならない本ですので、半日ごろごろしてコタツの中で読んでいたらあっという間に読み終えることが出来ました。正月休みに読む本をまた探してこなくてはいけません。
人間が伝達する情報の中で話す言葉の内容そのものが占める比率は7%に過ぎないのです。つまり言語によるコミュニケーションより非言語によるコミュニケーションの方が圧倒的に伝達力が高いのです。それを踏まえたうえで、マンガ、演劇の豊富な例を挙げながら言語以外の情報の持つ意味をいろいろ考えさせるのです。著者はマンガの原作も書いており(「哲也 雀聖と呼ばれた男」で講談社漫画賞を受賞しているそうですが私はこの漫画は読んでません)、手塚治虫以来のマンガ技術の発達の歴史はここで小出しにするのはなんかもったいないくらいで、一冊の本にできるのではと思ってしまいます。日本のマンガに新しい技法を導入した手塚治虫のすごさに改めて感心しました。
また劇作も書き、演出もしているので間とか表情をはじめとした演劇理論としても面白く読むことが出来ました(私は知りませんがこの分野では世間には本格的な理論解説書があるような気がします)。マナーの重要性についても、こうやって説かれると納得してしまうのです。
仕草の法則で書いてあるのですが、縄張りの中でずっと居たがる人物は自信が無い。だから自信が無いリーダーは自分の縄張りの中で指示を与える。その人物は威張っているが実は能力がない。仕事に自信を持っているリーダーは、スッと部下の席まで行く。縄張りの中で自分の権威を守ることよりも、部下の能力を引き出そうとする人物なのだ。これはわが身を振り返って反省しました。最近引き籠もり気味なのはやっぱり自信がないからか。
結構中味があるのですが、何となく「人は見た目が9割」といういかにも軽い題名には騙された気分です。でもこの題名に惹かれて本を買う人も結構いるんだろうな。新書で200ページにもならない本ですので、半日ごろごろしてコタツの中で読んでいたらあっという間に読み終えることが出来ました。正月休みに読む本をまた探してこなくてはいけません。