言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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コピーライターになりたいか<42>「真似るのにも、才能がいる。」

2012-01-30 10:46:49 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第42回目です。


42.真似るのにも、才能がいる。

これを読んでも、すぐにはいいキャッチは作れません。
すぐに作れるとか、そんなノウハウものではありませんから。
どちらかというと、精神的なことが多いので、ちょっととまどっている人もいることだと思います。

わたしは本物のコピーライターになりたいという人、また自分の店や会社を少しでも、真摯に、前向きに考えて、優れたいいキャッチフレーズなり、スローガンなりを作りたいと考えている人向けにこれを書いているので、簡単にできるものが欲しいという人にはちょっと不向きだと思います。


なぜこんなことを唐突に………。

これからが今日の本題です。

『真似をするにも、才能がなければならない』からというのが今日のテーマです。

明治の昔、日本は近代化を急ぐあまり、西洋の様式をすべて真似て近代化をすすめました。
そしてそれはある程度、ハード面では大成功しました。
そしてアジアでは、ある時期すべてーー国力、教育、戦力等においてトップにたちました。
そしてご存じのようにソフト面は大和魂に頼った結果、1945年にその企てはついえました。
アジアの他の国も、ある程度欧米の近代化を見習い、真似をしながら近代化を図りましたが、日本ほど急速にできなかったのは周知の通りです。

なぜか。
それは、日本人は、彼等より真似をする才能が優れていたからです。
この才能が大事なんです。
真似をして、それをそのまま使うのではなく、そこにもうひとつの才能、『工夫する力』があったのです。

『工夫する力』

工夫する力がなくては、どんなにハウツー本を読んで真似ても、それ以上のものはできません。
工夫する力があればこそ、テキストにしたものより良いものができ、さらには、それがオリジナルに発展していくのです。

ハウツー本を見るな、読むなとはいいません。
うんと参考にするのは、とてもいいことです。
でも、それをそのまま鵜呑みにするのではなしに、それを基本に、そこに自分なりの独自の考え方を入れてこそ役に立ったといえるのです。

本当に自分の店、自分の会社を今以上いいものにしたいと考えているのなら、努力しましょう。
ハウツー本をそのまま移して、自分の店、自分の会社のPRに使っても、絶対にうまくいきません。
そしてうまく行かなかったら、これは駄目だったから、次のハウツーに、と果てのない他人頼りに陥っていくのは目に見えています。

コピーライターも然りなんです。

最初は真似でもいいですよ。
それを元に勉強するのであれば。

じゃあ才能がなければ、どうするんだよ、と反駁する人がきっといると思います。
コピーライターをやめましょう。
かんたんです。
だってどんな職業でも、その職業の才能がなければ駄目ですよ。
だから他の、自分の才能が活かせる職業を探すべきだと思います。

最初はほとんどの人は、自分のなりたい職業の才能が、あるとかないとかは判りません。
だからまず自分がなりたい職業につけばいいんです。
それをやっていくうちに自分の才能にきっと気づくはずです。
もちろんコピーライターの才能があると思えば、そのままコピーライターを続けていけばいいんです。
なさそうだったら、早目に見切りをつけて違う職業に手をつけた方がいいですよ。

才能って大事なんです。
そして誰もが何らかの才能を持っています。
いかに早く自分が持っている才能に気づくか。
それによって人生も変わってくれんじゃないですか。
きついことをいっているようですが、これは自分のきつい体験から、本心から言っています。

だからほんとです。
コピーライター諸君、『工夫する力』を養っていいコピーを作り出してください。

どうすれば『工夫する力』を養えるか。
それはもう、いつも言ってますが、いろいろな本(小説・評論・詩・童話・自伝等です。決してハウツーとは言いませんよ)を読む。
   新聞雑誌に目を通す。
   映画を見る。
   音楽を聴く。
   ラジオを聞く。
   人を見る。
   そしてたくさん、できるだけたくさん無駄だと思えるほどたくさん、書くことです。

今日はここまでにします。
 
<43>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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商店街を歩いてみた話(1)

2012-01-30 10:00:15 | 生き残るということ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も相変わらず冷たいですね。
朝のゴミ出しにさえ出ていきたくない冷たさです。
それでも2羽の鴨は元気に水面に浮かんでいました。
透けてみえる足ビレは盛んに水を掻いていましたが。
週間予報を見ると、今週いっぱいは最低気温がマイナスの日が続くようです。


さて、昨日は書かなかった商店街のことですね、今日は。

一昨日、朝日新聞の経済担当の記者さんと二人で、土曜日の昼下がりの商店街を歩いてきました。

ゆっくりじっくりと歩いていると、まだけっこう営業している店があることにいちばん驚きました。
そこの店のお客様は多分、推察にしか過ぎませんが、今までの固定客を相手にしているのでしょう。
そうとしか思えません。

テレビではたまに、外から見て潰れそうな店が、驚きの商いで数千万円もの売上を上げているようなところも紹介されていたこともありましたが、あれはまれなことで、ほとんどの店は見たままの情況です。

その日は寒さも手伝ってか、さらに冷え込んだ情況で、頼みの綱のお年寄りさえ歩いていませんでした。
用のある人は急ぎ足で目的の店に向かうだけで、のんびりと足を運んでいるのはわれわれ二人だけです。


ゆっくり歩いてみて感じたのは、外からは店の内部がよく見えないお店がけっこうあるということでした。

「店」って、「見せ」るって意味ではないでしょうか。
なのに、通りすがるお客様にあまり「見せ」ていないんですね。

もちろんオープンにしているお店も中にはありましたから一概には言えませんが、見せないお店も多くあります。
ですから一見さんにはわざわざ入っていくにはとても勇気がいるんです。

私は生来気が小さなほうなので、とてもそんなお店に入っていく勇気はありません。
いったん入ったら何か買わないと、とても外に出させてもらえないんじゃないかという強迫観念にとらわれて、とても入ってはいけないですね。
そんなお店がけっこう多くありました。

これが一番の原因ではありませんが、ひとつの要因ではないでしょうか。
冷やかし客お断りという張り紙をしていないまでも、暗にそのように示唆してます。
なぜもっとオープンにしないのでしょうか。
せめて店内を明るくしてほしいですね。

いやうちの商品には明かりが御法度だから、わざと暗くしているんだとでも言っているんでしょうか?
そんなことはないと思いますよ。

お店にお客様が来てほしいのなら、やはり初めてのお客様でもすっと入ってこられるような気軽さが必要ではないでしょうか。

まあお店によっては、お客様を自分でセグメントして、自店の基準に合うお客様だけ来てもらえればいいというお店もないことはありませんが、それなら商店街の中にそんなお店は作らないでしょう。


この商店街散策の話はまだ明日も続きます。


それでは今日はこれで。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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