言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

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「口コミ」を仕掛ける?

2016-01-23 10:24:14 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう

こんにちは。
お店と中小企業の販促コンサルタント、藤田です。

今日もこのブログページを開いてくれてありがとうございます。
少しばかりあなたの時間をいただきますが、よろしくお願いします。



外は薄曇り、ってところですか。

昨日も晴れましたが、冷たくて、雪もなかなか融けてくれません。

そんなこんなで、今日はまた夕方頃から雪だと。

今回は先日ほどにはならないようですが。

今回は西日本がどか雪になると。

わたしが和歌山に住んでいる時にも、春の少し前にはよく雪が降ったものです。


さて、本題です。


「サクラ」っていう言葉、ありますよね。

樹木ではなくて、販売手法の中のひとつとしての、「サクラ」


よくあるのが、路上で販売している時に、最初はなかなかお客様が手を出してくれないことが多いので、まず仲間がお客様を装って買う振りをする。

そうすると人間の心理というものは不思議で、じゃあわたしもってことになることが多いですよね。

最初に口火を切るというのがなかなか難しいんですが、いざそのように“門”が開かれると、ザザザっとなだれ込む場合もあります。


一種の騙しのようなものですが、ある意味商いには必要なことです。


口コミという言葉もあります。

英語では「BUZZ」と言うらしくて、れっきとした「バズ・マーケティング」という言葉もあります。

この口コミも、言ってみればサクラの変形ですよね。


で、この口コミを広げるには、その商品なり、企業なりのファンを作らなければなりません。

そのファンの作り方で、わたしがいちばんいいと思っている方法があります。

もちろん異論もありましょうが。


わたしが考えている口コミを広げるいちばんいい方法は、『“あなただけ”サービス』です。


「このサービスはほかの人には内緒にしてくださいね。あなただけにサービスしてますから」ささやくことです。

絶対に言っちゃダメですよ」と笑顔で“ささやく”わけです。

そしてそのあとにもうひと言。

「でもお友達ひとりぐらいに言ってくれてもいいんですけどね。そのときはあなたの紹介だというように言ってくださいね」

このようにして、伝言ゲームのようになるように口コミを仕掛けるわけです。


「言っちゃダメ」というと、だいたい「これは言っちゃダメと言われてるんだけど、あなただけにしておいてね」とだいたいの人は誰か親しい人に言うことになっています(笑)


たったひとりにいいサービス、秘密のサービスをすることによって、どんどん広がっていくという人間の心理を応用した販促方法です。


できるだけ少ない人に言うということが肝心。


「当店はお客様に○○○サービスを実施中」なんていう公言するサービスって、何か勿体ないと思いません。

それよりもヘビーユーザー数人だけに秘密のサービスをする方が、よほど中身のある充実したサービスができて、さらにそれが口コミで広がっていくはずです。



さて、連載中の『患者さんが減っていくーーある開業医の苦悩』は今日で第6回目です。

ここからどうぞ。


「あ、先生。よくいらっしゃいました。今日はありがとうございます」

「こちらこそよろしくお願いします。
あの、すみません、先生から先生と呼ばれると何だかちょっと、………この辺がかゆくなってきそうなので、本田と名前でお願いできますか」

「あ、そうですか、つい、先生と………」

「よく言われんですが、僕自身先生と呼ばれるほどのものじゃないので、いつも名前で呼んでいただけるようにお願いしています」

「はい、分かりました」


「じゃあ早速、本題に入りましょうか」

「まずほとんどのお医者さんは、呼びやすいので患者さんと言いますね。
この前の講演の時は患者さんでなくてお客様なんだと言いましたが、この時点では患者さんと言った方が話が早いと思いますので、患者さんと呼びますが、本当はお客様であるということをまず頭に入れておいてください」

「はい、わかりました。
わたしもまあ、患者さんの方が呼び慣れていますが、これからは気をつけていきたいと思います」

「はい、お願いします。
患者さんをお客様と呼び帰ることが徹底してくると、不思議とサービスを良くなってきますから。ぜひとも率先してそのようにお客様と呼んでください。
で、患者さんは、もちろん小学生が中心ですよね」

「そうです」

「じゃあ、やはり少子化で、患者さんそのものが減った、ということですか?」

「それもありますが、それに反比例して、同業者が増えたことともあります」

「なるほど、二重の意味で患者数が減ってきた、ということですね」

「………ええ」

「今までじわじわと減ってきたと思うんですが、気づいてから、何か手は打ちましたか?」

「いえ、子どもの絶対数が減る中で、同業者が増えたのですから、患者数が減るのは仕方ないとは思っていました。
まあ経営的にはぜんぜん問題はなかったですから、つい最近までは」

「最近までは?」

「ええ。でもここに来て急に減りだしたのは、やはりほかにも原因があるんじゃないかというようにも思っていたところに、ちょうど先生のお話をたまたま聞いたものですから………」

「あ、本田で」

「あ、すみません、本田さんのお話を」

「じゃあまあタイミング的には、ちょうど良かったですね。
これ以上減っていくと、経営にも響いてくるでしょうから」

                          つづく






それでは、また明日。

今日も一日、『スマイル!』で、がんばろう!


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藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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