このところ土曜日曜と勤務で夏休みといえどもどこにも行っていない。
それならばと思い切って平日の月曜火曜と休んで家族旅行に行くことに。
といっても1泊なのでそんなに遠くへは行けないし、近場で下呂温泉へ行くことにしました。
ワイドビュー飛騨で行ったのですが、行きの列車から親父は冷酒を飲むので付き合いながらとなりました。宿泊は水明館だったのですが、お値打ちツアーで行ったので部屋は値段なりのもの。水回りが古い。一応ウオシュレットですが何故かトイレに鍵がかからない。いかに家族で1部屋といえどもこれはまずいでないかに。それにフロントから遠い遠い。途中は段差だらけで今時これはないでしょう。文句あるならもっと金だしていい部屋を取れってか。
ここだけでないけど温泉旅館の部屋でバストイレつきというのは、どうしてだろう。自分自身の経験では温泉旅館で部屋の風呂を使ったのは子供が乳児だった頃に子供を入れたときだけ。風呂は大浴場が売りなのだから、部屋の風呂は思い切ってなくしてトイレと洗面を広くきれいにしたほうがうんといいのではないでしょうか。
お風呂は大浴場が3箇所あって、それはいいのだけど、これもまあ今時ならみんな平均かな。ちょっと設備投資を怠っているのではないのかね。
と文句ばかりですが、家族みんなは水明館というだけで結構満足していました。
風呂へ入る前に街をぶらぶら歩いたのですが、温泉寺まで歩いていったら結構汗をかいてしまいました。
曇りだったのですが、帰りに橋を渡る頃に雨が落ちてきて、結構激しくなって濡れてしまいました。まあすぐに風呂へ入ったのでいいか。
夕食はオープンキッチンの食堂で、和洋中混じったコース。飛騨牛ステーキありのあわびの中華スープありの天ぷらありで、変な取り合わせかもしれませんが、みんな美味しく、これはさすがに水明館。欲を言えば大食堂なので、ちょっとうるさい。
食後に街の土産物屋を冷やかして、もう一風呂入って寝ました。
翌日は6時ごろからすごい雨音で目が覚めました。後で聞くと時間雨量100ミリを越すという猛烈な雨だったとか。それでもよく降るな~と思っただけでごろごろして8時には朝食バイキングへ。最近はこういう時つい和食メニューばかり選んでしまうのですが、年とったということでしょうか。
食後に展望風呂へ行ったのですが、川はすごい濁流で川原がなくなっている。目を駅のほうに転じると水明館の下から駅に通じる道路が冠水している。ここにいたって初めて朝の豪雨が大変な事態になっていることに気がついた。列車が止まっているのでは?
どうやって帰ればいいの。
フロントに聞くと一応列車は動いているけど大幅に遅れているみたい。
10時過ぎになると雨は小降りになってきたので外に偵察に行ってみると、駅へ行くアンダーパスへの道の角に消防車が止まっている。
土嚢も積んであってアンダーパスは完全に水没している。
雨が小降りになったのでさすがに前の道の水は引いていたが泥だらけで、みんなが洗い流していた。これでは列車がどうとかという前に駅にいけないじゃん。
玄関にいた旅館の仲居さんに駅へ行きたいのだけどというと車を出してくれたのですが橋を渡ってずいぶん下流の橋から踏切をわたって駅に行きました。
駅には足止めを喰らった客がいて駅員にいろいろ言っているが、私たちの乗るべき列車はすでに運休。そのほかの列車も大幅の遅れというだけでいつ動くかも判らない。
駅で待つしかなくて如何ともならない。このまま今日は帰れないのだろうかと思っていると2時ごろに名古屋から高山行きの特急が到着。ここから先はいけないのでこれが折り返しの臨時列車になりました。ラッキーということで乗り込むと2時30分前には無事動き出して4時過ぎに名古屋につくことが出来ました。
予約するとき高山にするか迷ったのですが、高山にしていたら帰れたかどうか。下呂でよかった、よかった。
ということであまりのんびり出来なかった休日になってしまいました。