怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

12月30日鶴舞公園テニスコートで納会。

2024-12-31 16:23:25 | テニス

暮れも押し迫った12月30日。

この日は鶴舞公園テニスコートで今年最後のテニスです。

朝7時の夜明け頃は雲もほとんどなくいい天気。

予想最高気温は10度。風はあまりないみたいでテニスにはいい天気です。

年末は朝のテレビ番組が特番ばかりでいつもの朝ドラはやっていなくて、どうも朝のルーティンのリズムが狂う。この日は「虎に翼」の総集編をやっていて、このドラマ、名古屋の鶴舞公園とか市役所、市政資料館がロケ地になっていて、ドラマも面白かったのですけど知っているロケ地がテレビ画面に出てくるのも楽しみでした。

ドラマは全部見ることなく8時55分には家を出て金山から9時20分発の列車に乗って鶴舞へ。まずはロケ地聖地巡礼で鶴舞公園の噴水塔のあたりをうろうろ。

コートに着くと早くもちょっと見小野ヤスシさんと飲めない飲むがサーブの練習をしています。1059さん、はげ親父も来て、暫くするとカバちゃんも登場。それでは早速ボレーとストロークに分かれて乱打を始めましょう。やっていると森の熊さんも登場。この日はヤッターマンがインフルエンザ感染で欠席のため7人でした。

一回りやったら一休みしてからじゃんけんして試合にします。

最初は1059さんと組んで飲めない飲む、はげ親父組と対戦。最初と言うこともないのですが、この日はなぜか私のサーブが入らない。ダブルフォールもありで1059さんの足を引っ張り、対する飲めない飲むは早出サーブの練習の成果はあまり出なかったのですが、当たり損ねの有効打は練習の成果が出て、最初の3ゲームは連取され何とか最後の1ゲームを取って、結果1:3の負け。

次の試合ははげ親父と組んでカバちゃん、1059組と対戦。この試合は3ゲームがデュースの連続という長い試合になってヘロヘロに。まさに一進一退の展開で2:2の引き分けでした。

この日の鶴舞公園テニスコートはABC3コートを20人ぐらいのグループが利用していて入れ代わり立ち代わりでビシバシ試合をしていました。

次の試合はカバちゃんと組んで1059、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ここはカバちゃんのパワーが炸裂して3:1で勝利。

最後の試合は飲めない飲むと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。この頃になると疲れでパワーが激減。飲めない飲むも疲れてきたのかミスが多くなり、0:4の完敗。今年の最後を締めくくる試合結果としては最悪です。なんだかな~

ここでいつもなら打ち上げになだれ込むのですが、さすがに12月30日と言うこともあり私は次男坊が帰名してくるので直帰。はげ親父もかみさんの買い物に付き合わあなくてはいけないからと直帰。飲めない飲むも買い物に付き合わあなくてはいけなかったのですがお許しを得て、結局4人でいつもの徳鮓へ行くことになりました。

帰りに鶴舞公園を通り抜けると、入口には門松とツリーが並んでいる。

門松は歳神様を迎えるもの、ツリーはライトアップしている期間は置いてあるのでしょうけど、キリスト教とは関係ないからいいか。

この日で私は50回のテニス参加。とりあえず目標達成です。

皆さん、よいお年を、来年もよろしくお願いします。

 

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12月23日はいつもの徳鮓でACT忘年会

2024-12-25 21:40:23 | テニス

テニスを終えて12時前にはいつもの徳鮓へ。

この日は先週飲めない飲むが大将に忘年会をやるのでと言うことを予告してあった。その際いつもより奮発してやりたいとかふぐ刺しがあるのかと聞いていたのだが、何をどう話したかは詳細は不明。それでも席に着くとおまかせということでいきなりカニが出てくる。

先週の交渉結果がよく分からないので、この日は一人1万円?とかのうわさもあってみんな財布の中身を確認…まあ、基金残高が3万円あるので今回1万円は補助すると言ってあったので何とかなるでしょう。それにしても一体どんな料理を出してくれるのか。不動産が無事売却できれば富裕層になるだろう飲めない飲むの気持ちが高揚した発注でしたが、現実にはなかなか売れないので、いざとなると弱気の発言も。

それはともかく取り合えず生ビールとお茶で乾杯。この一年御苦労さまでした。

料理は白魚のポン酢和えの後にお待ちかねのふぐ刺しが登場。

もちろん今シーズン初めて。身が締まってフグだ~、こうなるとお酒ですね。熱燗大2本。

大将が出て来てフグは昨日から準備していないといけないとひとくさり。捌いてすぐは身が硬いので一晩寝かせるのだとか。私が熟成させるということかと言うとそれはお肉、魚は寝かせるだけと素人に説教。

続いて刺身の盛り合わせ。

刺身盛り合わせも豪華です。後で大将がイカゲソの刺身を追加でもってきてくれました。丁寧に皮をむいてあってコリコリして美味しい。

どんどん出てくる料理にいくらになるのか若干不安になりつつ、それならば熱燗大をもう2本。

月曜のお昼と言うこともあってほぼ貸し切り状態なので酔っ払って声が大きくなっても大将公認で問題なし。調子に乗ってか大将はこれがフグとばかりに1尾持って見せに来てくれました。これは捌いてすぐに出せないので寝かせてから明日だす予定のものでしょうね。

〆の寿司も豪華です。

アワビや数の子、本マグロ、生エビとかあって、いや~美味しい。このお寿司でいくら?と思ってしまいますが、酒も回ってきているし、墓場までお金は持っていけないのでどんどん行こうと強気な発言も出たりして、高齢者は貯金するだけでなく使ってお金を世間に回さないと。

食べて飲んでお勘定をするとこの料理で一人税込み6600円。大将はおかみさんに原価がいくらだとか言われたと言いつつ、これぐらいでいいでしょうとのこと。お昼と言うこともあってサービスしてくれたと思います。

飲み物が5800円で計52000円。基金から1万円を補助したので1人6千円丁度でした。ACTとしては異例の豪華な忘年会になりましたが、一年の締めくくりにふさわしく満足しました。それにしても今度からはいつものアナゴとゲソと太巻きの一人3千円以内の飲み会に戻るのでしょう。

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12月23日鶴舞公園テニスコート

2024-12-24 17:41:13 | テニス

寒い日が続いています。

冬至の頃には日の出も朝7時頃で太陽が出る角度もあって、朝焼けが美しく寒さに震えながらベランダに出てしばらく見ている時がある。

太陽の光の帯が上に登っているのが分かります。これは12月22日の午前7時ごろです。

さて23日ですが、この日は空に雲がなくよく晴れています。朝焼けとしてはイマイチですけどね。

寒さ対策を万全にしてそくさくと支度をして8時50分過ぎには家を出て金山駅へ。急ぎ足で来たので早く着いて13分の高蔵寺行きに間に合いました。この後の20分で十分でしたけどね。早く着いたので公園を散策したら噴水塔の下の池は氷が張っていました。写真では分かりにくいか。

コートに着くと早くもちょっと見小野ヤスシさんが待っている。暫くして1059さん、はげ親父、えみちゃん、飲めない飲むと到着、なぜかみんな早い集合です。それでは早速ボレーとストロークに分かれて乱打をやりますか。やりだすとすぐに森の熊さんも登用。この日は7人です。本当はヤッターマンも参加予定だったのですけど奥様が熱発したとかで急遽欠席。後で連絡があったのですが、しっかりヤッターマンも感染したみたいです。時節柄ご自愛ください。

さて一回り乱打をやると休憩して、いつものようにじゃんけんして試合に。今回はじゃんけんは長引くことなくスッキリ決まりました。

最初の試合は森の熊さんと組んで飲めない飲む、えみちゃん組と対戦。最初の試合ということもあってか私は絶不調。サーブはダボるしチャンスボールにミスと最初のゲームは一人相撲の自滅。なぜか飲めない飲むのサーブは絶好調で、それやこれやで結果は2:2の引き分け。森の熊さんの足を引っ張りました。

次の試合はえみちゃんと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。この試合では何とか調子を戻して一進一退の展開。冬の低い太陽がまぶしくてロブ攻撃に苦戦するのですが、何とか盛りかえして2:2の引き分けに。

試合は続き今度ははげ親父と組んで森の熊さん、ちょっと見小野ヤスシさん組と対戦。ちょっと見小野ヤスシさんのサーブはかなり練習の成果が出ているのですが、不確実性が高くてダブルフォールトもある。おかげで何とか勝ちきって3:1の勝利。この時点で11時15分過ぎ。この日はいつもの徳鮓で忘年会ということで早めに終わろうと次が最後の試合に。飲めない飲むと組んでえみちゃん、森の熊さん組と対戦。この試合では飲めない飲むのサーブもそろそろ疲れが出たのか不完全燃焼。おまけにどちらも取れそうな打球は大きな声でオーライと叫ぶのですが、そういう場合は気合が入りすぎているのか大抵ミスショット。オーライは相手チームが言うことでした。ということで0:4の完封負け。有終の美は飾れず、終わり悪ければ総てダメのテニスでした。

まあ、コートブラシをかけて12時前にはいつもの徳鮓で忘年会です。

 

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12月16日鶴舞公園テニスコートの後はいつもの徳鮓へ。

2024-12-18 08:50:09 | テニス

終わって4人でいつものガード下の徳鮓へ行きます。

この日はいつも同じものばかりではなんなんで、少しぜいたくして刺身の盛り合わせを頼もうと言うことに。

大将が出て来て本マグロを入れたと自慢。牡蠣に甘えびにタコとイサキ?わさびはたっぷりです。これで2200円だとお値打ち。いつもの我々からはプチぜいたくです。

取り合えずの生ビールもお忘れなく。飲めない飲むはお茶ですけど、ビールが出てきたところでお疲れさまと乾杯~

いつものげそ焼きも忘れずにですが、この日は1人前。

さらにこれも定番のアナゴ焼きを1人前。

飲めない飲むのお寿司も出てきました。

例によって大将が来てにぎりは刺身の盛り合わせと被らない内容にした、アワビも入っているとのこと。いろいろ気を遣ってもらいます。さらにサービスの1品としてエビの頭を焼いたものを持ってきてくれます。小さなエビなので細かい手仕事ですが、香ばしくて美味しい。

つまみに最高であっという間になくなってしまいます。酒を飲まない飲めない飲むもつまんでいます。こうなるとお酒をぬる燗大、お猪口3つでお願いします。

さらにアナゴ焼きは美味しかったのでもう1人前の追加。ついでにすぐになくなったぬる燗も追加。

大将は暇なのか今度は横に椅子に座りこんでひとくさり。仕入れは誰がやっているかと聞くとわしが毎日柳橋と中央市場へ行っているとか。わしがいいものと目効いてくるといろいろ話しだすのですが、長くなるので女将さんと息子さんがそれとなく止めに来るのですが、お構いなしでした。

最後に締めをということで鉄火とカッパを1人前づつ。

持って来る時に大将が鉄火は中おちを入れてあると自慢。それならと森の熊さんがお酒をもう1本とオーダー。結構酔っぱらってしまいます。カッパはさすがの大将でも自慢できるものは入れられなくてもう少し違うもの注文してくれよと言いたげ。

おなか一杯となり最後のぬる燗1本で酔いも回ってきてお会計。この日は11500円で一人3千円。飲めない飲むは2500円です。いつもと比べると刺身盛り合わせ分だけぜいたくをしました。来週23日はみんな参加できそうなので会費5千円ぐらい目途で少しいいものを頼んで忘年会にしたいと思います。基金も3万円の残高があるので1万円ほどは補助するとそんなにかからないと思うのですが、森の熊さんはふぐ刺しとかフグのから揚げが食べたい言うのでどうなることやら。でも雨が降ったら中止なんですけど。

 

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12月16日鶴舞公園テニスコート

2024-12-17 17:21:29 | テニス

明け方は雲が残っていたのですが、いい天気。

冬のこの時期は明け方雲が空を半分ほど覆っていると空が真っ赤に染まって美しいのですけどね。

この日は実家のごみ出しをしてから雁道から基幹バスに乗って鶴舞公園へ。9時20分には着いたので少し公園内を散歩。まだ完全に裸木になっていなくて、さらに咲いている花などもあるのですが人もまばらで静かです。

コートに着くと既にちょっと見小野ヤスシさんがいます。すぐにはげ親父と飲めない飲むも登場。軽く準備運動して4人で乱打をします。そうこうしていると9時45分には森の熊さんも登場。この日は5人です。早速森の熊さんにも入ってもらい5人でボレーとストロークに分かれて乱打を一回り。一回りすると30分近くかかって汗をかきます。気温は低いのですけど風はあまりなくて日差しの下では暖かい。着込んでいた上着を脱ぎます。

一休みしたらじゃんけんして試合にします。

最初の試合は森の熊さんと組んで飲めない飲む、はげ親父組と対戦。この日の飲めない飲むはサーブが比較的入る日だったみたいで初っ端にファーストサービスが入ってきたのでびっくりしてミス。そこからどうもリズムに乗れずにミスを重ねてしまい森の熊さんに負荷をかけて勝ちきれずに2:2の引き分け。

この時期寒いのでビールを持参することはなく、一応家にあったアーモンドチョコと柿ピーにお茶。チョコと柿ピーはみんなでシェア。

休憩を挟んで次の試合は飲めない飲むと組んでちょっと見小野ヤスシさん、はげ親父組と対戦。この日は飲めない飲むに替わってちょっと見小野ヤスシさんのサーブが入らない。デュースまで縺れる展開が多くて肝心な時にミスした方が負けなのですが、とにかく走らされて消耗。まあ、結果はお互いにミスをしあっての2:2の引き分けでしたけど。

続いての試合ははげ親父と組んでちょっと見小野ヤスシさん、森の熊さん組と対戦。この試合でもちょっと見小野ヤスシさんのサーブがなかなか入らずに、金曜もテニスをして修練しているはげ親父のショットが決まって4:0で撃破、完封勝ちでした。

最後のしあはちょっと見小野ヤスシさんと組んで森の熊さん、飲めない飲む組と対戦。この試合は取って取られての展開でしたが、疲れがたまって最後のゲームを粘り切れずに1:3の負けでした。

この時点で11時40分。無事一回り試合をしたし、いつもの徳鮓を飲めない飲むが11時45分に予約したので、コート整備をして終了。

この日は他のコートも何故か早めに終わるところが多くてAコートだけまだやっていました。ちょっと見小野ヤスシさんはこの日は所用があってお昼を一緒することなくここで帰ります。お疲れさまでした。

 

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20241209名証株式投資ウインターセミナー

2024-12-14 13:11:46 | Weblog

月曜テニスを早退したのは名証の株式投資ウインターセミナーが当選しており、13時からなので早めに昼食を摂っていく必要があったから。会場はいつものナディアパークです。

この日の企業説明は3社ですが、いずれも社長さん自らが出席してのプレゼンテーション。上場企業の社長さんの実際の姿人となりを見て何を話すのか聞き、どうしてこの人がトップに立ったのかと想像するのは興味を惹かれます。その企業の在り様というか風土も分かるような気がします。投資対象とは別に好奇心をそそられます。

さて最初はケイティケイ株式会社。と言っても全く基礎知識なし、初めて聞く名前です。

説明を聞くとそもそもはリサイクルトナーを製造販売するところから始まったのですが、中小企業・小規模事業者を対象にサプライ事業を行い併せてITソリューション事業を行って共通プラットホームとして「yoridori」を起ち上げている。どうも強みがよく分からないのですが、中小事業者にきめ細かい対応をして顧客にしていると言う点でしょうか。社長さんは真面目な能吏という印象ですが、創業者は会長みたいで、見込まれたんでしょう。

次の会社は日本空調サービスですが、一応私は株主。事業内容はよく分かっているつもりですが、以前の社長さんは口八調のイケイケどんどんの人から一転朴訥な真面目な人に替わったのですが、業績は当然ながらイケイケどんどんの人の時は良かったのですけどコロナ禍の影響もあったのでしょうけど最近はちょっと足踏み的。今の社長さんは今年替わったばかりですけどどちらかというとイケイケどんどん的で活力ありそう。業績も上向き予想しています。質疑応答では海外事業について質問があったのですが、中国は赤字でシンガポールは頑張っている。タイ、ベトナムは苦戦とかですが、そもそも人を大事にして内部養成して人材として活用していくと言うモデルが海外で通用するのか?会社の経費で技術を身に付けた途端もっといい条件で転職されたらどうする?

最後は東名。実は太陽光発電で売電している先なのですが、具体的に何をやっているところがは無知でした。オフィス光119事業として快適なインターネット環境を提供しオフィスソリューション事業として電力サービスや情報端末機器など提供とか。主な顧客は飲食・理美容・小売業で、大手業者がなかなか組織立って扱え切れないいわゆる隙間をターゲットにしている。中小事業者にとってはきめ細かい対応は有り難くネットとか電気に対する需要はあったみたいで業績は右肩上がり。果たしてそれがどこまで行くかということが課題ですが、まだまだ需要はあると強気でした。この会社はまだ若い会長がプレゼンですが、この人が創業者なんでしょう。ちょっと今風のIT企業の社長さん然として自信たっぷりの話ぶり。

第二部の株式講演会はニッセイ基礎研究所の井出真吾さんが講師。

見出しに書いてあるようにこれからの日本経済はインフレは2%程度は定着し、総人口は減り高齢化率は39%(2070)となる。社会保障の負担増は避けられないけど明確な財政計画はない。賃上げは二極化し人手不足倒産も増えていく。日本企業は人手不足に対応するため設備投資して付加価値アップを図っていくしかない。日本企業の業績は堅調で、その面では日本株に伸びしろはある。株価で言えば当面は35000円から40000円程度?

一方アメリカ景気は過熱気味で米国株のPERはコロナバブル時に匹敵、どこかで修正されるかも。トランプ2.0ではインフレ再燃の可能性もある。

結論的には長期的にはNISAを活用して日本株に投資しなさいと言うのはいかにも名証のセミナーです。

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藤沢周平「市塵」

2024-12-13 17:41:05 | 

藤沢周平さんの小説はかなり読んだつもりですけど、これはまだでした。その昔、係長時代によく読む本の話題になって当時の課長が時代ものが好きで藤沢周平が好きだと言っていたのですが、その頃の私は藤沢周平を知らなくて時代ものなんかは銭形平次とか水戸黄門の類かと思い口には出しませんでしたが小ばかにしていた記憶でした。でもなんかの拍子で藤沢周平の本を読んでみたら、たちまちその面白さのとりこになっていました。

「市塵」は藤沢さんのジャンルで言えば評伝物というべきものか、小林一茶を描いた「一茶」、長塚節を描いた「白き瓶」に次ぐもので、この作品は新井白石が主人公。

新井白石については教科書的な知識しかなく、その昔名著で読むべき本と言うことで「折りたく柴の記」を読んだ覚えはあるのですが、ほとんど記憶はない。

読んでみると新井白石はどちらかというと遅咲きの人。浪人暮らしで本所で私塾をやっていたところたまたま学問の師木下順庵の推挙によって37歳で甲府藩の儒者としての仕えることとなり頭角を顕していく。ここで切れ者と言われる間部詮房と親しくなり、二人で綱豊を補佐していくようになる。時の将軍綱吉は嫡子がおらず兄の子である綱豊が次期将軍の世子として西の丸に入っていく。間部は奏者番から用人となり綱豊の寵臣と言ってもよく強い権力を握ることになる。白石は儒者として綱豊に進講する中で政治的進言もすることで信頼を得ていた。

ちょっと意外だったのは、白石は体が弱くたびたび寫(激しい下痢?)に悩まされていて、出仕を休むことが多かったみたい。子どもも何人かできるのだが、多くが幼い時に亡くなり成人したのはわずか。江戸時代では、それなりの上流階級でも乳児死亡率も高くはしかなどの感染症も大きな脅威だったのが分かる。

将軍綱吉が亡くなり、綱豊改め家宣が将軍となると白石はその政治顧問のような立場になってくる。悪評高い生類憐みの令をただちに廃し、政治を刷新していこうとする。その面では白石は儒者にとどまらず、現実の政治を変えていこうとしている。そんな姿は儒者仲間からは世俗に交わっていると見られているし、儒者の頂点に立つ林大学守の権威に盾突くものとして反発を生む。それでも白石は自分の思うところを将軍に進言していく。朝鮮通信使の扱いについては両国対等の立場に立って在り様を改めていく。そこに至る白石の博覧強記というか緻密な論理構成はさすが将軍の信頼熱いご意見番。

そんな白石がある意味目の敵にしていたのが勘定奉行の萩原重秀。幕府財政を一人で切り回して将軍の浪費などの後始末をこなしていたのだが、その手法として貨幣改鋳により質を落として儲けを生み出していた。経済学的にはコメ本位制の体制の中で、次第に商業、家内工業が発展して社会を回すのには銭が必要になってきたことがある。金・銀の産出量が徐々に減ってきている中で銭の流通量を増やすには改鋳は避けられないこと。白石の視点は現実の経済とは少し遊離している感がある。幕府財政だけを考えても、年々諸経費高騰する中で豪華な行事を営み将軍の思い付きによる散財を繰り返しているのに収入はコメ生産による年貢だけではいくら新田開発しても追いつかない。本来ならば幕府の支出を抑え込んで収入の範囲内にしなければいけないのだが、誰も一旦緩んだ支出を制限しようとしないし、将軍のためにはさらなる支出を行う。白石も奢侈については意見書を何度も出しているのだが止めることは出来なかった。支出削減できない幕閣にとっては萩原の手腕は絶対に必要なもの。この後吉宗は享保の改革でゆるんだ幕府規律を引き締めようとするのだが、それはデフレ政策。今の視点で見れば萩原重秀の政策の方が理にかなっていたような気がするけど、これはこの小説とは別の話。

白石は間部詮房と二人三脚で家宣の厚い信任を得て幕府政治を実質的に動かしてきたのだが、家宣が亡くなり跡を継いだ幼い家継も夭折すると吉宗の治世となり権力の中枢からは遠ざけられる。身分がある訳でなく家宣の信任を得て儒者の政治顧問としての力でのし上がってきただけに落ちる時は早い。晩年の姿は権力の中枢にいただけに侘しい。

ところで解説は伊集院静が書いているのだが、内容はパリのバーで読んだ藤沢周平の小説「用心棒日月抄」の素晴らしさから始まり「市塵」の解説は解説というほどもない。伊集院らしいと言うのか。でもおかげで本棚から「用心棒日月抄」を引っ張り出して読むことに。藤沢周平は評伝物よりもこちらの方が面白い。私個人的には「蝉しぐれ」が最高傑作と思っています。

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12月9日鶴舞公園テニスコート

2024-12-12 17:35:32 | テニス

高気圧のど真ん中でいい天気。朝6時30分の空です。雲一つない空です。

でもその分、放射冷却で寒い。最低気温は2度台で名古屋でも初霜でした。

8時50分過ぎに家を出て金山まで歩きます。いつものように8時20分金山発の列車に乗って鶴舞へ。

青空のもと公園の木々が美しい。

コートに着くと一番でしたが、9時30分過ぎにはえみちゃん、ちょっと見小野ヤスシさん、飲めない飲む、はげ親父、ヤッターマン、森の熊さんと続々登場。早速ボレーとストロークに分かれて乱打をします。

一回りして暫し休憩してからじゃんけんして試合に。実は私はこの日昼から所用があって11時には帰りたいのでじゃんけん抜きで1番に。

最初の試合はえみちゃんと組んで飲めない飲む、森の熊さん組と対戦。森の熊さんは最初で調子が出ないのかサーブが入らずに、つられて飲めない飲むのサーブも不調で、おかげでこの試合は4:0の完封勝ち。

次の試合はちょっと見小野ヤスシさんと組んではげ親父、ヤッターマン組と対戦。最初は全く手が出ず3ゲーム連続負けでしたが最後のゲームを粘ってなんとか勝ち1:3としました。

この時点で10時40分。次は休憩の番なので、ここで帰ろうかとも思いましたがまだ1試合出来ると言われて順番を飛ばして3試合連続でやることに。今度は飲めない飲むと組んで森の熊さん、えみちゃん組と対戦。この試合はブレーク合戦となったのですが、最後のゲームをデュースまで粘ったのですが、ブレークすることが出来ずに落として1:3の負け。

この時点で丁度時間となったので早退しました。風もあまりない青空のいい天気の下で一応3試合やったのでこれで良しとしましょう。お先に、お疲れ様。

 

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2024年12月4日有馬温泉から六甲山へ

2024-12-10 18:11:41 | Weblog

ホテルを出て歩いて有馬温泉ロープウエィまで歩いて行きます。およそ1キロもなくて歩いて15分くらいと聞いたのですが、山のふもとまで行かなくてはいけないのでひたすら坂を登っていく。距離よりも登りが堪えます。それでもゼイゼイ言いながらほぼ15分で乗り場に到着。

さすがに10時前なのでお客も少なく時間には乗り込めます。スイス製とかの新しいゴンドラでした。

曇っていて案じていましたがロープウエィからは有馬温泉街だけでなく丹波の山々や遠くの街並みまで見えて壮観。

六甲山上に到着すると少し歩いて六甲ガーデンテラスへ。ここに展望塔があるのですが、階段3階分ぐらいを自分で歩かないといけない。でもそこからの眺めは素晴らしい。神戸の街を眼下にして、六甲アイランドが正面、瀬戸内の海が広がり、大阪の高層ビル群、霞んでいましたがかすかに関西空港のある泉佐野の高層ビルまで見える。

降りてからの展望デッキからでも景色が広がっています。

人とおり見てバスに乗ろうとバス停で待っていたら、カメラマンが4人ほど集まっている。何事かと思ったらそこにブラマヨの小杉が登場。さらにダイアンの津田、ミルクボーイの内海と知らない芸人らしき人がこれからロケを始めるみたい。もう少し見ていようと思ったのですが、すぐにバスが来てさようなら。

バスでケーブルカーの駅までに行き、ケーブルカーに乗るのですが、今年は春に比叡山のケーブルカーに乗っていて、人生でこんなに頻繁にケーブルカーに乗るのは初めて。

因みに六甲山のロープウエィ、山上巡るバス、ケーブルカーを結ぶ乗車券1780円があったのでそれを購入したのですが、別々の購入してもほとんど料金は変わらない。山上バスの乗降回数フリーなのが特典みたいですが、そう寄るところもなくすぐ下山したのでほとんどメリットなしでした。

ケーブルカーはロープウエィと比べると景色はほとんど見るべきものなし。降りてからは市バスで駅へ行くのですが、市バスは一律230円で、阪神の御影駅までほぼ30分乗車。マナカで乗れるので便利です。

御影駅から難波へ行きお昼を食べようと道頓堀を歩いたのですけど、平日昼間なのにすごい人。高校生らしき団体とインバウンドの人たちで道は歩くのも大変。人に酔いそうです。一応橋の上からグリコの看板を一枚。橋の欄干には飛込禁止の張り紙もあります。

道頓堀一帯はいつの間にか街の雰囲気が変わって、ずぼらやも食い倒れの店も閉店していて、やたらにたこ焼き屋とラーメン屋、焼き肉、串カツの店が目立ちます。法善寺横丁にも串カツ屋が進出していました。どうもミナミが新世界化してきたようで私の知っているミナミではない。本当はづぼらやで久しぶりにフグでも食べようかと思っていたのですが、見当たらなくて彷徨った挙句、結局串カツの横綱にしたのですが、さすが大阪、生ビールは170円、ハイボール99円。でも毎度ながらのQRコードを読んでスマホから注文、年寄りにはなんだかな~店員さんはアジア系の外国の方で日本語は意思疎通はできるけど少し片言。

帰りは近鉄難波から火の鳥に乗車。

新幹線の倍、時間がかかりますが、新大阪まで出てと思うとまあ、火の鳥の豪華な座席で缶ビールを飲みながらゆっくりするのもまた楽しからずや。

 

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12月3日有馬温泉泊

2024-12-09 17:57:57 | Weblog

この日の旅館は「有馬御苑」です。バス停・駅から徒歩2分となっていましたが、バス停のすぐ向かいで道を渡るのに手間取るので2分とはいかないのですが、本当にすぐです。

フロントの対応はよかったのですが、部屋は本館のエレベーターでいったん7階まで行き、そこから狭い通路を通って新館へ行き、そこからまたエレベーターで10階へ。窓からは温泉街が一望出来て景色はいい。因みにこれは朝の日の出直後の窓からの景色。

夕食は18時20分にしたので、風呂に入る前に暫し温泉街巡り。

依然来た時に金の湯、銀の湯を含めて一通り街を歩いたので、今回はそこそこにしましたが川沿いの遊歩道から見る紅葉がきれいでした。

お風呂は本館7階なのですが、部屋のテレビからホームページを見るとお風呂の今現在の入浴人数が出て来て混み具合が分かる。これは便利です。お風呂自体は金泉銀泉と普通の浴槽と3種類の浴槽があるのですが、お風呂からの展望はなし。銀泉は屋根がなくて一応露天風呂になっていますけど天井がないだけで見晴しがないので露天の雰囲気なし。朝晩で男女の交代もなくて、そこそこの大きさですが温泉としての感動はない。

夕食は大部屋での提供。神戸牛のしゃぶしゃぶもついているのですが、いわゆる可もなし不可もなしの旅館の夕食。当然ながら韓国とか中国のグループもいるのですが、従業員さんは日本人だけでもないのですが、普通に韓国語とか中国語も話していたので、今どきはこれでないと出来ないのかと感心しましTs。

品数は多くていろいろ種類があってどれも美味しいのですが、これだと言う感動はなかったですかね。生ビールを飲んだ後は日本酒3種類の飲み比べセット。

1杯90㏄なので3杯飲むとそこそこ酔ってしまう。やっぱり大吟醸が一番でした。

因みに朝食も同じ会場で、欲を言うとグループごとに簡単な間仕切りでも立ててくれたらと思った次第。

みそ汁は豚汁でコンロで温めます。干物もコンロでとできるだけ従業員の手を煩わせないようにできています。品数は多くて満足ですが、やっぱりこれはという感動がない。個人的な好みで言えば朝はいつもパンにジュースとヨーグルトなので、やっぱりいろいろ選べるバイキングの方がよかったかな。最後にコーヒーのサービスが欲しいものです。会場の隅にでもコーヒーサーバーが置いてあり部屋にも持ち帰れるようにしてくれるとよかったのに。

総じて従業員の対応はよく感じよかったのですが、料理も部屋もお風呂も値段相応の平均点。これだと言う売りがない印象ですかね。部屋についている櫛と歯ブラシは竹製でこれはちょっとよさげなので家に持ち帰りました。

ホテルは9時30分にチェックアウト。フロントで道を聞いてロープウエィへ行くことにしました。

2023年に同じ有馬温泉の兵衛向陽閣に宿泊しているのですが、部屋は洋室と和室の違いで好みがあるのですが、私は最近はベッドの方がいいので窓からの景色も含めて有馬御苑の方がいいかな。食事もバイキングと和食のどちらがいいかの話ですけど、これはどちらも一長一短で引き分け。朝食はバイキングに1票です。お風呂は断然3か所あって全部入れる向陽閣に分がありますね。

 

 

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