怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

おバカ議員の製造物責任

2016-01-29 21:00:09 | Weblog
裁判が始まって、またまた号泣議員の映像を何回も見る羽目になってしまい、いささか不愉快なのですが、裁判での証言にもあきれるばかり。ワイドショーなどの格好の標的になってしまい、怪しからんと言いつつ面白おかしく報道されていますが、こんなもの映す価値ないでしょう。
まあ、彼はこんな程度の人間だったんでしょうけど、思えば議員に当選してしまったことで道を誤ってしまったと思えば哀れなものです。
でも彼は刑事裁判の被告になり社会的にもほぼ抹殺されたのですが、彼を議員にしてしまった、彼の名前を書いて投票した人たちの責任はどうでしょうか。
みんな「騙された」「裏切られた」「知らなかった」と言うんでしょうね。そう言っている人の映像を見たこともあります。
しかし騙された彼らはそのおバカに投票するについて生の声を聴くなり書いたものを読んだりしたのでしょうか。何も考えることなくその時の雰囲気だけで投票したのでは。ちなみに野々村某は勝手に西宮維新の党を名乗って風をうまくつかんで当選したそうですが、何を訴えていたのか真剣に聞いて投票した人は何人いるのでしょうか。これは野々村某が騙すつもりはなくても勝手に思い込んで、自分から有権者が騙されただけなのでは?
その結果がこれですが、私が兵庫県民なら投票した人にも責任を取れと言いたい気分です。
思えばこの類の議員は定期的にと言うか何回も世間を騒がせています。そう言えば上西某も同類項でしょう。名古屋でも訳がわからない緑区の市会議員がおりましたよね。
あえて言えばヒットラーでも民主的選挙で選ばれて政権を取っています。
何も考えずにその時の空気だけでまさにファッションのように投票している人たちはこの結果について責任をまぬがれないと思うのですが如何。
たぶん投票した人は口を拭って知らん顔し、騙された、けしからんと他人事のように言っているのでしょう。
でもこういう投票行動が民主主義をむしばみ劣化させていると思います。選悪を選ぶのではなくて選良を出すのですから当事者意識を持って権利を行使してもらいものです。
どうも朝からワイドショーを見ていると正論をぶってしまいたくなるのですが、これも老化現象?
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「魏志倭人伝の謎を解く」渡邉義浩

2016-01-28 20:43:39 | 

邪馬台国の所在に関しては昔から九州説、大和説と対立し、九州説でも宇佐だ有明だ云々と百家争鳴。歴史家だけでなく松本清張などの作家や地理学者や植物学者などいろいろな分野の人が参戦してきましたが未だ決着がついていません。最近では考古学成果として纏向遺跡の発掘調査により邪馬台国の所在地として有力ではないかと言われているが、魏が女王卑弥呼に与えたという金印でも出てこない限り決着がつかないかもしれない。
この本は日本古代史の専門家ではなく、三国時代を中心とする中国古代史や儒教などの中国思想史を専門としている著者が魏志倭人伝を中国の文献の流れの下でどう解釈していくかを示したもので、私にとっては新たな視点と言えるのですが、非常に説得力があります。

倭人伝には「三国志」という史書の持つ偏向が明確にあり、使者の報告などによる部分と同時に史家の持つ世界観や置かれた政治状況によってあらわされた観念的叙述の部分があるので、両者を分けて解釈していかなくてはいけないというのです。
最初に「三国志」を著した陳寿の生涯とその政治的立場、そして当時の時代状況を詳しく考察していきます。三国志には先行する史書に多くを依拠しているのですが、文献解釈と文献交渉による史料批判を行っていくと、そこにはある政治的意図によって依拠しているものの表現を変えているし取捨選択されていることが分かります。
陳寿が倭国を東夷伝最大の字数を費やして記述しているのは、公孫淵を滅ぼした司馬氏の功績を称揚するため。結果、倭国は西方の大国大月氏国と並ぶように理念的にかつ好意的に扱われている。
邪馬台国の所在地が論争になるのは魏志倭人伝の記述どおりに帯方郡から進んでいくと距離か方角が違っているのでなければ九州を通り越して中国の東南海上に至ってしまうことにある。そこから九州説にしろ大和説にしろ、何とかつじつまを合わせれるように多種多様な解釈が出てきているのが実情です。
ではなぜ陳寿はこういう実際とは違う記述にしたのでしょうか。
そこには当時の西晋の公式見解が反映されていて、かつ、倭国は孫呉の脅威となり、その背後にある東南の大国でなければならなかったのです。
詳細は本を読んでもらうことにして、では真実の邪馬台国は何処にとなると、その方角は孫呉の東南にあるという理念により変更されていて、水行陸行の記述も「史記」の記述を典拠とした理念的なもの表現であり、距離として九州に収まらないというのであれば、大和にあるという可能性が高いとなる。
加えて倭人伝にある伊都国におかれた「大率」は文献解釈上地方におかれる行政官であり、首都圏では明確に違う表現となるとか。即ち伊都国は首都圏ではないというのであればこれも大和説に与する。
著者は考古学知見からも纏向遺跡を最有力とみているようですが、所在地だけでなく邪馬台国の政治、外交、風俗などについても興味深い分析をしています。
でもこれで大和説で決まりと言われても親魏倭王の金印が出てこない限り九州説派は納得しないだろうね。
「魏志倭人伝の謎を解く」と言うのは少し大風呂敷とも言えますが、論理はしっかりしています。中国の文献の話とか結構煩雑な議論ですが、邪馬台国に興味がある人は一度読んでおくべきでしょう。
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1月23日瑞穂公園テニスコートの後は

2016-01-25 20:13:43 | テニス
終わって、相変わらず孫が家に来ているはげ親父は今日も車で来ていてこのまま帰ります。
ヤッターマンと1059さんの3人でいつものようにしげすしへ。
この日はコートでビールを飲んでいないので寒かったのですがとりあえずビールで乾杯
まずは定番でブリの刺身。

脂がのっているね。
小鉢物から私の好きなタコ酢もお願いします。

ビールがなくなったので熱燗を。

最初は麒麟山です。
大将が今日はカレイの干物がいいよというので、お願いします。

次は喜久水をぬる燗で。でも1059さんはやっぱり日本酒は熱燗派。私は普段家では冷で飲んでいるのでぬる燗でいいのですが、ぬるくて物足りないみたいです。
続いて先週に引き続いてマテ貝の酒蒸し。1059さんは依然食べたことがあってシコシコしていたと言っていたのですが、それは完全にマンボウの腸の酢味噌和えとの勘違い。

ちなみにPKさんはマテ貝の穴に塩を入れて出てきたところを捕まえるということを三重県の海岸で子どもと一緒にやったとか。穴は少し掘らないと出てこないとかです。
1059さんのご要望に応えて熱燗をお替り。
大将がマグロと辛味大根の和え物を出してくれました。少ししょうゆを垂らして食べると大根が辛くておいしい。

ここでコハダもお願いします。今日はタケちゃんマンがいないので遠慮することなくうんと青魚をたのみます。

ここで熱燗をもう1本。
〆はこれまたタケちゃんマンがいないのでバッテラにしました。

サバのねっとりした脂がうまいんだよね。
あがりをもらってお勘定。
この日は1万690円でした。
ここからいつものように歩いて帰ったのですが、この日は瑞穂公園を往復2回したことになり歩数は3万3千歩。距離にして24キロ余り。疲れました。
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1月23日瑞穂公園テニスコート

2016-01-24 09:20:50 | テニス
寒波襲来で寒い一日です。
朝から雲が空を覆い、いつ雪が降り出してもおかしくない雰囲気
ところがこの日はミニ駅伝大会で朝からパロマ瑞穂北陸上競技場へ。
不肖私がスターターをやりましたが、そのころからどんどん気温が下がってきたような気がします。

無事スターターの役目を果たしコートを着て観戦していたのですが、立っているだけだと足元から寒さが上がってきて足踏みしてみていました。
一旦帰宅したのですが、そのころには雪が結構降ってきて、もう今日はダメかなという気分でお昼を食べて炬燵で一休み。でも2時近くに外を見ると雪は止んでいて路面は乾いているので何とかできそう。
ということで遅ればせながら支度をして家を出ます。
瑞穂公園テニスコートへ歩いて行く途中で、1059さんからメールがあったのですが、こんな天気なのでどうやらあまりメンバーがいないか。
急いで歩いていきますが、ちょうど名女大の横の通りが工事で交通止め。

もうこういう時に限って回り道しないと…
コートに10分遅れで着くとそれでも1059さんにはげ親父、ヤッターマンと3人がいて乱打をやっています。早速入れてもらい乱打をやります。4人だけで交代もいないので念入りに3時ごろまでやります。
風がないので目いっぱい着込んだまま動くと汗をかきます。でもこの日は寒いのでさすがに誰もビールを出しません。
そうこうしているとカバちゃんが遅れて登場。5人になりました。
カバちゃんが少し乱打をやってからじゃんけんして試合に。
最初ははげ親父と組んでヤッターマン、カバちゃん組と対戦。カバちゃんのズドンと来るびっくりするようなショットなどもあって最初2ゲーム連取されたのですが、後半粘って何とか2:2に持ち込めました。
休憩している時に道の桜を見てみるとこんなに寒いのですが、もう花芽が準備されていました。

そういえば来る途中の家では梅がもう満開近し。早いな~

次の試合はカバちゃんと組んでヤッターマン、1059組と対戦。この試合は相変わらず私がミスするしカバちゃんもパワーがあり余って吹かしてしまったのか、いいところないまま0:4で完敗。正面に来たボールを空打ったりしてしまい、もっと足を引っ張らないようにしないと…
続いての試合はヤッターマンと組んで1059、はげ親父組と対戦。ここは毎度ながらヤッターマンの広いカバー力で3:1で勝利。最後のゲームはデュースの連続でヘロヘロになってしまったのですが、ここで切れなかったのがよかったんでしょう。終わってみれば1ゲーム落としたのが残念ということか。
最後は1059さんと組んではげ親父、カバちゃん組と対戦。最後だからというわけではないけどデュースが続く長いゲームばかりで、足は動かなくなって前に出ないしサーブの時にはもう腕が回らなくなってしまうのですが、何とか粘って3:1で勝利。
小雪が舞う中で何とかこの日もテニスをすることができました。


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1月16日瑞穂公園テニスコートの後は3人

2016-01-20 07:16:35 | テニス
テニスが終わったのですが、はげ親父は孫が里帰り中で母上が入院中、と言っても何もやることはないのだろうけど、酔っ払って家に帰るわけにはいかなので、車で来ていているので帰ります。1059さんは明日法事だとかで体調を整えていかないといけないとかで帰ります。
結局私とヤッターマン、タケちゃんマンの3人でいつもの「しげすし」へ。
コートでOBさんが持ってきた缶ビールを飲んでいるので、最初から熱燗で乾杯。

寒い時はやっぱり熱燗ですね。お酒は新潟県の麒麟山です。
とりあえず烏賊さしを。

わさびとショウガが両方ついていましたけど、私はショウガで。
おすすめから「マテ貝の酒蒸し」を。

マテ貝って小学校の時に巣穴へ塩をかけると飛び出してくると教えてもらったのですが、潮干狩りに行っても巣穴を見つけることもできず、もっとも塩も持っていかなかったのですが、やったことはありません。ヤッターマンに聞くと三重県の海岸は自由に採れるとかでやったことがあるみたいでしたが、実際には飛び出してくるわけではなく頭?を出してくるぐらいで素早くつかんで引っ張り出さないといけないとか。取り逃がし時には「まてんかい~」と言うんでしょうね。
魚屋でマテ貝を見たこともなく、今回人生初めてマテ貝を食べました。よくあるのはバターソティーだとかですが酒蒸しも普通に美味しいですね。
熱燗を追加。
焼き物でカマスの塩焼きをお願いします。

予想以上に大きい。食べ出があります。
さらに熱燗をお願い。
アンコウの肝もお願い。

これは脂がのっているというか血圧とか高脂血症には効果というか影響ありそう。
ここらで脂を抜かなくていけないのでナマコ酢を。

ところでグアムなどで泳ぐと海底にうにょうにょいるナマコは食べれるのかとタケちゃんマンが聞いてきた。サイパンで私も見ていますが真っ黒だったり黄緑だったと毒々しいような大きなナマコでとても食べられるような気がしません。大将に聞いてみましたがグアムもサイパンも行っていないのか返事はありませんでした。でもあれは食べられないからあんなにいるんだろうな。
さらに熱燗をたのんだらサービスでアナゴの骨のから揚げが出てきました。

ポロポリ美味しいのですが、これは一度干してから揚げてあるとか。
熱燗は2合徳利が都合4本でした。
〆は鉄火巻き。

デザートのイチゴが妙に甘くておいしかったのでした。

会計は9390円。一人3千円で390円は基金から出しました。
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1月16日瑞穂公園テニスコート

2016-01-18 07:05:20 | テニス
いい天気ですが、久しぶりと言うか冬らしい日。
午前中はリビングの陽だまりでテレビを見ているとポカポカして、いつもながらついうとうと…
お昼に我が家では久しぶりの味噌煮込みうどんを食べたら美味しくてついつい食べ過ぎてしまいました。
お腹いっぱいで体が重い中13時40分には家を出て瑞穂公園テニスコートへ
14時30分前にコートにつくとはげ親父、タケちゃんマン、スペイン洋行帰りの1059さんに久しぶりのOBさんが。

OBさんは体調はなかなかよくならないとかで、この日はテニスをやらずにもはや家で飲むこともなくなったビールを届けに来たとか。
1059さんはスペイン土産のイチジクのボンボンをくれました。
この日は4番コートで4人で早速乱打。そのうちにヤッターマンが来て、さらに久しぶりのBIG-Iも登場。少し遅れてカバちゃんも登場してこの日は総勢7人です。
しばらく乱打して休憩ですが、OBさんの持参してくれたビールをまず飲まないと。スーパードライが5本でした。この日ははげ親父は孫が出来たのとおふくろさんが入院中ということで車なので飲めず。1059さんは1杯だけ付き合うと言うので結局3人で飲まないといけません。
それではじゃんけんして試合に。
この日はなぜか1番だったので、最初から試合に。カバちゃんと組んでヤッターマン、タケちゃんマン組と対戦。お昼食べ過ぎたところにビールも飲んで体が重いという言い訳を言いつつ、相変わらずミスを重ね、カバちゃんも最初ということでまだ体が暖まっていないので動きがいまいちなのかことごとくネットに嫌われ、いいところなしの0:4の完敗。まあ、最初はこんなもんでしょう。
続いてはげ親父と組んで1059、BIG-I組と対戦。北西の風が強くて、へなちょこボールしか打てない私は風が吹くとボールが飛ばずに至ってぜい弱。風が強いと風を味方には絶対にできないタイプでした。そんな中で善戦した方ですが1ゲーム取るのがやっと。なんだかな~
陽が傾いてきて寒い中ビールを飲んで、何とか5本は飲みます。
今度は1059さんと組んでカバちゃん、はげ親父組と対戦。この試合も毎度ながらの最後の詰めが甘くて1:3の負け。
最後の試合はもう一度カバちゃんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。なぜかまだ一度も組んでいない人もいるのに同じ人と組むことに。どこかで順番を間違えている人がいたのでは?いつも7人の場合の重ならない組み合わせ表を作っておこうと思うのですが、その時だけで作っておいたことがないのですが、そもそも自分の順番を覚えていないので何とも仕方ないか。
このころには疲労困憊で肩が回らずダブルフォールトの連発でカバちゃんには迷惑をかけたのですが、結果1:3でした。
まあ、この日はこれくらいにしておいてやろう。
10分前でしたがコート整備して終了。




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「ニッポン景観論」アレックス・カー

2016-01-16 08:07:50 | 
海外から来て異様に見える日本の風景は電信柱に電線とかだと、昔クロード・チアリがテレビで言っていたような気がする。
日本人は当たり前というかなんの違和感も持っていないのですが、日本の景観はどうやらおかしいところだらけの様です。京都に来たアメリカの学生が「京都はインドみたい」と言ったそうですが、その心は電線が縦横無尽に走っていてごちゃごちゃしていているところとか。有名な観光寺院などの中はともかく、そこににたどり着くまでに目にする縦横に走る電線の下、あらゆる様式の建物が入り乱れ、看板だらけの街というのはインド的なのか。
著者はイェール大学で日本文化を学び、慶応、オックスフォードに留学して、大学卒業後は日本で就職、その後不動産開発会社の日本代表などを勤めた後、今は古民家再生と景観のコンサルタントをしています。
この本は著者が日本の国土の風景が世界標準と違う道を歩んでいることをビジュアル的に理解できるように写真を使いながら述べているものです。新書版ながら多くの写真と一緒にさらさらと読むことができますが、内容は日本人が何の問題意識を持っていなかったことを鋭く突きつけています。

実際の写真だけでなく合成写真も使って如何に日本の風景が混とんとしているかを見せています。名だたる観光名所でも広告看板がこれでもかと並び、空いたスペースにはいろいろな注意事項や標語が並んで肝心な日本の伝統的な雰囲気を無残に壊している。田舎の田園風景にも鉄塔が林立し携帯電話の電波基地局も堂々と建っている。でも日本では看板を規制して景観を守ろうという意識は薄いみたいです。
世界標準(というか西洋標準でしょうが)では電線は原則地中化するみたいだし、携帯基地局も風景に溶け込むように極力目立たないようにしている。
林立する看板にどれだけの経済効果があるのか疑問ですが、湯布院では市民グループの要望によりためしに銀行の看板を小さくしても銀行業務になんの悪影響はなかったとか。でもそのことだけで由布院駅前の印象は非常にすっきりしています。
自治体レベルではそれぞれ屋外広告物規制の条例を持っているのでしょうけど、市民レベルで景観を守ろうという意識が低い以上、効果はあまりないみたいで、やったもの勝ち。名古屋市でも民間に対しては実効ある規制はほとんど行うことができずに、公的機関だけが立場上厳格に守っているみたいな気がするのですがどうでしょう。
ところでこの本で指摘されて初めて気が付いたのですがいろいろなところにある文化財の案内看板は日立がスポンサー、外国人にとっては漢字は読めないので例えば「八坂神社」と書いてあっても分からず、下の「HITACHI」しか読めません。その言葉だけ強烈にインプットされるみたいです。仁和寺でも清水寺でも案内板に書いてあるのは「HITACHI」なのでこの言葉は文化財ということと勘違いしたりして、というのは冗談ですが日立製作所としては宣伝効果抜群ですね。スポンサーの名前は出さないとか書いても裏に書いておくなら日本的奥ゆかしさが出るのですがビジネスの世界は違う感性で私自身も違和感がなく言われて初めて気が付いてしまうというのは日本人の景観に対する意識がそういうことなんでしょうかね。
地方へ行けば自然景観は全く無視して海岸をコンクリートで固め崖をコンクリートで覆っている。もっと自然と調和する工法はあるはずと言われるとその通りなのですが、日本は自然災害が多い国土で危険な場所に住まざるを得ない人も多くて、そうは言っても…と思うのですが、景観などどうでもいいから実用一本でとにかく効率を求めている結果と言えばそれもその通り。
因みに田舎行くと田畑の中にやたらとブルーシートで覆ってあるところがあるけど、なんでブルーシートか、同じ機能で同じぐらいのコストでもっと風景に溶け込む色にできるのではと言われると、それも全く問題意識はなかったけどその通りですね。景色を愛でるという感覚はなく生活者の利便性の追求だけなんでしょうね。
こうした日本人の感性が、どこの都市へ行っても変わり映えのしない都市景観にしているみたいで、この本にもホテルから見たいろいろな都市の風景を比べてありますが、どこの都市かさっぱり分かりません。まあ、京都が京都駅と京都タワーで分かると言われてもなんだかな~ですけどね。作る時にはいろいろ議論があった京都タワーですが、京都だけでなく日本人は何とかタワーとか何とか会館が好きなのでやたらと作ります。先日下関に行った時海峡を挟んで海峡ゆめタワーと門司港レトロハイマートが立ってたのでどちらに登ろうかと悩み結局どちらにも登らなかったのですが、福岡にも横浜にも神戸にもタワーがありましたよね。

居直っていえばこうした混沌としたところが「アジアなのだ」ということでしょうが、これから観光立国でインバウンドを大いに伸ばそうというのであればもう少し景観を大事にしなくてはいけないのでしょう。
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1月11日鶴舞公園テニスコート

2016-01-12 07:14:35 | テニス
この日は雲が多い日になりました。
でも時折晴れ間が出て、リビングで日向ぼっこしているとポカポカしていつもながらソファーで本を読んでいても、ついついうとうとしてしまいます。
休日と言えどもかみさんも上の子も仕事で、こちとらがゆっくり朝のコーヒーを飲んでいる間に出かけていきます。
下の子は昼近くまで寝ているので、早めの昼食に二人分のラーメンを作って一緒に食べます。
出かけようとすると電話で千種スポーツセンターに爆弾を仕掛けたという電話が入ったという連絡がありました。いたずらなんでしょうけど万が一のための対処をせざるを得ないので大変な迷惑な話です。でも犯人は捕まらないだろうな~
12時30分に家を出て金山駅12時50分発の快速で鶴舞駅へ。
コートにつくとタケちゃんマンが一人で所在無げにしている。
え~、今日は二人だけか~
まあ、とにかく二人で乱打をします。でも二人なので15分もやると汗だくになってしまいます。
隣のコートでは3面使って桜台高校の軟式庭球部が練習しています。砂入り人工芝のコートでやりたかったのでしょうか。最初はコートの周りをランニングからで高校生は元気いいですね。

二人では如何ともしがたいので、誰か来ないかとはげ親父と森の熊さんにメールをします。
と、ヤッターマンが登場。続いてはげ親父もメールを見る間もないぐらいのタイミングで登場。これで4人になった。
森の熊さんは風邪を引いたとかで欠席のメールがありましたが、有難いことにこの日は都合が悪いと言っていたよいしょのおばさんが登場で5人になりました。
ウオーミングアップの乱打をみんなしてから一休みしてじゃんけん
最初の試合は、はげ親父と組んでヤッターマン、タケちゃんマン組と対戦。
風はあまりなかったのですが、冬の太陽は低くて南を向くとサーブのトスは見難くて、中ロブなどを上げられると太陽が目に入って見えません。コートの有利不利が出たせいか一進一退の展開で2:2の引き分け。
休憩時間はビールとなるのですが、はげ親父は車で飲めず。ヤッターマンはこの日孫のお食い始めがあるとかで3時には帰らないといけないそうでいつものようには飲んでおれません。
まあ、みんないろいろ忙しいみたいでこの日は3時で終了にして、結局350缶を2本飲んだだけでした。

続いての試合はタケちゃんマンと組んで、はげ親父、よいしょのおばさん組と対戦。この試合は3ゲーム連取して完封勝ちかと思いきや最後のゲームははげ親父の当たり損ねミラクルショットを最後に決められて、3:1での勝利でした。
タケちゃんマンは3時に終わるのなら肘を冷やさないといけないので3試合のノルマをこなして2時30分で早々と終了。
残った4人での試合はよいしょのおばさんと組んでヤッターマン、はげ親父組と対戦。最初の4ゲームは2:2だったので時間もあるし4ゲーム先取までやろうとなり、もう一回り。ここでも両者譲らず4:4まで来たので、ここは6ゲーム先取の1セットマッチにしようということに。
でも私はもうヘロヘロで、よいしょのおばさんも足が動かずバネ切れの模様。当然ながら2ゲームを連取され、善戦空しく4:6で落としてしまいました。ラリーが続くと息が上がってしまい、スタミナに問題があるのは分かっているのですが、今更持久力を鍛える気もなくてまあ、こんなもんでしょう。
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1月9日東山公園テニスコート

2016-01-09 20:43:33 | テニス
今日もいい天気
午前中にOBさんからメール「まだ風邪と腰痛に目まいと体調がよくないので今日と明後日のテニスは欠席します。病院の検査の結果はよくないし薬は効かないし最悪です。2月の飲み会に行けるかどうか?熊ちゃんからも3月に飲み会をやると言われたけど、こんな調子だと無理かもしれないと言っておきました。家にビールがあまっているのでそのうち差し入れに持って行きます。」
体調はなかなかよくならないみたいで弱気になっているみたい。しっかり養生して早く復活してください。
夫婦仲がいい1059さんはこの日からスペインに行ったはずです。
メンバーが集まるかな…
この日は東山なので1時30分過ぎに家を出て池内町からバスで妙見町に。
5分遅れでコートに着くとよいしょのおばさんとカバちゃんがいたので心配することなくタケちゃんマン、森の熊さん、ヤッターマン、はげ親父と合わせて7人集まりました。
いい天気ですが北西の風は強くて、途中の歯医者さんの電光掲示板では気温11度でした。
しばらく乱打をしてから試合に。
最初ははげ親父と組んでタケちゃんマン、ヤッターマン組と対戦。この試合はデュースが続く長い試合になったのですが風が微妙に勝負に影響して、うまく風を味方につけたのかデュースからのゲームを2ゲーム取り3:1で勝ち。幸先いい~
休憩の間、何時ものようにビールとなるのかと思いきやタケちゃんマン、はげ親父に女性陣は車と言うことで飲まない。なんか物足りないのですが健全なテニスです。車で来たタケちゃんマンはトコトコ走っているバイクをセンターラインオーバーで追い越したら警察のバイクで即違反切符を切られたそうです。ゴールド免許だったので保険料にも影響してくるので高いものにつきました
次の試合は森の熊さんと組んではげ親父、タケちゃんマン組と対戦。この試合は森の熊さんの頑張りと風が味方に付いて3ゲーム連取。このまま4ゲーム連取と思ったのですが、もうかなり疲労が蓄積して体が動かず私のサーブはヘロヘロでラブゲームで負け。結局3:1の勝ちでした。
この後の休憩でヤッターマンの持参してきた缶ビールを二人で1本飲んだのですが、ここで一挙に疲れが出てきました。
ここで3試合済ませたタケちゃんマンは傷心のまま早めに帰ります。
次の試合はカバちゃんと組んで森の熊さん、はげ親父組と対戦。すでにスタミナ切れの私がチャンスボールをネットに引っ掛けるミスを連発してしまい、3ゲーム連敗。これはいけないと最後のゲームは力を振り絞って何とかデュースに持ち込み、それでも決定力不足でアゲインを重ね、結局スタミナ切れでミスをしてしまいこれも落として0:4で終了。なんだかな~
この日は車の人が多くて私も妙見町4時43分のバスで帰りました。
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「奇跡のリンゴ」石川拓治

2016-01-08 21:40:08 | 
リンゴというのはコーカサスが原産地なのですが品種改良を重ねて今のように大きくて甘いものになってきました。そのせいかどうか、リンゴを育てるためには大量の殺虫剤や殺菌剤、肥料という農薬を使用する必要があります。
リンゴが日本に伝わってきて以来何度も病気や害虫の被害に遭い絶滅の危機に瀕してきたこともあり、無農薬のリンゴというのは不可能と言われてきました。
その不可能なことに取り組み、ついに無農薬無肥料のリンゴ作りに成功した農家がいます。この農家・木村秋則をNHKが「プロフェッショナル 仕事の流儀」で取り上げ大評判に。これは番組で紹介できなかった部分も含めて本にしたものです。

因みに同じ題名で映画にもなっていますので私は見ていませんが見た人もいるのではないでしょうか。

見栄えが悪いこともあって最初は売るのに大変苦労したのですが、今では評判になってこのリンゴは売り出すと瞬時に蒸発するとか。美味しいと言われていますが普通では食べることはできないみたいです。
最もネットで見ると実際に食べたけど小ぶりで虫が食っていて味も本に書いてあるほどでもなくてふつうに美味しいぐらいとかと言う意見もありました。
でも不可能と言われた無農薬無肥料のリンゴですが、このリンゴの生産販売を無事軌道に乗せるには常人ではとてもできないような大変な苦労がありました。そもそも無農薬無肥料のリンゴを作ることについて木村秋則さん自身もそれほど固い決意で取り組みだしたものでもないみたいなのですが、やって行くうちにのめり込んで意地になっていったのでしょうか。
木村さん自身は養子の入り婿、本を読んでいて秋則さんよりもそれを許した養父母に頭が下がります。とにかく無農薬無肥料にした途端、ありとあらゆる病気、害虫に襲われ、葉っぱは落ち花は咲かずリンゴの実は当然ながらできない。800本のリンゴの木は枯れていくものが続出して400本になってしまいます。リンゴ農家でリンゴができないなら当然ながら無収入となり一家は極貧生活に陥ります。すべてを無農薬無肥料のリンゴ作りの取り組みの研究に捧げた結果、税金は滞納し、お米さえも買えない生活となり、まさに婿殿は「かまどけし」と言われたのですが一家は耐えつつ秋則さんの成功する当てのない挑戦についていきます。見かねた実家の母がお米を内緒で持ってきてくれたり知り合いが中古の機械を譲ってくれたりしながらも何とか食いつないでいくのですが、よく養父母は婿殿を追い出さなかったものです。かみさんと子どもも極貧生活で地域でも学校でも恥ずかしい思いをしたと思いますが、愛想をつかなかったものです。無農薬無肥料のリンゴ作りに取り組みだして7年間は全く収穫もなく展望もなかったのですが、そんな中でも「かまどけし」の主人に付いて行った家族。私としては秋則さんの血のにじむような努力よりもそこに感動します。
秋則さん自身も行き詰っていく中で自殺まで考えるのですが、そこで山の中の自然に育つ椎の木を見てヒントをもらいます。それは一言で言えば土作りに取り組むということです。雑草が生え虫が集まり微生物が一杯の土の中でリンゴは根を広げ、土中の微生物の作る栄養を吸収して実を作っていくのです。生態系の中で適応して害虫が来てもそれを食べる虫や鳥も集まり病気にも負けずに育ち美味しいリンゴの実ができるのです。
今、大学の農学部などで何故可能かを研究しているそうですが、秋則さんの方法が普遍化出来る日が来るのでしょうか。ひょっとすると津軽のこの地方のこの土地だからこそ可能だったことかもしれません。何年もかけた試行錯誤の結果がそう簡単にまねできるのだったら、あの苦労は何だったのでしょうかと言いたくなります。今は頼まれればどこへでも出向いて講演しているそうですが、教えても誰でもできるとは思えないのです。天は言い知れぬ苦労と情熱を持って取り組んだ人だけに奇跡を起こしたと考えたほうが公平だと思うのですけどね。実際、ご近所のリンゴ農家でもまねしてやっている人はいないみたいです。
今こうして評判になりたぶん生活も安定したと思いますが極貧生活を耐え忍んできた奥様や子どもはどう思っているんでしょうか。そのインタビューも記事にしていただきたかったものです。
ところでこの本の表紙の秋則さんの笑っている写真で、歯がほとんどないのが目立ちますが、これは生活のため弘前のキャバレーでアルバイトをしていたの気にやくざに客引きの声をかけてしまい暴行を受けたことからとか。その時のことを忘れないために入れ歯を入れなかったらどんどん抜けてしまったというのですが、お金もなかったから歯医者に掛かれなかったんでしょう。
今度機会があれば映画を見てみたいものです。でも映像にすると格好良くし過ぎているんでしょうね。
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