く~にゃん雑記帳

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<フユザクラ(冬桜)> 晩秋~初冬に可憐な白い花を健気にも

2013年11月22日 | 花の四季

【別名「コバザクラ」、春にも咲く〝二度咲き〟】

 桜といえば普通春だが、この桜は名前の通り、紅葉盛りの晩秋から初冬にかけて咲く。白く小さな一重の花で、華やかなソメイヨシノやカンザンなどに比べると、地味で少し寂しげな風情。だが、寒さに向かって咲き始めるこの冬桜にも健気で清楚な美しさがある。マメザクラとヤマザクラの雑種とみられ、幹も葉も花もやや小ぶり。卵形の小さい葉から「コバザクラ(小葉桜)」の別名を持つ。

 花は径2.5cmほどで花弁は5枚。広葉樹が葉を落とす11月から12月にかけて咲く。冬咲きの桜には他に、緋紅色の花が鐘状に垂れ下がる「ヒカンザクラ(緋寒桜)」や、ヒカンザクラとヤマザクラ系の雑種といわれる「カンザクラ(寒桜)」などがある。厳冬時期に入って咲かずに残った冬桜のつぼみは、翌年の3月下旬から4月にかけて再び花を咲かせる。

 同じような秋と春の2度咲きには「十月桜」や「四季桜」「不断桜」などがある。十月桜は淡紅白の八重咲きで、その名の通り冬桜より一足早く10月頃から咲き始める。四季桜は淡紅白で一重。寒い時期に咲くのは、日本の桜の先祖が秋に咲く「ヒマラヤサクラ」で、その〝先祖返り〟によるものではないかともいわれる。

 冬桜で有名なのは群馬県藤岡市鬼石町の「三波川(さんばがわ)の冬桜」。国の天然記念物に指定されている。桜山公園には約7000本もの冬桜があり、12月1日には「桜山まつり」が開かれる。今年の目玉は湯原昌幸の歌謡ショー。湯原は2004年に「桜、桜、冬桜。春に背いて咲くがいい」と歌う「冬桜」が日本有線大賞を受賞。その縁で藤岡市の観光大使を務めている。「今日ありと思ふ余命の冬桜」(中村苑子)。

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