【安定感抜群の興譲館、最多のV4狙う豊川】
全国高校駅伝大会の女子出場校が出そろった。今年は第25回の記念大会に当たるため、都道府県予選の優勝校47校に全国11地区大会の上位校を加えた計58校が12月22日に京都市で開かれる全国大会に出場する。興譲館や豊川、須磨学園など強豪校のほかに常連校を破って全国切符を手にした有力校もあり、今年も目が離せない大会になりそうだ。
<都道府県予選・地区大会のタイム上位校ランキング=1時間10分以内>
※カッコ内の順位は昨年の全国大会の結果(―は不出場)、タイムの後の「=地区大会」は地区大会のタイムが都道府県予選の優勝タイムを上回ったことを示す
① 興譲館(岡山、3位) 1:07: 29
② 山梨学院大付(山梨、12位) 1:07:45=地区大会(県大会1:09:30)
③ 豊川(愛知、2位) 1:08:14
④ 須磨学園(兵庫、6位) 1:08:16
⑤ 荏田(神奈川、―) 1:08:23
⑤ 常盤(群馬、14位) 1:08:23=地区大会(県大会1:09:12)
⑦ 青森山田(青森、7位) 1:08:25
⑧ 神村学園(鹿児島、8位) 1:08:48=地区大会(県大会1:09:33)
⑨ 白鵬女子(南関東代表、9位) 1:08:53
⑩ 大阪薫英女学院(大阪、5位) 1:09:28
⑪ 鹿児島女子(南九州代表、―) 1:09:36
⑫ 北九州市立(北九州代表、―) 1:09:42
⑬ 立命館宇治(京都、1位) 1:09:44
⑭ 柏日体(千葉、―) 1:09:49
興譲館はこの9年間で優勝2回、2位4回、3位3回と抜群の安定感を誇り、3年ぶり3回目の優勝を目指す。県予選で区間新をマークした奥野舞子(3年)や足立知世(同)を中心に1年生から3年生まで選手層が厚い。豊川もこの3年は2位→優勝→2位と安定している。主将の酒井愛菜(3年)を中心に昨年2位に終わった悔しさをばねに、女子最多の4回目の優勝を狙う。
この3年間8位→4位→6位と期待に比べやや物足りない成績が続く須磨学園は県予選で1時間8分台前半の好タイムをマークし、久々の優勝が視野に入る。山梨学院大付は関東大会で予選タイムを1分45秒も上回るタイムをたたき出し、予選・地区大会を合わせたランキングでは一躍2位に躍り出た。
荏田は神奈川県予選で常連の白鵬女子を最終5区で森田香織(3年)の区間新記録の快走で逆転、大会新記録で15年ぶりの出場を決めた。一方、不覚を取った白鵬女子も関東大会では1時間8分台の好タイムで山梨学院大付、常盤に次いで3位となり、地区代表として3年連続の出場にこぎつけた。
初出場校は9校。その中で注目されるのが柏日体と鹿児島女子。柏日体は県大会4連覇中の成田や強豪市立船橋を大会新記録で破った。目標は初出場初入賞。鹿児島女子は1月の全国都道府県対抗女子駅伝1区(6キロ)で実業団選手を抑えて区間賞を取った上原美幸(3年)や高校総体800mと1500mで2位に入った倉岡奈々(1年)の2枚看板を擁し、九州大会では神村学園に次いで2位に入った。
福岡県予選の最終5区で筑紫女学園に逆転を許した北九州市立も九州大会ではタイムを大幅に上げて4位に入り3年ぶり6回目の出場。初出場の学法石川(福島)や伊賀白鳳(三重)、神島(和歌山)、桂(近畿地区代表)などの健闘も期待される。