言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

コピーライターになりたいか<40>「スープの味は味わってみないと判らない」

2012-01-16 10:48:59 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第40回目です。

40.スープの味は味わってみないと判らない


スープに限らず、料理全般、さらには口にするものすべての味は、どんなに懇切丁寧に文章で語られても、またその場で蘊蓄を垂れられても、結局味わってみないと分りません。

また、多くの言葉で伝えられれば伝えられるほど、なんだか本当の味からは遠ざかっていくような、そんなもどかしさを覚えることもしばしばではないでしょうか。

なんだかんだと百万言を費やしてがんばった言葉でも、口に入れられたそのたったひと口には負けてしまいます。
これはコピーライターにとってはとても辛いことです。

まあ、文章を生業(なりわい)としている人すべてに言えることですが。

それではテレビのように、見れば判るかといえば、それもまた無理です。
見て、語っても、そのひと口には勝てません。



今回は何が言いたいのか。
コピーはそのひと口には絶対勝てないということです。
じゃあコピーなんて必要じゃないかといわれますが、どっこいそうじゃないんです。

じゃあどうして必要なのか。
コピーの力は、人をして、そのスープを手に入れ、さらにその口にまで持ってくるために絶対必要なものなのです。
その力の差によって、スープの売れ行きが違ってくるところまで力量のあるコピーを作らなければならないのです。

そして、どれだけ短い言葉で、口に運ぶまでいたらしめるかというのが、コピーの力量の差ではないでしょうか。
長ければ長いほど、力がないと言っても過言ではないでしょう。

究極はたったひとつの言葉です。
なければ作るまでです。
まあ、究極まで行ってしまうと、それ以降コピーの力が不必要になってしまいますが、幸か不幸か、まだ究極にまで行っていないので、まだまだわれわれコピーライターには力を示す余地が残されています。

人をしてその口にまで持っていかせる力のあるコピー。
それを作るには、やはり百万言を費やしてみる必要があります。
百万も書けとはいいませんが、もう書くことがないというまで書いて書いて書きまくる。

その後が重要なのです。

推敲です。

どんどん削っていく。

必要だなと感じるものだけ残していく。

どんどん削っていく。

まだ必要なものだけを残していく。

さらにどんどん削っていく。

必要なものを残していく。

そして、最後に残ったものが、いいコピーと言えるものではないでしょうか。



ここで言いたかったのは、これです。
どんなコピーでも、まず必要なものは書いていくこと。
さらにはそこに、自身の感じなんかも入れていく。
もうこれ以上書けないというところまでやってみましょう。

そしてそこからいよいよ削り始めます。

書くことより、その書かれたものを削ることの方に力量の差が出ます。
コピーライターとして未熟な人は、残さなければならないものも削ってしまうこともしばしば。
どれだけ残さなければならないものを残すか。
その選択眼こそが、コピーライターとして一流かどうかの差になるのではないかと、極端にいえば、そうなります。

選択眼を、とにかく養いましょう。
そのためには、いいコピー、へたくそなコピー、両方よく読んで自身で身につける以外に手はありません。

さらに、以前にもいいましたが、小説を読み、詩を読み、評論を読み、時代を読み、映画を見、テレビを見、ラジオを聴き、インターネットサーフィン(もうこの言葉は死語ですかね)をすることですね。
とにかく経験を増やすこと。バーチャルでも何でもいいのです。


いい経験、悪い経験、増やしましょう。

<41>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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PR戦略

2012-01-16 09:48:39 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

いやあ寒い!
今朝は陽も射さず、冷たい北風が強めに吹いています。
北風に向かってゴミ出しに行きましたが、その風が半端なく冷たいんです。
昨日よりも温度が上がるという予報でしたが、ホント?


さて、今日はどんなお話にしますか。

今日は、広告に比べてお金のかからない宣伝方法をちょっとお話ししてみたいと思います。
しかしこの方法は相手次第ですので、広告費のかからない分、時間と、人手と、手間がかかります
さらには公共性を充分加味しないことには成立し得ないものですので、自ずと商品、製品は限られてきますが、それを承知でお読み下さい。



それはいわゆるPRです。
PR=パブリック・リレーションですね。
日本語でいうと広報と簡単に訳されています。

しかし英語的にいうと、広く関係性を持つ、というような意味合いで使われています。

新聞やテレビなどの取材を受けて、それを掲載、放送してもらうということですね。
それにかかるお金は無料です。ただですね。
只だからこれは良いやといっても、そう簡単には取材してくれません。
まあほとんど取材してくれないというところが本当です。

でも毎日新聞やテレビなどでは、いろいろな人やお店、企業などが引きも切らずに紹介されています。
どうしてでしょうか。

そこにはまずひとつは公共性がなければまず取り上げてくれません。

一個人、一企業が紹介されるためのテーマや商品が世の中の役に立つかどうか、これからの消費者の暮らしに役に立つ、便利に暮らしを変えていくといったもので、さらにはそれが画期的であればあるほど取り上げられる公算が高くなります。

ふたつ目は、驚き、ですね。驚嘆、驚異性。
ある店で100人分ぐらいの材料を使って巨大な菓子を作ったということであれば、それは面白さと驚きでもってメディアに迎えられます。

三つ目は啓蒙性
社会性を持ったテーマで、これからの社会にひとつの新しいコンセプトを提供することができるという個人であり、商品、製品であるかどうか、です。

上記のうちひとつでも持っていれば、もしかしたら受け入れられる可能性が高く、さらに2つあればもっと可能性が高く、3つともあれば確実に取り上げられます。

あなたの店や会社を見渡し、PRできるものがあれば、すぐにでもマスコミにアピールしましょう。
またすぐには思いつかなくても、ある商品を世に出したいということであり、しかしそれほど広告予算がとれないという場合は、どのようにすればPRとして取り上げられるかというストーリーをじっくり考えましょう。
人も時間もかけなければなりませんが、それで火がつけば、今までにかかった時間以上にお釣りがくるというものです。

人と時間をかけるか、お金をかけるか。
あなたはどちらの方法を選択しますか?


それでは今日はこれで。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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