怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

池谷敏郎「その診断を疑え」

2021-01-30 21:11:44 | 
テレビとかに結構出ていて名前が売れている池内敏郎さん。
このブログでも著書の何冊かをレヴューしているのですが、今回の本は題名も「その診断を疑え」と挑戦的ですが、読みやすくて内容も具体的かつ実践的で、一押しかな。

世の中には、なかなか自分の思い通りの診療が受けられずに病院を渡り歩く「医療難民」とか「なんちゃって専門医」に取り込まれてしまってますます病状が悪化する患者とかが何と多いことか。
なぜこんなことになるのかについての池内さんの回答は、大きく分けて医療を行う側の問題、患者さんの問題、人間の体と心の複雑さという3つあるというのですが、最大の要因は医師側の問題で、症状やデータだけを診て、患者さんの心に寄り添おうとしないことと言う。的確な診断をするためには、患者さん一人一人と向き合い、体だけでなく表情などもチェックしつつ、しっかり話を聞き、適切な質問を投げかけていく必要がある。そしてそれを相手に伝わる形で、患者さん個人の問題に落とし込んで説得できなければ治療の効果はなかなか現れないと。池谷さん、実際の自分の診療では患者さんの訴えをとことん聞いて、相手が納得してくれるまで説明していると書いています。
素晴らしい。自分の経験でも私の言うことや体よりもとりあえず検査をして、その検査結果のパソコン画面を見つつこちらがあまり口を挟ませないようにして診察を終えるというパターンが多かったみたいです。でも忙しい外来で数をこなそうとすると必然的にそうなるしかないのかなとも思って諦めているのが現状。ちっともよくならなかったり、説明に納得できないと不安と不満を抱えつつドクターショッピングになるのも仕方ないのか…
ちなみに池谷さん、自分のクリニックでは完全予約制で1日100人診ているとか。まあ、再診とかはあまり時間はかからないでしょうけど、この方針では初診はどれだけ時間がかかるやらです。完全予約制なので初診はせいぜい1日5人くらいでないととても100人は診れないのでは。
それはそれとして、この本では池谷さんが実際に診察の場で遭遇するよくある症状別に解説をしています。医療難民と化したいろいろな症状を抱えている人たちですが、深刻な病気を患っているのは、そのうちの1~2割で、ほとんどの人がちょっとした対処で治っていくというのが診察した結果の池谷さんの実感と言われるとなるほどと思ってしまいます。
簡単に紹介してみると、足が冷たいという訴えはよくあるそうですが、ほとんどがウソ冷えで本当に足が冷たいわけでなく脳が冷たいと感じているだけ。そういう場合はウソ冷えが起こるシステムを理解したら、異常感覚だから本当に冷えていないと言い聞かせて無視して生きていくこととか。
心臓が痛いという訴えも多いのですが、問診で症状を具体的かつ詳細に聞けば、ほとんどは他の何かが原因の「狭心症もどき」とか。多いのは胃食道逆流症で、肋間神経痛とか帯状疱疹の場合も。胸の痛みを訴えてくる患者で一番多いのは肩こりだと言われるとなんじゃそれ~ですけど。
胃の調子が悪いと言う人の大半は内視鏡検査をしても異常が見られず、神経性胃炎とか言われていた「機能性ディスペプシア」で、大きな原因はストレス。ストレスが原因なだけに薬だけで治すのは難しい。ストレス対策と食事療法が大切です。
実は腰が痛いというのも「ストレス性腰痛」が多いそうで、腰痛で医療機関を受診した人のうち、椎間板ヘルニアとか尿路結石とか原因を特定できるのは15%だけ。いろいろ検査を受けて治療を受けてもよくならない場合は心因性腰痛の可能性もあり。ストレス解消のためにもストレッチとかウォーキングが有効だとか。
ちなみに私は高脂血症なんですが、薬を飲むのが嫌でいろいろ理屈をつけてほかっているのですが、放置せずに正しく病識を持って医師の指導の下きちんと薬を服用にすべきと言われると耳が痛いのですが、こういう話はとりあえずスルー。
患者側だけの問題でなく、知識も経験も不十分な専門医が患者を囲い込んでしまい、治療しているのにどんどん悪化してしまう例もあるそうです。血圧を下げる必要もないのに強い降圧剤を長年服用させて脳の循環が悪くなり「作られた認知症」となる場合もあるとか。膝が痛いと言うと変形性膝関節症と言うことで運動療法とかその指導を行っていれば、症状を軽減して注射を打つ必要もなくなるのに、そういうことは全くせずに漫然とヒアルロン酸の注射を打ち続ければ体にいいわけがない。
自分で気になる症状があれば気合を入れて熟読できます。もっとも都合のいい部分だけを読みがちですけど。
信頼できるかかりつけ医の見つけ方も書いてありますが、現実にはそれが難しい。基本は問診で患者の訴えをとことん聞いてくれる医師なんて、私は残念ながら遭遇したことがないのですけど。専用のノートを作って聞きたいことをメモしておき、診察の結果も記録しておくことと言うのはすぐにでもできそうですが、分からなかったから、このノートに書いてくださいと言うと嫌われそうです。
最後に以前から池谷さんが推奨のゾンビ体操のやり方の解説。と言っても難しいものではなくて私も毎日やっています。ちなみに1分間の手をぶらぶらさせてのその場ジョギングと30秒のインターバルでジョギングを3回で1セットですが、私の活動量計で測るとジョギング400歩ぐらいです。他にもいろいろな体操を紹介していますので、自分に相性がよさそうなものから始めてください。
医療機関に渡り歩く基礎疾患がある人は一度読んでみることです。
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益田ミリ「お母さんという女」

2021-01-28 22:00:34 | 
実家で独り暮らしの母は、順調に認知機能障害が進んできている。今は週2回のディサービスに通っているのですが、その日は朝行って出かける支度をさせ、着替えを持たせて送り出します。毎回今日はディサービスの日かから始まってディサービスの日と納得させて支度にひと騒ぎ。いつも着慣れている年代物の服を着ていこうとするので、何とかもう少しましなものを着るようにと説得。とにかく新しいものに対して拒否感が強く、カバンなども破れていようがテープを貼って古いものを使い続けている。
最近ではまともに相手していると反論してくることもあってブチ切れてしまうこともしばしば。たぶん自分の母親なので余計怒りが収まらないのだろう。仕事と思えばそんなに怒り狂うこともないでしょうし、アンガーコントロールに努めるのでしょうけど。
振り返ればしっかりしていたころにはそれなりの関係だったのに、認知症というのは本当に過去の母親の姿を打ち消してしまい最近は悲しい気分ばかり残ります。
閑話休題。またも益田ミリの本ですが、3~4ページのエッセイと見開きの漫画で150ページほどなので気軽に読めてすぐに読了してしまいました。でもこの本に出てくる益田ミリと母の関係性はうらやましいくらい。

20代で単身上京し、多分そのまま結婚をせず、子どもも作らない人生を歩むのだろうと諦念してる益田ミリ。その分母親に対しては折りにつれ心遣いをしている。母親もバリバリの下町の大阪のおばちゃんそのままですが、だからこそ惜しみなく子どもに愛情を注いでいます。齢30歳を過ぎ、自分の人生と重ねながらそのことを思い出して母の人生を思う姿は心に沁みてきます。
母の姿を通した大阪のおばちゃんの生態は、矢鱈と楽しそうに立ち話をして、タッパーがたくさんあってタッパーにおかずを詰めて団地の家との間を行ったり来たり。裏が白い広告チラシは小さく切ってメモ紙になり(うちの母もよくやっています)、さらにチラシで花瓶とかも作られ、ミカンの皮などを入れる簡易なゴミ箱にもなってとことん有効利用されている。
でもお弁当は手間をかけて毎日作り、しかも配置も配色もきれいな弁当だった。忘れ物をよくしたのだが、いつも学校の靴箱に届けてあった。くじ運とかはよくて「欲しい欲しいと欲がある人には当たらへんの」が口癖。明石家さんまが大好きで「いつもニコニコしていなさい」と言っている。母を思い出すといつも笑っている顔っていいですよね。
一人暮らしで特に用がなくても年に6~7回は交通費をかけて実家に帰るのだが、いつも喜んで大はしゃぎの母を見ると帰らなければと思い、そんな母に心癒されている。
今では年に2回は娘と二人で旅行に行っている。一緒に旅をしていると、うれしい時にうれしいと素直に表現できることの大切さをしみじみ感じ、そんな母を見るのが大好きで、ちょっとぐらい無理しても一緒に旅行したいと思う娘でした。
本人も本の中で「どんだけお母さんが好きなんや」と書いているけど、読者にビンビン伝わってきます。
基本的に甘すぎるほど甘やかされて育った娘ですが、甘やかされたその思い出はいつも心の中にあって、著者の心の芯の部分を暖かくしてくれる。「私、大丈夫かも」という根拠のない自信を授けてくれる。
あとがきに書いているのですが、母との思い出を「よく覚えていますね」と言われることがあるが、その時忘れている記憶の方を思う。覚えていることなど、ほんの一部。その一つ一つを確認することはできないけど、著者の心の深く深くに残っているだろうと。
これには私も深く同意するのですが、今は顔を合わせれば認知症の母を罵倒しているばかりの息子でした。
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今井澂「2020の危機 勝つ株・負ける株」

2021-01-25 18:29:56 | 
最近の株式市場を見ているとこんな経済状況で株だけなんで上がるのかがよく分からないというのが本音ではないだろうか。
緊急事態宣言が出て実体経済は飲食業を中心にガタガタ。政府の支援策で何とか持ちこたえていても、コロナ禍が収まらない以上、これから倒産件数は増えていき、失業者も出てくるのだろう。製造業を中心に持ち直しているところはあるというのだが、そんな明るい展望が開けているようにはとても思えない。
株式市場は半年先の展望を映し出しているというので逆に未来は明るいと楽観視してもいいのか。それでもワクチンがどれだけ効果的なのか不明だし、全国民にゆきわたり集団免疫的なものが獲得されるには最低でも1年はかかりそうだけど…
東洋経済オンラインの小幡績の「2021年はどうやら「最悪の年」になりそうだ。いよいよ「バブル崩壊」の可能性が高まってきた」を読むと2021年にはバブルが崩壊するとのご宣託。実体経済と株式市況とは関連性はなくて、大規模金融緩和によってもたらされたバブルによって株が上がっているという説明は十分納得できます。リーマンショック後の世界各国中央銀行主導の低金利政策、通貨供給という金融緩和でジャブジャブになったマネーが投資先を探して債券市場、株式市場になだれ込んだ結果のバブルで、さすがに膨らみすぎてそろそろ崩壊が見えてきていた。
ところがここでバブル崩壊を救ったのが皮肉にもコロナ禍。危機に際して今ここで経済を何とかしなければとばかりに各国は限界と思われたところから、さらに金融緩和と財政支出を繰り出しバブルを延命し、上乗せしている。
クールに見ればコロナによる経済への影響は一過性であって、それを抜きにした経済の展望はどう考えておけばいいのだろう。根拠なき楽観かもしれませんがコロナの混乱は当然ながらいずれ収まり、以前からのトレンドに戻るのか。では以前からのトレンドは?
そのことを書いているのがおなじみ今井澂さんの「2020危機 勝つ株負ける株」

まあ、書いているのが2019年なのでコロナのことは予想だに出来なかったのですけど。
今井さんもマネーが行き場を探して渦巻いている状況はバブルと言い、債券市場のゼロ金利状態がどこかで修正される時にはそのバブルははじける(今井流に言うとドカン)とみているのですが、極端な崩壊ではなくてそこそこのところで落ち着くので日本株式市場では絶好の買い場になるとの見立て。
崩壊のきっかけは債券市場で、実態と比べてあり得ないくらいの低金利のイタリアとかギリシャ国債が売られてくると一気に安全資産を求めてマネーが逃げ出すので連鎖反応でバブルが崩壊する。でもその中で我が日本は、先のバブルの教訓かゾンビ企業は少なく企業の借金は少なく財務は健全、内部留保は膨大。安全な投資先としてマネーが流入してくるのは必定。そこから日本株再評価の号砲が鳴ると超強気です。
現下の政治状況についても書いてありますが、安倍首相の後継は菅に禅譲というのはズバリでしたが、総選挙の時期は外れ。トランプについては、簡単ではないけれど反グローバリズムのトランプ再選もありと言うか望んでいましたがこれはコロナ禍のために目論見外れ。実は今井さんがトランプによる陰謀論に組して偽りの選挙結果とブログで主張していることにはちょっとショック。今井さんでも見たくない現実は見えずに見たいことしか目に入っていないのか…選挙実務に多少でもかかわっていたものとして大規模な開票操作が可能ならアメリカは最早民主主義国ではないと思いますけど。
習近平については力は揺らいできていて、不安定さが強権政治をもたらしているとか。裏で実権を握るというラスプーチンになぞらえる共産党ナンバー5の王コ寧なる人物は知らなかったので名前を記憶しておきます。
北朝鮮との対話が水面下で行われ拉致問題が進展して、これまた選挙に有利になるというのはかなわぬ願望でした。政権内では何とかならないかと検討していたんでしょうけど。
コロナによる財政支出と金融緩和はバブルへの追い風となるのですが、一時的なカンフル剤。今はコロナ感染者が増えれば増えるほど政策期待から株価が上がるという何となく変な危うい市況です。小幡績によれば2021年中にはバブルは崩壊するのですが、それは今井澂さんなら日本株の絶好の買い場。最悪の状況を考え覚悟を決め、悲観することなく明るく生きる。現実には最悪より多少ましな状況にあることが多いからあわてなくて済む。PBR1以下は長期に続かないはずなので下限は見当つく。日経平均で2万円ぐらいか。そのあたりが絶好の買い場?
最後に今井さんの注目5株。
①ALSOK(2331)
②アンリツ(6754)
③ピーエス三菱(1871)
④シスコシステム(これは米国株)
最後はETFを5種です。興味のある人は調べてみてください。

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1月23日東山公園テニスコートは雨

2021-01-23 10:39:58 | テニス
この週末は土曜日曜と連続してテニスコートを予約してありました。
でも今の我がクラブの現状では二日連続では参加者は見込めない。日曜日は午後遅いこともあってキャンセルしようと思っていたらカバちゃんが使いたいというので使ってもらうことにしました。
ところが皮肉なことに天気はどうやら二日とも雨。首都圏では日曜は雪になるかもとのニュースが流れている。
予報では土曜日は午後から雨となっていたのですが、朝起きた時点ですでに雨が降っている。

どうも雨で中止せざるを得ないことに。
まあ、やれと言われても1059さんは18日、25日と両眼を白内障の手術するということですし、タケちゃんマンは午前中は体調面から出てこれない。
かく言う私も膝はいまだ痛みが残っている。急に立ち上がる時とか階段を降りる時とかは痛みが走ります。医者からもらった湿布薬は副作用情報の通り四日ほどして痒み、かぶれが出て来て貼るのは中断。

それでも日々薄皮をはぐようにしてよくなっている感じはあり、歩く時には痛みはあってもほぼ支障がないのですけど、軽く走ることも痛くて無理。再度整形に受診してМRIを撮って靭帯損傷が分かっても湿布を貼るぐらいしかあまり治療法はなさそうなので、このまま様子を見ることに。それにしても照ノ富士を始めとして相撲取りは靭帯が多少どうにかなってもぐるぐるテーピングして平気の顔で相撲を取っている。私は起き上がるだけでひざを曲げるとイテテと声に出るのですが、格闘技の人たちの体の構造はどうなっているんだろう。
コート上で歩くしかできないのでテニスは無理みたいだけど、メンバーが足りないなら猫の手ぐらいになるかも?どうしようかと悩んでいたので雨で中止は丁度いい休養になりました。
因みにこの日ははげ親父の誕生日です。天気は悪いですけど、おめでとうございます。テニスがないので昼酒を堪能してください。
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緊急事態宣言下の「松坂屋美術館」

2021-01-21 17:37:35 | Weblog
新聞販売店からの頂き物で、松坂屋美術館で開催されている「平山郁夫が描く世界遺産展」の入場券があるのだが、ちょうどコロナ禍の第3波に遭遇。基本的に暇を持て余しているので、同級生でも誘ってランチがてら行こうかと思っていたのですが、機会を失してしまいました。
会期は1月24日までなのですが、せっかくあるのなら一人で見に行くか。緊急事態宣言以来地下鉄も乗っていなかったので都心の状況はどうなのか現場も見てみたいし…
天気もいいのでお昼を食べてから出かけたのですが、平日の午後なのですが、地下鉄はほぼ座席が半分ほどは埋まっている。もっとガラガラかと思いきやそうでもない。
矢場町で降りて松坂屋に行くのですが、ここも平日の昼間でもそこそこの人出。
南館の7階へ上がっていきます。

まずは受付前に係の人がいて検温して、手指をアルコール消毒。
入場券のモギりも自分でやって半券を自分で容器に入れてください。

館内もそれなりに人はいて、10分間の映像コーナーは用意されていた椅子がいっぱいになっていました。もっとも間隔を空けているので席数は少なかったですけど。
それでもゆっくりとみることができましたが、平山画伯の絵は「月下シルクロードを行く」ぐらいしか知らなかったのですが、世界遺産を巡る数々の絵をはじめアンコールワット、南京城壁、比叡山延暦寺と多彩です。素描の絵がのびやかで楽しく書いているような感じがします。
因みに作品はほとんど佐川美術館の所蔵品みたいです。佐川美術館はあの佐川急便の社長さんが財団に運営させているんですよね。
ざっと見てからグッズ売り場を覗いたのですが、ここはお客はちらほら。

せっかくここまで来たのでコーヒーでも飲んでとも思ったのですが、飲食は好ましくないとのことなので早々に帰ることに。いつもならばお酒売り場なりを見てから肴になりそうなものがないかと物色していくのですけど、これもパス。
結局地下鉄ですぐに帰って往復2時間の外出でした。でも往復の地下鉄も矢場町も平日の昼間と言えどもそれなりの人がいました。
私も含めて緊張感はまだまだなのか。
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今年は5枚が当たり、年賀状あれこれ

2021-01-19 07:07:03 | Weblog
先日お年玉付き年賀状の抽選が行われました。
暇を持て余している毎日が不要不急の高齢者としては早速当たっているかどうかを調べます。
結果、今年は5枚が当たっていました。

もちろん3等でしたけど、今年の切手シートは大入りのデザインで切手の形は何と〇。最初切手はどれかと探してしまいました。
年々歳々年賀状の数は減ってきて、現役の頃は毎年200枚以上出していて同じくらいの賀状をもらっていたのですけど、今年は90枚ほど出しただけ。もらうほうも同じくらいなので、5枚当たったということは確率的には100枚で3枚なので、まあ、運がいい方かな。
毎年12月になると年賀状のCМをやりだし、そろそろ賀状のことを考えないといけないと思いつつも年末27日過ぎに印刷をして投函しているのが通例です。もう隠居の身だしこの際思い切って賀状は全部辞めてしまおうかと思いつつ出しているのですが、最近は今年をもって賀状はやめますと書いてあるものも何枚か。今年も5人の方からこれで最後にしますとの宣言がありました。
でも高校の同級生Fからの賀状には年に1回ぐらいの安否確認にはいいのでこれからも続けるようなことが書いてありました。

意見が合わないことが多かった同級生ですが、この点については結構同感しました。賀状の返事で逝去を知ることもあったりして、多少面倒くさくてもこちらは何とか生きていることを伝えるにはいいと思います。
もっとも賀状だけの付き合いでこれから二度と会うこともないかなという人もいたりして義理を欠かないように貰えば返事は書いていてもこちらからは徐々に減らしていっています。
先日読んだ三浦しをんの「政と源」には銀行員を辞めた政には70歳にもなると年賀状も数枚しか来ずそれもすべて印刷だけで何も書き添えていないのを嘆いているところがありましたが、出す人には一言でもいいので書き添えるようにしたいものです。逆に何も書き添えることが浮かばない人には出さなくてもいいのか。今のところ70歳になっても3~40人くらいは一言添えて賀状を出す人がいるような気がしています。もっとも政のように腐れ縁と言うか幼友達として始終つるむ源のような友人はいないのですけど。
今は賀状作成ソフトでデザインも住所もボタン一つで印刷できるので、ついつい前例踏襲でリストラができにくくなっています。でも幸いなことにと言うか昨年パソコンが壊れた時に住所録も消えてしまい、新たに入力する気もなくて今は手書きで宛名を書いているので、住所を書くときに取捨選択しやすくなりました。
でも年末には誰に出すのかまたちょっと悩むんでしょうね。
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1月16日熱田神宮公園テニスコートは下手こいた

2021-01-16 14:08:52 | テニス
私の膝の具合は日にち薬で徐々に良くなってきたのですが、いまだ痛みは残り、膝は湿布薬を貼り包帯でぐるぐる巻き。
歩くことはできても階段の上り下り(特に下り)とか走ると痛みが走ってちょっときつい。
16日のテニスは欠席にしようと思っていたのですが、そうするとメンバーが集まるかどうか。一応照会をかけたらはげ親父、カバちゃん、えみちゃん、タケちゃんマンと4人は集まるのでよかった、よかった。
熱田神宮公園テニスコートならリハビリがてら散歩して顔だけでも出してきましょうと言うことで9時40分に家を出て歩いて行きます。
ところがコートに着いたのですが、Bコートには誰もいない。

10時を10分余り過ぎている。?????ひょっとして連絡を間違えた???
慌ててはげ親父に電話をかけた聞いてみるとお知らせには13時からとなっているとか。
しまった、ひょっとして時間を間違えて連絡した?
当初は13時からだったのを10時からが空いていたので時間変更したのですが、予定の連絡にそれを変更していなかったか。午前中だとタケちゃんマンは体調が整わないので無理だと言っていたのでタケちゃんマンが出席予定の時に気が付かないといけなかった。
無断キャンセルだと怒られるので慌てて管理事務所へ行き時間帯を確認したらやっぱり10時からになっている。ちょうど無断キャンセルかと確認の電話を入れようとしたところだったとかで、平謝りして利用料だけは支払いました。

因みに13時からが空いているか聞いてみたのですが、空きはなし。
はげ親父には電話して間違いだったので他の参加者に連絡してくださいと依頼。どうもすいませんでした。
10時からだとタケちゃんマンは参加できなかったはずなので、ほんとは4人集まらず前日にキャンセルしなくてはいけなかったのでした。
私の連絡ミスなので落ち込みましたが、迷惑をかけつつ、ひとまず始末をつけたので、気分転換に橋を渡って白鳥公園を散歩

天気は曇りで日差しはないのですが、風はなくて寒さは感じない。
ここから足を伸ばして先日年間パスを購入した白鳥庭園へ。
土曜日の午前中と言うことで人もまばら。静かです。
階段は膝につらいので外周をざっと回るだけ。年間パスの強みです。
堀川沿いを歩くと水鳥だけが佇んで何やら啄んでいます。

ひとり泳いでいるのは時折潜って魚を捕っている。

1時間ほどの散歩でしたが多少なりともリハビリになったのでしょうか。むしろ安静にしているべきだったのか…
ところで湿布薬は1週間分でしたが、来週には膝の痛みは何とか消えてテニスに復帰できるでしょうか。

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やっちまったか、左膝

2021-01-14 07:29:23 | Weblog
テニスを終わって帰るのですが、厚生労働大臣は夜8時以降の外食を控えるようにというと昼飲みだといいだろうと昼間から飲んで騒ぐ人がいるけど考えればいいわけないだろうと分かるだろうと至極真っ当なことを言っていました。
と言うことで飲みに行くこともなく解散してまっすぐ帰りました。
ところがバスに乗って帰るあたりから左膝の痛みがどんどん強くなってきました。曲げ伸ばししなければ何とも無いのですが、動かすと膝に痛みが走る。
バスを降りた頃には痛みで左足を曲げれないので足を引きずるようにしか歩けません。
お昼は食べてくると言ってあったので、そこらで昼食をと思っていたのですが、帰り道からそれるのは嫌だったので途中のパチンコ屋に入っている博多うどんの店「木村屋」へ行きました。
パチンコ屋の中の店なのでラケットを持って行くのは違和感があるのですが、そこはパチンコ屋さんなのでカウンター中心でみんな我関せずと孤独に食べている。席もアクリル板でちゃんと仕切ってある。

食券を買って待つこと暫し。
この日はエビと貝柱のかき揚げうどん750円です。

博多うどんは讃岐うどんと違って麺に腰がなくて柔らかい。もっちりしています。
かき揚げは揚げたて、熱々で美味しい。
家に帰ってソファーに横になったのですが、足を伸ばしたままなら痛みはないのですが、曲げようとすると激痛が走る。椅子に座る時は気合を入れて我慢して座るのですが、座ったままなら痛みはない。立ち上がろうとして膝を伸ばすと激痛が走る。とりあえず家にあった湿布薬を張り、できるだけ動かないようにするしかない。
早めに寝たのですが、寝返りを打つとどうしても膝が動くので痛くて目が覚めてしまいます。
よく火曜日は母のディサービスの日なので足を引きずりながら実家へ行くのですが、普段なら1信号で渡り切る川の両側の信号を1回づつ休み休み渡ることに。そうやって苦労していけば母はディサービスなど知らない風で隣の喫茶店でモーニングを食べようとしているところ。早く支度をしなければいけないのですぐ食べろと言って、実家の新聞紙を縛って廃品回収に出し、洗濯機を回してもまだ喫茶店にいるのでまたまた呼びに行くことに。膝の痛みもあってぶち切れてしまい、時間のないまま体温を測り連絡事項を書きマスクをさせてで、険悪な雰囲気のままの送り出しでした。
どうも前日から悪くなっているし、ひょっとして骨に異常でもあるとまずいので帰りに整形外科にかかることにしました。
連休明けなのでクリニックは結構混んでいて初診なので待たされたのですが、とりあえずレントゲンを撮ってみましょうと膝のレントゲンを3枚撮影。
暫くして診察室に呼ばれたのですが、レントゲン写真からは骨に異常はなし。よかった。
靭帯が何らかの損傷したかもしれないけど、靭帯はレントゲンでは分からないのでМRIを撮らないといけないのですが、腫れもないし、内出血もないので何らかの負荷がかかってのびただけかも。
と言うことでとりあえず1週間分の湿布薬を出してもらい様子を見ることに。痛みが引かないようでしたらМRIを撮りましょうとのこと。湿布薬を貼ってもらい、包帯でひざをぐるぐる巻きに固定してくれました。一応家でも巻けるようにと指導付きです。

相撲取りによくある様な膝の姿になってしまいました。
動かさなければ痛みはないので痛み止めは断り、湿布薬だけを院外処方で出してもらいましたが、全部で2720円。

包帯で固定されると心なしか足が楽になったような気がして帰宅。
風呂上がりの包帯巻きは私が自分でやるよりは看護師のかみさんの方がプロで上手そうなので伏してお願いしたのですが、さすが仕事でよくやっているというだけあって、医師が巻いたより上手みたい。こんなことでポイントを与えたくなかったのですが、本人は鼻高々でこちらはお愛想を言うしかありませんでした。
包帯の固定が効いたのか、日にち薬で最悪は過ぎていたのか、夜は寝返りも普通にうてて眠れました。どうやら靭帯も大きな損傷はなかったみたいで一安心ですが、暫くはそろそろと用心して暮らすしかないか。
それにしても、あんなことで足を引っかけて膝を痛めるとは、歳をとって反射神経が衰えたとしか言いようがないみたいです。老化現象です。


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1月11日鶴舞公園テニスコート

2021-01-12 17:49:04 | テニス
寒い日が続いています。北陸では連日の雪で高速道路に立ち往生の車が千台以上という強烈な寒波が襲来しています。名古屋は雪は降ることはなかったのですが、最低気温は氷点下で、最高気温も5~6度。神宮東公園の池も凍っていて氷の上で鳩がえさをついばんでいます。カモは何処へ行ったのでしょう?

3連休最終日のこの日は朝から曇り。最高気温の予想は7度。でも風はなさそうです。
実はいつもなら9時30分過ぎ到着でいいかと行くのですが、年末えみちゃんからテニスボールを預かっていたので少し早めに行くことに。8時45分に家を出て雁道からバスで鶴舞公園へ。でもちょうどバスが出た後で5~6分ほど待って9時2分のバスでした。
天気は雲が低く太陽は隠れている。日差しがないので寒さが身に沁みます。

コートに着いたのが9時20分。
既にはげ親父、えみちゃん、ゆうこりん親子、カバちゃん夫婦、ミカちゃんと盛況です。
早速練習に入れてもらい、体が温まったところでじゃんけんして試合に。
私の最初の試合は、かばちゃんハズと組んでゆうこりん・かばちゃん組と対戦。最近どんどん実力をつけているかばちゃんハズですが、走りながら打つとミスしてしまう。でもさすが若さで反射神経はすごく私はとても対応できません。この試合はとにかく長い試合になってゆうこりんのサービスゲームではデュースの連続で結局落してどっと疲れが出てしまいました。結局1:3の負けだったのですが、2試合分ぐらいやった気分でつかれた~
次の試合は先ほどの4人で組み替えて、ゆうこりんと組み、カバちゃん夫婦組と対戦。それぞれのゲームでは競っていたのですが、最後にかばちゃんハズのホームランが出たりして終わってみれば4:0と夫婦愛ペアに勝利できました。
相変わらず太陽は顔を出さずに、休んでいると体が冷えてしまいます。

公園を歩いている人もほとんどいない。高校生が部活なのかランニングしているくらいです。
体が冷えていて思うように動かないからか、コートの隅に転がったボールを拾おうとコートに降りようとしたら左足が引っかかって、膝に激痛が。それでも動かすことはできて一定方向以外は痛みも出ないので試合をすることに。
次はミカちゃんと組んでゆうこりん親子と対決。ゆうこりんジュニアは結構いい球を打ってきて、足が痛いからという訳でもなくミスをして0:4の負け。途中経過はそれぞれいいゲームだったと思うのですけど…
ここで11時近くになったのですが、久し振りブリのヨイショが突然現れました。早速少し練習してから試合に入ってもらいます。

相変わらず口数が多いのですが、フォームはきれいです。
私はやっぱり膝に違和感が残り、痛みも出てきたので、早々と終了にして見学組にします。
因みにタケちゃんマンは11時過ぎに来るのかと思ったのですが、現下の状況では昼飲みと言っても控えるべきみたいですし、飲みに行かないなら来る理由もないので姿を見せませんでした。
この日は11時45分には終わったのですが、カバちゃん夫妻はもう少し特訓するとかで残りました。
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リチャード・クー「追われる国の経済学」

2021-01-09 17:11:53 | 
久しぶりの600ページを超す経済学の本で読了するのに結構苦労しました。本来なら年末年始の暇な時間に読み終えるつもりが飲んだくれて松の内も過ぎての読了でした。

どうも酒が入ると小難しい本は体が受け付けず、ついつい軽い本に目が移ってしまいます。それが結構面白くて読みだすとなかなか止まらないのがいけない。

益田ミリと三浦しをんとなると面白くないわけがない。
さらに北村薫と磯田道史となれば柔らかいばかりではなくて、それなりのファクトファインドがあるのですが、それがまた胸にスルスル入ってきて面白い。

磯田の本はNHKの番組で取り上げたことを本にしたもの。当然ながら読みやすい。江戸時代の再評価は国際情勢を無視して国内のことだけを考えれば戦国時代から脱却したのだから当然の評価。平和が一番大事というならば、徳川300年の太平は評価しすぎることはないでしょう。北村薫の本は太宰治と「本」の薀蓄に満ちていて、最近太宰の文庫本を再読している身としては知的好奇心を刺激されます。
閑話休題。
リチャード・クーの本に戻ります。
経済学は合理的な人間と企業が前提になっている。教科書的には民間企業は利益の最大化を図って行動し、その前提に基づき理論が構築され、精緻な数値化されたモデルにより政策提言がなされている。ところがバブルが崩壊した後、債権価値が崩壊していくと民間企業のバランスシートは大きく毀損し債務超過に陥ってしまう。その場合利益の最大化ではなく債務の最小化を優先して取り組まないと銀行からの融資も受けれずに企業活動を持続させていけなくなる。一度そのような事態に立ちってしまうと民間企業は自らの財務の健全性に自信が持てるまで、どんなに利率が低くても借金をせずに債務を返そうとする。各企業の行動としては合理的なのだがすべての企業がそういう行動をとると、民間企業セクターでは貯蓄超過となって、借り手不在の中、経済はデフレスパイラルに陥り縮小していく(合成の誤謬)。これをバランスシート不況と呼びアメリカの大恐慌、日本のバブル崩壊後の状況も該当すると。「バランスシート不況」という言葉はリチャード・クーの造語だと思いますが今ではすっかり市民権を得ています。
バランスシート不況では金融政策でいくら政策金利を下げ量的緩和を行なっても民間企業は反応せず、借り手は現れない。当然デフレは解消されない。この場合は政府が最後の借り手となって民間の貯蓄超過を解消すべく公共事業を行わないと不況は深化する。このことは日銀が黒田総裁の下、アベノミクスと喧伝され大胆な量的緩和を行ってもインフレ目標は何時までも達成できずにいることからも証明されている。
と、ここまでは前著でも述べられていたこと。今回は同じような現象が「追われる国」では普遍的にみられるようになったということを分析している。資本主義経済の発展段階によって企業行動も変わり有効な経済政策も変わってくるというのが要点。宇野派経済学の原理・段階・状況からいえば状況論なのでしょうけど、説得力があります。
経済がルイスの転換点を超える前の段階では資本家は農村の過剰労働力が供給され、いくらでも労働者を低い賃金で雇うことができた。しかしルイスの転換点を過ぎると労働者の確保には賃金を引き上げざるを得ず、生産性を向上させるために設備投資をせざるを得なくなる。一方賃金が上がった労働者の購買力も急速に上がり内需が拡大。この段階は投資も消費も伸び社会全体が経済成長の成果を享受できる黄金期と言える。
しかし賃金がある時点になると企業は海外に投資した方が国内で投資するよりも資本収益率が高くなる。新興国に生産拠点を移していく産業がかなり増えていくと、経済は「追われる国(被追国)」の段階に入ったことになる。企業は海外の労働資源を活用するという選択肢を手に入れ、多大な設備投資をしてまで国内労働者の生産性を上げる必要がなくなってくる。企業は国内で投資をしなくなり国内の資金需要が減退してくる。民間に過剰貯蓄が発生し、中央銀行がいくら金利を下げても資金はだぶついてしまう。バランスシート不況と同様に貸し手はいても借り手がいないので金融政策は効果をなくしてくる。政府が最後の借り手となり、同時に構造改革をして生産性を上げていくしかなくなるのだが、構造改革による生産性向上は短期達成目標ではなくどうしても時間がかかるので即効性がない。過剰貯蓄が解消されず金利が低いままならば政府投資でも社会全体での収益性を見れば十分に効率性がある。投資効果からの使い道への監視は必要だが、財政赤字にこだわればデフレスパイラルに陥ってしまうだけ。
ところで被追国が海外への投資をできるのは、自由貿易体制が財の自由貿易にとどまらず資本移動の自由化も進めたことによる。貿易不均衡は為替によって是正されてきたのだが、資本移動までもが自由化された結果、為替市場では95%が各国投資家による資本取引で貿易関連の取引はわずか5%とか。そのため為替市場は貿易不均衡を是正するという本来の機能を失っている。
今や黄金期を過ぎた被追国の労働者の多くは新興国の労働者に代替可能となり、二極分解していく。古き良き時代をもう一度夢見るアメリカの白人労働者は自由貿易体制、グローバリズムに反発し、トランプを大統領に押し上げる原動力になっていた。
う~ん、自分の頭の中の整理にはいいのですが、何しろ614ページのハードカバーなのでこれを2千字程度に要約するには相当無理があって、これを読んでかえって混乱するかもしれません。文章は読みやすく論旨も明快で説得力もあるので多少なりとも興味があれば時間を作って気合を入れて読んでみてください。
ところで河村名古屋市長は前々からリチャード・クーの信奉者で、財政出動が必要、国債は借金ではないと言っていました。リチャード・クーの理論をどこまで深く理解しているかは分かりませんが、交流はあるみたいで、それもあってかこの本にも河村市長がリーダーシップを発揮してスクールカウンセラーを導入したと紹介してあります。河村市長は大喜びで幹部会でいい本だからと吹聴したとか。それを仄聞したので、却って読む気がなくなったのですが、この年末年始に読んでみて、経済の発展段階に即した企業活動の実務を踏まえていて、広い視野で現在の経済を理解するのにいい本でした。

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