怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

2月25日東山公園テニスコート

2017-02-27 07:53:05 | テニス
この日はいい天気
午前中に、近くのサークルKがファミマに切り替わり、開店セールだったので88円のシュークリームを買ってきたのですが、もはやサークルKは絶滅危惧種というかこの2年で確実に絶滅。
楽天ポイントが使えるので重宝していたのですが、Tポイントだと200円で1ポイントだし、もう少し頑張ってよサークルK。
1時40分前に家を出て、池内町のバス停へ
コートには5分遅れで到着したのですが、この日は5番コート。1番2番では車いすテニスをやっていました。
タケちゃんマン、森の熊さん、はげ親父、えみちゃんが乱打をしていて、コートサイドにはヤッターマン、ヨイショが待機。入れ替わって順番に乱打をします。しばらくしてカバちゃんが登場。この日は8人と盛況です。
一休みしてビールとなるのですが、はげ親父はこの日は車で来たのでパス。結局ヤッターマンと二人で500缶を2本飲みました。
試合は一緒に乱打をやったヤッターマン、ヨイショ、カバちゃん、私の4人で組み合わせて、最初はヨイショと組んでヤッターマン、カバちゃん組と対戦。ヨイショは1月ぶりだそうで、エンジンがまだかかっていない。私は乱打の時には結構調子がよかったのですが、試合ではメロメロで足を引っ張ってしまい、0:4の完敗
この日は妙見町の歯医者さんの電光掲示板では11度だったんですが、動いていると寒さは全く感じません。でも風は少し出てきて球がふらふら上にあがると微妙に影響するんですよね。
次の試合はカバちゃんと組んでヤッターマン、ヨシショ組と対戦。ここでもミスを重ね、そうすると相方までミスを誘発してしまいまたしても0:4の完敗。さっきの試合ではカバちゃんはいいサーブを連発していたのにどうして私と組むとそうならないのか。相方への信頼感?
試合の合間の話題は高齢者のいつもの話題で持病、年金、介護の3題話におちつくのですが、もっぱら病気自慢に。
ビールを飲みながらの血圧、コレステロールなんかは鉄板ネタですね。
まあ、腰痛ネタでも盛り上がるんですけど、ひじ痛ではあまり盛り上がらないか。
次の試合はヤッターマンと組んでヨイショ、カバちゃん組と対戦。この日はもう1ゲームも取れないかと思っていたのですが、最初に1ゲーム取ったのでまあいいかと安堵。このまま4ゲーム連取となればよかったのですが、そうはならずにやっぱりミスで足を引っ張り、結局2:2の引き分け。これがこの日の私の限界か。こんな日もあるんでしょうけど、なんだかな~
タケちゃんマンもこの日は用事があったみたいで車で来たのか早めに帰ります。
浜木綿へ行くのは森の熊さん、ヤッターマンと私の3人でえみちゃんに乗せていってもらいました。
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確定申告してきました。

2017-02-25 08:44:34 | Weblog
給与所得だけではなくて、60歳からは個人年金をもらっているのでどうしても確定申告の必要があります。
加えて某社会福祉法人の監事に就任しているので年4回分の報酬があり、その報酬のほとんどなのですが1回1万円計4万円は社会福祉法人に寄付しているし、瑞穂区社協にもトヨタ株の配当から10万円は寄付している。
さらにふるさと納税も3万円しているということで、控除を受けるためには否応なく確定申告をしなくてはいけない。
電子申告はカードリーダがないのでできないのでパソコンで必要事項を打ち込んで提出することに。
医療費控除も実家の母の分も含めて領収書を集めてみると何とか10万円を超しそう。でもこれ領収書を整理して打ち込んでみたら4ページわたって大変な作業。これだけ苦労しても12万円ほどで所得控除額は2万円。時間給にしたら最低賃金並みか…

それでも何とか全部打ち込んだら、なんと5300円の納付が必要に。苦労して確定申告して追加納付かよ。
それでも出すしかないので今日確定申告会場のウイル愛知へ行って提出してきました。
ちょうどお昼休みに行ったので提出するだけなら4~5人待っているだけですぐに提出できました。

マイナンバーカードを持参していったのですが、番号を確認するだけでOK。医療費についてもきちんと打ち出してあるので5年間保存してくださいと言われて領収書は返してくれます。これなら多少危ういものでも全部申告しても大丈夫だったかも。まあ、私自身見直して確認しなければいけないかと思いつつもその元気がなかったくらいなので所得控除2万円の真偽を確かめるために100枚余りの領収書を確認するほど国税も暇ではないでしょう。
5300円の追加納付が必要なので納付書をもらって、10分ほどで完了。
ついでの銀行へ行って納付しようとしたのですが、いきなり納付書だけでなく銀行の振り込み票も書くように言われて、ただでさえ追加納付にムカついていたところだったので切れそうに。
機械処理で読み込められないんかよ。なんで2枚も住所氏名を書かないといけないのか、意味わからない。

係りの人が親切にも住所氏名の書き方を指南してくれそうでしたが、日本語位読み書きできるし馬鹿にしているのかよと思いつつお断りしました。
ぐっと抑えて番号札を取って待つのですが、ここで20分ほど待たされて、金を収める方が待たされるなんてとさらにムカついたのですが、どうも歳を取ると切れやすくなるのかも。辛抱、辛抱。
一応無事一連の作業を1時間もかからずに無事終了しました。
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「石川啄木」ドナルド・キーン

2017-02-24 07:22:39 | 
正岡子規が近代への改革を果たした短歌、俳句の世界だが、その短歌に現代の息吹を吹き込んだのは、石川啄木です。
私の好きな短歌で
こみ合へる 電車の隅に ちぢこまる
      ゆふべゆふべの 我のいとしさ
などは、残業につかれて何とか乗り込んだ地下鉄が満員でため息ついている自分の心象風景にぴったりです。明治の短歌とはとても思えません。現代に十分通じます。

啄木は短歌の革命児としてその早熟な天才を如何なく発揮するのですが、その短い生涯は世間の常識からみれば、今話題の三又又三以上のどうしようもないくず野郎、ゲスの極みでしょう。
学生時代から高慢ちきで我慢できずに中退。小学校の教師をしても続かない。結婚も早いのですが、家庭を顧みることほとんどなく、一人、函館、札幌、釧路と転々としている。それなりの職に就いた時があったのですが、文芸で身を立てたいと長く続かず東京へと出ていく。その間、いろいろな人の好意を踏みにじり裏切り、浪費をし、借金をしては踏み倒し、芸者遊びに入れ込んでいる。給料の前借など当たり前で、芸者遊びの花代も払えずになじみの芸者に肩代わりしてもらったりし、その間に家族へは仕送りもしていない。
それでも妻の節子は啄木は絶対にいつか認められると信じその才能を認めているし、周りの人も啄木の天賦の才を認めて何かと金銭面で援助しているのですが、啄木自身はあまり感謝している風情もない。
私の近しい人がこんな人ならあまりお近づきにならないようにするでしょう。節子の親なら即離縁させてしまいたいものです。
啄木は短歌では身を立てれないと思い小説に何度も挑戦しているのですが、どうも小説では大した作品は残していないし、当時の評価もなきに等しかったみたいです。短歌はあとからあとから心に沸いてくるみたいで、出版された歌集は「一握の砂」と死後出版された「悲しき玩具」だけですが、作ったという記録があるだけで失われた短歌が何倍かあるみたいです。まさに短歌の神様が革命をもたらすために地上に短期間だけ派遣した天才です。
啄木の重要な作品には「ローマ字日記」があるのですが、ここには現代人の苦悩が表現されています。啄木は死後出版するなどと言う話があるかもしれないが燃やすようにと言っていたのですが、その実、きれいに清書してあることなど人の目に触れて出版されることを想定していた、ひょっとしたら心の奥底で望んでいたのではないでしょうか。それにしては赤裸々に不都合なことも書いてあったみたいですけど、そこはうまく取捨選択されていた面もあるみたいです。ところでこのローマ字日記が世に残っているのは、遺言通りに燃やしてしまえという人がいる中、守り通した函館図書館の司書がいたからだそうで、原本は今は函館図書館の宝物となっています。
啄木の一生を見ると、父との確執や母の溺愛、食べるものにも事欠くような生活苦と世に入れられない焦燥。それでいて少しお金が入ると高価な本を買い酒を飲み遊郭に行く。さらには自分の行いは顧みることなく妻と長年援助してくれていた友人の仲を疑い離縁を言い渡す。
もうハチャメチャです。それを含めて石川啄木と言えるのですが、でもそこにはまっすぐ太宰治に通じる道があります。太宰は啄木が書けなかった小説で現代人の苦悩を表現したのです。
それにしても啄木は26歳で夭折している。当時としてもあまりにも早い死だった。「一握の砂」が出版されてから評判となり名声を得つつあったのだが、経済的な評価はほとんど得ることができず、薬代にも苦労するような極貧のままの生活での最期だった。短歌の神様は啄木の才能のすべてを短歌の才にしてしまい、それ以外のものを与えることができなかったのか。
もはや啄木の倍以上の人生を生き、なんの才もなくひたすら呆然としている年月を送った我が身の切なさにちょっとした安どの気持ちを抱くのです。
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2月18日東山公園テニスコートの後は浜木綿へ

2017-02-22 07:12:12 | テニス
カバちゃんとえみちゃんの車で送っていただきはげ親父、ヤッターマン、1059さんにタケちゃんマンと一緒に浜木綿へ。
5時前なのですぐに席につくことが出来たのですが、お客は後からどんどん入ってくる。繁盛しています。
まずはグラスビールで乾杯。

とりあえず餃子を2人前。
ここの餃子は少し小振りですけど、日本人好みの餃子ですね。

この日は森の熊さんがいないので定番の八事ソーセージとか中華パンは誰も頼みません。
八事ソーセジーは私も好きなのですが、まあいいかという空気を読んでパスします。
ヤッターマンはいつもながらの定番で、麻婆豆腐を頼みます。

グラスビールはすぐなくなるので焼酎のボトルでお湯割りにします。
ところがボトルを頼んでもそんなものは無いとの返事。ちゃんとメニューにあるでしょう。焼酎のボトルを知らないのか、こら~そう言えば以前もボトルを頼んだらグラス焼酎が出てきて一悶着したことがありました。この店でボトルを頼む人はほとんどいないので、店員さんもそんなものがあるとは知らないみたいです。
すったもんだしてやっと芋のボトルとお湯が出てきました。

ではもう一品、料理を。タケちゃんマンが白身魚のから揚げネギソースを頼みます。

酔いが回ってくるとこの歳だとそれぞれの病気自慢に。
タケちゃんマンは最近血圧が高いそうですが、先日測ったら150-100だったとか。少し高いですね。
まずは毎朝朝食前に血圧測定してくださいというと時間がないとか。それなら職場で朝一番で測ればと言えば職場に置いていないと。家庭用なら5千円で買えるので事務長権限を発揮して福利厚生で買えばいいのに。
まあ、まずは生活習慣を改善すればいいのですが、コートでそういう話をしていたらすでに薬を飲んでいるふなっしーに今更生活習慣を改善できんでしょうと厳しい指摘を受けていました。酒をやめれますかと問われ返事はなし。
一度医者にかかって薬を服用したほうがいいかもね。
1059さんは先日転んで欠けた歯はどうなるかというと神経は抜いてあるのでそこに何か張り付けるとか。愛知学院大に行っているのですか結構何回も通って時間がかかるとか。これはある意味自業自得かな。
ちょっとガツンとしたものを食べようとまずは酢ぶた。

もう一品、牛肉の黒コショウ炒め。

この時点で焼酎のボトルはほぼなくなったので瓶ビールを2本追加。
最後の〆は香港式焼きそばで。

お勘定は14493円で一人3千円。
お釣りは基金に入れておきました。

私はバスの時間が迫っていたので慌ててバス停まで行ったのですが、結局3分遅れで来たので余裕でした。
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2月18日東山公園テニスコート

2017-02-21 22:10:14 | テニス
前日の雨も上がってこの日は曇り
いつものように1時40分に家を出て池内町のバス停まで歩いていったのですが、途中の水素ステーションで車が停まっているのを始めてみました。

出来てからこのステーションで停まっている車を見たことがなくて、ちゃんと営業しているのを初めて知りました。
池内町のバス停から妙見町行のバスに乗ってほぼ時間通り到着。
バスから降りて歯医者さんの上の気温表示を見ると13度。結構着込んで行ったので歩いていると暑いくらいです。
コートにつくとはげ親父、ヤッターマン、森の熊さん、タケちゃんマン、1059さんとふなっしーにえみちゃんが順番に乱打をやっています。
早速入れてもらいますが、この日は風もあまりなくて陽が出てくれば着こんでいると暑いくらい。雲がかかると途端に風も出て肌寒くなるんですけどね。
ひととおり乱打をやってからじゃんけんして試合に。
最初の試合は、はげ親父と組んでふなっしー、タケちゃんマン組と対戦ですが、予想通りはげ親父と一緒にミスをしまくりふなっしーの強力ショットを止めることもかなわずに0:4の完敗
試合をしているうちに、遅れてカバちゃんが登場。これで総勢9人の盛況です。
次の試合はタケちゃんマンと組んでヤッターマン、ふなっしー組と対戦。強力コンビでしたが何とか1ゲームは取ったのですが、それが精一杯。結局1:3の負けでした。まあ、こんなもんでしょう。
この日は人数が多いので結構試合の合間の休憩時間がある。それならばはげ親父の持参してきたビールをいただきましょう。

残り物の節分の豆をぼりぼり。
次の試合はえみちゃんと組んでカバちゃん、はげ親父組と対戦。ここは酔っ払い同士なんでその面では互角。マラソンで鍛えているえみちゃんの粘り強い走りと相変わらずのカバちゃんのサーブの不安定さで何とか3:1で勝利。この時点で4時15分過ぎだったのですが、森の熊さんはマンションの理事会があるとかで早退。ふなっしーも帰ったので、結局この試合で最後。何とか1試合でも勝ててよかった、よかった。
ところで遅ればせながらカバちゃんからチョコレートをいただきました。加えて旧知の女性からもはげ親父を通じてチョコをいただきました。

ありがたいことです。と言ってもホワイトディのお返しは何も考えていませんけど。
この後、えみちゃんとカバちゃんの車で送ってもらい、いつもながら浜木綿へ5人で行きました。

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「2016日本経済投資のシナリオ」今井澂

2017-02-18 08:40:36 | 
続けてなんですけど、今井さん、毎年本を出しているので2016版を読んでみました。

一年たってどうなったかと言うと、日本経済に対してさらに強気になっています。前作では日経平均25000円に行くという、それでも十分強気だったんですが、今回は3万円以上という長期予想です。
その根拠はと言うと、日本企業を苦しめていた6重苦すなわち、円高、法人税率、経済連携協定、エネルギーコスト高、労働規制、環境規制について労働規制を除いて取り除かれようとしているから。
それを可能にしたのは安倍長期政権とTPPの合意なんですが、こういう議論を読むと株価と言うのはまさに総資本の意向に左右されるものなのだと思います。いろいろあったんでしょうけどもTPPは日本の立場で結構頑張ってアメリカを引きずり込んでいったというのが評価です。当然経済効果も大きいと。
安倍、黒田ラインで金融緩和も続き、東京オリンピックに向けての道路やホテルの整備もあって、いろいろ波及する経済効果もあるので2020年までは大丈夫、GDP600兆円は十分に可能です。こう並べられると気持ちいいものです。
でもさすがにトランプ大統領の登場は読み切れなかったので、ここでTPPがポシャってしまうとは全くの予想外。となるとこの超強気はどうなるのか…
それでも不安材料もちゃんと書かれています。
筆頭は中国。中国崩壊は「起こるか」ではなくて「いつ起きるか」。過剰債務問題はもはや解決不可能な規模になっているのですが、そこは共産党独裁政権。何でもありの政策を出して当面は凌いでいくのでしょう。まあ、日本でも異次元緩和だのマイナス金利だの何でもありの政策をどんどん繰り出していますけどね。中国の場合は破たんすれば共産党独裁政権の国が崩壊する危険があるのが怖いところです。今井さんは連邦制になるんではと言っていますが、どうなることやら。
もう一つの不安材料は欧州からのブラックスワン出現の可能性。ギリシャ問題の裏にあるドイツ銀行の危険性です。イタリアの銀行危機もあってきな臭いですね。
その割にはロシアとイギリスは評価しているんですが、もしかしてイギリスはEU離脱してよかったかも。
山あり谷ありで何が飛び出してくるのかわからない世界経済ですが、日本経済については強気のスタンスは変わっていません。トランプ大統領になっても共和党政権のほうが日米関係は緊密になる傾向だし、心配ないさ~なんでしょうか。
因みに今井さんの2016年1月時点での推奨銘柄は次の通りですが、参考までにこの本執筆時(2015.11.26)の株価と2017.2.15の株価を書いておきます。
・シマノ(7309)            18990⇒16820
・ユニ・チャーム(8113}         2673⇒2514
・マニー(7730)           2349⇒2739
・ピジョン(7956)            3500⇒3055
・住友金属鉱山(5713)          1383⇒1656
・みずほフィナンシャルグループ(8411)   254⇒210
どうも今井さん、個別銘柄もはずれが多いみたいです。でも多分皆さん知らないと思いますが「マニー」はいいですね。技術は世界一みたいです。金の現物に投資するなら菱刈鉱山を持っている「住友金属鉱山」のほうがいいかも。
投資国を選ぶなら「インド」だそうです。
まあ、予想が外れて泣くのは自分ですから投資は自分の判断で、詳しくは本を読んでください。
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「2015年日本経済のシナリオ」今井澂

2017-02-14 20:46:17 | 
その昔、課長研修で今井さんの講演を聞いたことがあり、今思うとこの人の講演が株取引をやってみるきっかけ(パソコンを買ってネット環境を整えたことも大きいのですけど)でした。
今でも毎週更新されるブログを愛読しています。
それでもなんで今頃今本を読んだかというと、今井さんの予言がどの程度当たっていたかを確認してみようといういささか意地の悪い動機から。
この本にも今井さん自身が書いているのですけど株価の未来を予見するには「当たり屋につけ。外れ屋に向かえ」なんですよね。今井さんが当たり屋かどうか確認してみましょう。

でどうかと言うと、まあ、外れのほうが多いかな。
でも、経済の大きな流れの捉え方としては、そんなに外れていないし、長期の日本株は買いということについては未だに信じていますけど…
弁護して言えば、イギリスのEU離脱が現実のものになるとかトランプがアメリカ大統領になるなんて言うのは、ほとんどの人が予想していなかったんだから外すよね。もちろん今井さんもブログでの予想は直前までイギリスはEUを離脱せず、大統領はヒラリーと予想していたのです。
それでもアメリカの混迷の中で述べていたオバマ政権の2つの爆弾「ベンガジゲート事件」と「違法移民に対する恩赦問題」はオバマ政権は何とか乗り切ったけど、ヒラリーへのボディブローとなってトランプ当選への照明弾にはなっています。でもそれはウオール街の敗北ではなく、ニューヨークの株価も今絶好調、この辺は外れています。問題はトランプラリーが終わった時どうなるかということでしょうけど。
中東情勢は混迷から抜け出せないし、シェール革命はトランプの下で勢いづくのでしょうけど、この点は今井さんが言うように何が起こるかわからないことを頭に入れておくことしかないでしょう。
アベノミクスについてはいささか評価が甘すぎと思うし、言われているような「秘策」も秘められたままみたい。貸金業改正とかカジノ法案についていえばプラス面よりマイナス面のほうが大きいと思うのですが、すべて株価に還元してみればこういうことか。格差拡大とかがそろそろ臨界点に近付いているのではとも思うのですが、いささか古臭い言い方ですが、これは資本家の論理。
観光客は増え続けるというのはぴたりで、むしろ楽観ケースが実現しそうな勢いですので、これは日本にとっては明るい話題。観光関連のGDPは、輸送機器とか電機・電子と同規模なんですよね。北朝鮮の拉致被害者が大量帰還と言うのは全くの外れ。これで安倍政権はさらに安泰というのは、身びいきが過ぎる。
実体経済としてアメリカは心配していないんですけどEUと中国は大きなリスク要因。今のところどちらも抑え込まれていますが、紆余曲折はあっても何とか2016年までは乗り切ったと言っても、リスクは何も解決していないので、これも頭の中に入れておく必要があります。
日本経済についてはアベノミクスへの過剰な期待からか「2016年日経平均3万円が射程圏内に」は大外れ。少なくても2万5千円に行っていると言われても、なんだかな~
トランプラリーで予想外の上昇でも2万円掠るだけだったんですから。
ところで最後に未来投資のマル秘手法を公開しているのですが、相場は興奮した人間が作り出す価格なので、いい方悪い方どちらでもショックとか言われてそれについてある方向を向いた本が並びだし話題になるころには株価は反転の兆しを見せる。人間心理は出来高に一番よく表れるので、底値圏で大きな売りが出なくなり出来高が極端に少なくなった時が買いのチャンス!て思い切れませんよね。
景気を見るのにたった一つの経済指標しか使えないなら何を見るかと言うとグリーンスパン曰く「金属スクラップ価格」。これは結構説得力があるので日経新聞の価格欄を毎日目を通すといいですね。
巻末には今井さんの推奨銘柄も載っているので参考にすればいいのですが、必ずしもすべてがいいパーフォマンスとはいいがたいとも思いますが、そこは自己責任。
個別の予想はいろいろ齟齬や外れもありましたが、世界経済の大きな流れとしてはそんなに外れていないかなと言うのが感想ですが、見方が甘いかな。
まあ、毎年著書を出しているので、外れたところはうまくスルーして、当たったところは大きくして本を売っているんでしょうけど、今更ながらですけど検証してみるのも一興です。次は順番で2016年版を読んでみますが、気がむけばまた書評をアップします。
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2月11日瑞穂公園テニスコートは雪の中の死闘の後は二人で

2017-02-14 07:13:09 | テニス
ふなっしーは車なのでヤッターマンと二人でいつものしげすしへ。
寒かったのですが、暖かい店内でまずはビールを一杯。

一息ついたらまずは、フェイスブックに載っていたどて煮から。
甘辛くて美味しいのですが、酒を飲んでるので七味を一振りと思ったのですが、テーブルに出ていない。まあ、いいか。

でも大将も用意していたのに忘れていたみたいですが、やっぱり唐辛子を一振りするとよかった。
どて煮が出てきたなら、ここは焼酎のお湯割りに。
焼酎のボトルはまだほとんど残っていました。安心して飲みましょう。
刺身は小あじにします。

これはショウガ醤油で食べます。
ここで大将が叩きゴボウを出してくれます。

焼き物は何にするか…
実は、これもフェイスブックに「のどぐろ」と「ほうぼう」が出ていたんで、思い切ってのどぐろかなと思っていたら、すぐに売り切れてしまっとか。
どうも小さなのどぐろで値段もお値打ちだったとかで、人気みたいだったんですが、このところのどぐろというだけで過大評価されているのでは。食べたことはあって脂肪がのって美味しいのですが、言っても深海魚でしょう。ローカルな食材で赤むつと言っていたころにはそんなに人気でもなかったはずだったのに。
それならば「ほうぼう」を焼いてください。

ホウボウは世間的にはなじみがないし、顔がちょっと武骨?なので人気がなかったのか。
でも身は白身で美味しい。結構大きいので二人で1匹で十分です。
皿の端に載っているのはショウガの佃煮です。
焼酎を結構飲んでしまったのですが、さすがに空けるまでは行かなくて〆のバッテラへ。

最後にお茶とフルーツをいただき、会計は4380円。一人2千円で380円は基金から出しました。
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2月11日瑞穂公園テニスコートは雪の中の死闘

2017-02-12 11:11:36 | テニス
朝起きてカーテンを開けると屋根に雪が積もっている。

今日はテニスは無理かな。
でもベランダから下を見てみると車の上は白いけど路面には積もっていなくて軽く濡れている程度。

これならこれからの天気次第か…
やがて晴れ間も出てきて、イオンまで歩いていった時には風もなくてそこそこの寒さ。
路面も乾いてきて何とかやれそうかな。
タケちゃんマンからは中止だよねとのメールがあったのですが、高蔵寺は結構降っているのかも。翌日の木が崎でカバちゃんと一緒にテニスをして下さい。
お昼頃から雲行きが怪しくなってきたのですが、お昼にごたごたしてしまい、途中で軽く何か食べることにして少し早めに行くことに。
ところが歩いていくうちに雪というかあられというか降ってきました
構わず歩いていったんですけど、どんどん雪は激しくなってきます。
次第にボタン雪になってきて上着が濡れてくる。
何度か引き返そうかなと思いつつ2時過ぎに山崎川まで歩いたのですが、路面もびしょびしょになってこれだとテニスは無理か…

梅は満開なのですが大粒の雪が見えるでしょうか。

この時点で帽子も手袋の結構濡れてしまい、どうせ誰も来そうもないので撤退することに。
皮肉なことに瑞穂通まで戻るとまた小やみになるのですが、ひとまず何か軽く食べることに。
バローへ行き、カフェオレとチーズパンを買ってイートインコーナーで食べているとヤッターマンから電話
どうも2時30分になってふなっしーと2人で瑞穂公園テニスコートに来ているとのこと。
意外なことに桑名はそんなに雪が降っていなくて地下鉄下りて地上に出たら路面が濡れていたのでびっくりしたとか。
雪はやんでいて晴れ間が出る時もあって、それなら少し遅れるけど行きます。
ふなっしーは本当に久しぶり。はげ親父に聞いたと言ってましたが、その情報源のはげ親父は旅行に行ったのか休み。
この日のコートは5番コートでしたが、工事も終わって新しいコートは砂が多い。

湿っていることもあってボールは弾まない。
でもこれだけの砂があるのは半年かな。
少し乱打をやってから、ふなっしーの顔見知りだった隣のコートの団体のメンバーを一人借りてきて4人で試合をします。
うら若き女性でしたがテニスは上手い。
彼女とヤッターマンが組んで私とふなっしーで対戦。
一進一退のゲーム展開でしたが、4ゲームすんでも休憩を取らない。まだまだという厳しい声の中、どこまでやるのかというと6ゲーム先取とか。ちょっと腰痛にひじ痛の半身創痍の身にはつらいのですが、とにかく続けていきます。天気は落ち着かずに雪が舞ったり晴れ間がでてきて眩しかったりと上着を脱いだりまた着こんだりと忙しい。
結局タフなふなっしーの頑張りで6:3で勝利。本当に疲れた~
私的にはもうこれでいいのでしげすしへ行くかと思っていたのですが、今度は上級者の若者を呼んできて試合に。
ヤッターマンとふなっしーに私とその若者で挑戦
レベルの高い試合で激闘になったのですが、上級者の邪魔をしないようにしていたのですが、ちょいちょいミスをして足を引っ張ます。
この試合も6ゲーム先取でヘロヘロになったのですが、結局3:6で負け。どうもすいません。
まあ、知らない人とやるとそれなりに緊張感があり、全部で18ゲームというと私たちのいつものサーブ一巡の試合の4・5試合分。休みのあまりなくてこれは疲れる。
こんな天気ですけど思いがけなく目一杯テニスをすることになってしまいました。

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「非正規労働」を考える 小池和男

2017-02-09 22:11:17 | 
小池先生は大学時代の恩師というほどでもないのですが、通説を綿密な調査によってぶった切る論理のすごさには多大な影響を受けた(と言っても学究生活に入ったわけでもないので、それでどうなったということではないのですが)ものです。
いまだに密かにリスペクトしていて、著書が出ると買って読んでいます。でも最近は本の置き場がなくて原則的に買うことはやめてしまったので、この本は図書館で借りたのですけど。

今、非正規労働者の存在が新たな格差を生み、大きな議論になっている。ほぼ同じ労働をしているのにもかかわらず、正規労働者と大きな賃金格差があり景気後退となればすぐに首を切られてしまう。それはグローバル化する経済の深化とともに終身雇用、新卒正規社員採用の終焉と軌を一にしていると。
小池先生の議論は、非正規雇用は経済的合理性がないのではなくて市場競争が続く限り重要な役割がある。何よりもし非正規がより安上がりならばすべてに仕事は非正規に任せてしまえば正社員はいらなくなるはず。職場に聞き取り調査していけば正規と非正規は同じ仕事ではなく、たとえ同じラインについていても全体の習熟度が違っているので仕事の対応能力には差があると。高度な熟練を要する専門職を派遣によってまかなっている場合はあるが、その場合派遣費用は人件費と比べて決して安くはない。小池先生の方法は職場の実態の雇用慣行なりはアンケートや就業規則ではわからないので、現場の労働者に丹念に聞き取り調査をして、文章に出てこない現場のしきたりをあぶりだしていくことなのですが、そうすると通念とは違った非正規の役割が見えてきます。
では、その重要な役割とはと言うと、雇用の調節弁だけではなくて正社員として核となる熟練を担っていくものを選別登用していくことにあると。
具体的に戦後の基幹産業だった造船業、鉄鋼業のブルーカラーを見ていくと高度成長前から職場に出勤してくるものの半分は社外工なり臨時工という名の非正規だった。そこでは正社員と非正規との仕事は明確に区分されていて、臨時工から本工に登用されていくものもある割合でみることができた。仕事の習熟度などを見てこれはというものを本工にあげている。
アメリカのブルーカラーはどうか。これは小池先生の議論に親しみがないと違和感を覚えるのだろうが、アメリカのブルーカラーは労働組合の力が強くて先任権が確立されている。従って勤続年数の短い労働者は事実上非正規と同じような扱いになってしまう。ホワイトカラーはどうかというとキャリア初期は3年なり4年の期限付きで上級の職に昇任しない限りどんどん解雇される。これまた最初のキャリアは非正規と同じです。企業としてはそこで認められたものを昇任させることによって選別機能を果たしているわけです。
現場の労働者をすべて正規の新卒で採用できるなどというのは、優秀な新卒者を採用できるのは限られた有名大企業だけで、ほとんどの企業では望むべくもなくかなりの部分を中途採用で補っていくしかない。その場合企業との親和性を見つつ選別していくには非正規で雇用して正規に登用していくのが経済的にも一番合理的なはず。
これを踏まえての小池先生の提言は、すでに日本の職場で行われているのだが
A非正規労働者の正規への昇格性の整備  
B言い換えれば上記の条件付きで、非正規労働者性の存続
そのためにはそれぞれの職場に「仕事表」を貼り出し非正規と正規を一枚の表に、同じ基準で記す。昇格条件を明示する。
ただしホワイトカラーの職場では仕事を標準化することが難しく仕事表ができないのが現状。どうしても主観的判断が、恣意性が残ってしまう。より専門性の高い高度な職場でも同様だろう。
ここで労働組合の発言力に期待されるのですが、管理職も加入させて云々と言われても、ちょっとなんだかな~ですかね。
因みに私の狭い知見からですが、区役所とかの現場の事務の人には60年代までは臨時職員で入ってから転任したという人が結構いました。現業職場のいわゆる作業員だと70年代でも正式の公募採用試験はしてなかったと思います。その後公務員人気が高まり採用希望者が増えたことと地方公務員法の原則に則した採用を求められて、臨時職員からの転任ということはなくなっていったと記憶です。公務員の場合は公務員法を改正しないと非正規から正規への昇格は難しいんでしょう。
でも、もはや現場での聞き取り調査をする体力が残されていないと言いつつ、小池節健在というか、通念なり通説の根拠をしつこく問い、丹念に資料を読み解いて、議論を進めていく姿には老いを感じません。批判を受けていますがゼミの助手だったの方の調査も取り上げられていて、名前を拝見して感慨無量です。
まあ、いまだにこんなレビューを書いているようでは、本を読んだというだけの成績「可」なんでしょうけど、どうもすいませんというしかありません。
専門書なのですが、読みやすいので興味がある人は一度挑戦してみたらどうでしょうか。
コメント
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