【6年ぶりに花園出場の切符を手に】
第93回全国高校ラグビーの奈良県大会決勝が17日、県立橿原公苑陸上競技場で行われ、天理が前回全国大会準優勝の御所実業を15―12の僅差で破って花園出場を決めた。奈良大会での両校決勝対決は19年連続。この5年間は御所実が連覇を果たしていた。天理は堅い守りで御所実の攻撃に耐えに耐えた。一方、御所実はボールの競り合いではやや勝り、相手陣で戦う場面が多かったが、肝心のところで反則を繰り返したのが惜しまれた。
先制したのは天理。前半14分、ゴール前のラインアウトからモールで押し込んだ(上の写真㊧)。同25分には御所実が素早い展開でトライ。いずれもゴールキックが決まらず、その時点で5―5の同点。御所実にとっては前半終了間際の失点が痛かった。天理は敵陣ゴール前でのフリーキックからの速攻でフォワードの選手が中央にトライ、ゴールも決まって12―7で折り返した。御所実にとっては虚を突かれたような痛恨の失点だった。
ただ御所実も後半開始早々、相手のキックをチャージしパスをつないでトライ(上の写真㊨)。やや難しい角度のゴールも決まって再び12―12の同点に。その後も御所実が相手陣で攻撃を仕掛けたが、天理のディフェンス陣が踏ん張った。中盤以降、一進一退が続いたが、後半24分、天理が相手ゴール近くでもらったペナルティーキックを決めて、そのまま逃げ切った。ノーサイドの瞬間、天理選手は抱き合い、御所実の選手はがっくり膝を落として明暗を分けた。(白のジャージーが天理、黒が御所実業)