言葉のチカラこぶ——『いい言葉塾』

言葉はコミュニケーションの基本。伝えたいことは「言葉のチカラ」できっと伝えられる。もっとうまく伝えられる。

「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」

2012-01-19 08:24:24 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は風もまりなく、部屋の中から見ると、日の当たっているところは暖かそうでしたが、いざ外に出てみると、やはりこの時期の冷たい空気に包まれてしまいました。
冷たさも中ぐらいなり、今日の朝。
ちょっとばかり、温度もここ数日の中では高かったですね。


「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」

さて、今日のタイトルになっているこの言葉は、経営の神様、松下幸之助氏(我らが郷土の偉人!)が言った言葉です。

たくさんの経営者にある有名な言葉を示して、あなたならどのタイプですかと聞いたときに、松下幸之助氏が応えたものです。
もちろんその元になっている言葉(俳句)とは、
「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」(信長)
「鳴かぬなら泣かせてみしょう(みせよう)ホトトギス」(秀吉)
「鳴かぬなら泣くまで待とうホトトギス」(家康)
ですね。

聞いたところ、ほとんどの経営者の方がいずれかのタイプかを選んだということです。
しかしその中でたった二人だけ、違ったことを言った人がいたというんですね。

その中の一人が上記の松下幸之助氏です。
松下幸之助氏は、こう言ったそうです。

「鳴かぬならそれもまたよしホトトギス」

ここで何を言いたいのか、わかりますか?

それはどんなときでも、与えられた枠の中でしか考えない人と、枠がたとえあっても、さらには違った考え方をする人との違いなんですね。

だいたいの人が、ある質問として数点の答えの中からいずれかをを選べと言われれば、その中からどれかを必ず選びます。

日本人は特に究極の選択というのが好きで、よくバラエティなんかでも、芸人が俳優にふざけて聞きますよね、この二人しか恋人に選べないとしたら、どっちを選ぶ? なんて。

しかし究極の選択といわれなくても、ある枠があると、どうしてもその中から選んでしまいます

その枠があることで、そこだけにしか答がない、と思ってしまうわけですね。
でも本当は他にも違った答があるはずなんです。


たとえば「雪が溶けたら?」という子どもたちへの質問で、「水になる」と答えるのは普通の答で、「春になる」と答える子どものように、情緒豊かな感性のある子どもに育ってほしいとよく言われますが、しかし私は、それ以外にもいっぱいあるよ、というキャッチフレーズを実際に、ある学習塾のチラシで作ったことがあります。

答えは他にもいっぱいあるんです。
たとえば、
サッカーができる。野球ができる。
草が生える。
新学期になる。
お父さんが帰ってくる。
カエルが目覚める。
変わったところでは、時刻表が変わる。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・

ほらね。

本当は人それぞれでたくさんの答を持っているはずなんですが、そこにひとつの枠をはめられると、人は簡単にその枠の中から選ぼうとします。
たとえぴったりの答が見つからなくても、その枠の外に探しにいくということをしません。近いものを選ぼうとします。

しかし経営には、他から与えられる問題や解答の中から探すというのではなく、何もないところから探さなくてはならないこともあるし、選択肢があっても、選択すべき事柄がその中にはないということもあるわけなんです。

経営者というものは、常に自分の観点、視点を広く持ち、自分で考え、自分で答えを独自に出さなくては、企業を発展させていけないのだということですね。

さてあなたなら、鳴かないホトトギスをどのようにしますか?

あ、そう、その中にはないと言ったもう一人の人は誰でしょうか?
それは本田宗一郎氏です。
本田宗一郎氏の答えは
「私は俳人ではないのでうまく詠むことはできないが、その三つのタイプには入らない
です。


それでは今日はこれで。
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あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

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「ある地方商店街の小さな一歩」<その11>

2012-01-18 10:10:57 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方商店街の小さな一歩」<その11>

「みなさん、ちょっと聞いてください」と言って本田がまた立ち上がった。

「今考えたことではなく、これも考えてきたことですが、話の方向がなんだかそっちを向いてきたようですので、私からもうひとつだけ、みなさんから猛反対は覚悟でご提案します」と言って話し始めた。

「それは、今の役員の方には全員やめていただき、新しい役員をすべて女性で行うようにしてほしいんです。そうすることでまた違った観点で商店街を見ることができると思います。今まで見えていなかった消費者のニーズも、また違った角度からよく分かるようになるんじゃないかなって期待しています。
また、できたら理事長は専任の方がいいですね。誰かこういった商店街に詳しい方かもしくは、消費生活に詳しい方を迎えて、町の活性化を常に考えてもらえる人を。以上です」

本田の言葉が終わると、また場内が総立ちになるような騒ぎになった。

「なんだと! 言わせておけばいい気になりやがって!」

「もういい、出ていけっ!」

「なんにもわからない奴が、わかったような顔で、好きなこと言いやがって。もう我慢できん!」

そんな騒がしくなった会場のどこかからゆっくりと、そしてやがては大きく拍手の音が、騒ぎ始めた人たちの声を圧するように聞こえてきた。

拍手はやがて、ひとりからふたり、そして騒ぎを鎮めていくほどに増えていった。

本田が拍手の音が聞こえるあたりに目をやると、そこには50代に見える男性と、彼よりも少し年をとったように思われる女性が、そして少し離れたところにも一人立ち上がり、拍手をしている女性がいるのが判った。

いつの間にか騒ぐ声がなくなり、拍手だけが響いていた。

「米田さん、奥さん――」

田島がその男女を見て呟いた。

「それに増野さん」

「ちょっといいですか、喋らせてもらって」

声をあげたのは、田島から米田さんと呼ばれた男女の内の女性の方だった。

「あ、どうぞ」

田島は反射的に答えた。

「今までじっと聞いていました。本田さん、ですか。
その人の言ってることは真っ当なことばかりで、何も変わったところはないと思いませんか。
それを今までとはちょっと違っていると感じるわれわれの方が、何か今までおごってたように思うところがあるんですが、違います?
本田さんの言われるように、きちんと今までお客さんの方を見て商売してきたら、こんなことにはなっていないと思うんです。
昔の商店街が栄えた頃のあの繁盛が忘れられないで、何かそのことにみんなしがみついてきたんじゃないでしょうか
そんな夢を本田さんにゆり起こされて、まだ眠いからって怒っているだけじゃないんですか、みなさん。
もう目を覚ましても、いいんじゃない?
今、主人とも話していたんですけど、本田さんのご提案、いっそのこと全員今の役員の方に解散してもらって、新しく女の人ばかりで組織してみたいなと思いました。
そしたら何か、今までイベントばっかりに頼ってきた販促を、もっと違った見方で考えていけるんじゃない? 
そう思いません?」

もう一人の女性、田島が増野さん呼んだ女性が、そのあとを引き取った。

「増野さんもそういったご意見ですか?」

田島がもう一人の女性に尋ねた。

「ええ、そう思います。今ならまだ何とか間に合うんじゃないかって」

増野さんは、うつむきながらも、はっきりした声で言った。

「ご意見ありがとうございます。それではとりあえずみなさん、もう一度座って、冷静に考えてみましょうよ。こんないい機会はもうないと思うんです」

「賛成!」

どこかからそういう声が上がった。

それに続いてあちこちから「賛成!」の声が上がった。                                                              


                               つづく


<12>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
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笑顔のスパイラル

2012-01-18 09:35:14 | 接客
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

寒くて乾燥しています。
雨が降ってほしいですね。
野菜が高くて、なかなか手が出せないところまで価格が上昇しています。
反面雪国では例年以上の大雪で、雪かきの予算がオーバーしている市町村も多くあるそうです。
さらに、今年は雪かきをした後の雪を運ぶトラックが、震災のがれき処理などで、被災地にたくさん回っているので、例年の半分ほどしか確保できていないという状況も重なって、雪が処理しきれないということです。

こういうときは東京などで、何もしていないでたむろしている若い奴らをかき集めて、被災地や雪かきなどに何とかまわせないでしょうかねえ。
力だけは有り余っているんですから。
でもそんな奴らはひ弱なんだよなあ。
ちょっと雪かきさせると、もう疲れたと言ってへこたれてしまうものが多くて。
きちんと栄養のとれるものをあまり食べないせいもあるけどね。

ちょっとぼやきになってしまった。
今日の話題は? と。



きのうCX系の「ハングリー」というドラマを見ていました。

内容的には何のたわいもないドラマで、笑っていれば少しはストレスが解消される程度のコメディですが、そこに出てくるフレンチレストランのたたずまいがちょっと好きなんです。

(それに脇で出てくる稲垣吾郎の意地悪さが、はまりますねえ)

言ってみれば倉庫の中を改装して(と言うほどでもないか)、そこにテーブルを並べただけの店内ですが、そのたたずまいがとてもいいんです。
それで見ているわけでもないんですが。

口も性格も悪い、腕だけは超一流の主人公ーー今をときめく俳優、向井理が演じていますーーがいう台詞がよかったですね。

おいしいフレンチを食べたい人はきちんとしたうまいものを食べてもらって、金のあまりないやつはその予算内でうまいものを食わせ、カジュアルに楽しみたい奴らには、楽しんでもらうフレンチを提供して、みんなを笑顔にしたい。それがこの店のコンセプトだ」というものです。

言葉そのものは聞きかじりなので、正確ではないので、自分なりにアレンジしていますが、その最後の言葉がいいですね。

「みんなに笑顔になってもらう」

サービス業、小売業というのは、究極の目的は、それ=『笑顔になってもらう』なんですよね。

『お客様に笑顔で帰っていただけるかどうか』なんです。


まずお客様に笑顔になってもらうための第一歩は、何でしょうか?
それは、あなた、そしてあなたの店で働く人全員が、お客様に心からの笑顔を見せることなんです。

笑顔で接客されて怒る人はいません。

笑顔で接客されると、こちらも笑顔になります。

笑顔が笑顔を作る、伝播させる、笑顔のスパイラルです。
笑顔のスパイラル、今日からあなたの店でも、ぜひっ!

さて、あなたがそのために、まずすべきことは?
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
そんなことこそ、自分でよお~く考えましょう。

それでもわからなければ、こちらへ。
  ↓
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  ↓
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「加賀屋の心」を読んだ

2012-01-17 09:47:28 | 読んだ本から
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は一日中曇っていて、陽が射さない分冷たく、さらには北風もあって相当冷たい一日でした。
東京辺りではこの冬一番の冷たい一日だったそうです。
今日も冷たい一日になるでしょうが、昨日よりも風がなく、さらには陽も射しているので、昨日よりは暖かいでしょう。
でもずっと雪ももちろんですが、2ヶ月近く雨が降らないので、庭の樹々もかさかさです。

いつもなら遠くに見える赤城山には、今頃なら頂上付近にはずっと白い雪が見えているわけですが、今年は黒っぽい山肌がそのままで見えます。
今朝のTVニュースを見ていると、富士山も、太平洋側から見るとほとんど雪が見当たらないようです。
日本海側の方から見ると、雪が山を覆っています。
そろそろ雪でも雨でも降ってほしいところです。

1月17日の今日は、17年前に起きた阪神淡路大震災が起きた日です。
大阪にいた姉に電話しても全然つながらなかったなあという想い出があります。
奇しくも妻の誕生日でもあります。
妻の誕生日を祝いながら、大震災に想いをはせる日。

こういったときに考えるのは会社内の危機管理、ですか。
何かことが起こった場合に、どれだけ速く動けるかということですね。
そして動くのと同時に、誰が何をしなければならないか、そのことをキチンと把握しておかなければなりません。

さらには把握しているだけでは、“そのとき”がやってきてもうろたえることがほとんどですので、すぐ自分のなすべきことに動き出すために、日頃から訓練をしておかなければならないでしょう。



▲たまたま最近手にした「加賀屋のこころ」という本は、2007年能登半島で起こった震度6強の地震の際に、和倉温泉加賀屋で働く個人個人がどのような行動をしたかということから始まります。
この加賀屋という旅館は30年以上にわたって満足度総合第1位を占めている有名な旅館であり、つい最近では、台湾にもそのノウハウを行かした日本風のホテルをオープンさせたことでも有名です。
私も一度は行きたいと思っているのですが、まだそのチャンスはありません。

その加賀屋では、地震が起こったときに、瞬間的には全員が呆然となりますが、すぐに自分のしなければならないことを悟り、動き始めます。
一番最初に何をしたか。それはお客様を全員無事に館外へ脱出させ、寒い思いをしないように気を配ることでした。

なぜそうできたのか、ということからこの本は始まります。
そこでは働く全社員が、お客様の方を向いて仕事をしているということが解き明かされていきます。
お客様の笑顔を見るために自分たちはどうしなければならないのか、という社員教育の徹底ですね。
この本の半ばにはこういう文章があります。

女将である以上、お客様を気遣い、ご満足いただけたのかと心を砕くのが仕事ではありますが、そんな日々をささえてくれ客室係がいてくれなければ私の仕事は絶対に成り立ちません。客室係たちの姉でありたい、母親でありたいと願う気持ちが心の奥底にあるからこそ、私は彼女たちからも目をそらさないのです

加賀屋の女将さんの言葉です。

一人ひとりの従業員を思う心が、いざというときにも自分の仕事として、お客様のために一番に動くことにつながっているわけですね。




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コピーライターになりたいか<40>「スープの味は味わってみないと判らない」

2012-01-16 10:48:59 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第40回目です。

40.スープの味は味わってみないと判らない


スープに限らず、料理全般、さらには口にするものすべての味は、どんなに懇切丁寧に文章で語られても、またその場で蘊蓄を垂れられても、結局味わってみないと分りません。

また、多くの言葉で伝えられれば伝えられるほど、なんだか本当の味からは遠ざかっていくような、そんなもどかしさを覚えることもしばしばではないでしょうか。

なんだかんだと百万言を費やしてがんばった言葉でも、口に入れられたそのたったひと口には負けてしまいます。
これはコピーライターにとってはとても辛いことです。

まあ、文章を生業(なりわい)としている人すべてに言えることですが。

それではテレビのように、見れば判るかといえば、それもまた無理です。
見て、語っても、そのひと口には勝てません。



今回は何が言いたいのか。
コピーはそのひと口には絶対勝てないということです。
じゃあコピーなんて必要じゃないかといわれますが、どっこいそうじゃないんです。

じゃあどうして必要なのか。
コピーの力は、人をして、そのスープを手に入れ、さらにその口にまで持ってくるために絶対必要なものなのです。
その力の差によって、スープの売れ行きが違ってくるところまで力量のあるコピーを作らなければならないのです。

そして、どれだけ短い言葉で、口に運ぶまでいたらしめるかというのが、コピーの力量の差ではないでしょうか。
長ければ長いほど、力がないと言っても過言ではないでしょう。

究極はたったひとつの言葉です。
なければ作るまでです。
まあ、究極まで行ってしまうと、それ以降コピーの力が不必要になってしまいますが、幸か不幸か、まだ究極にまで行っていないので、まだまだわれわれコピーライターには力を示す余地が残されています。

人をしてその口にまで持っていかせる力のあるコピー。
それを作るには、やはり百万言を費やしてみる必要があります。
百万も書けとはいいませんが、もう書くことがないというまで書いて書いて書きまくる。

その後が重要なのです。

推敲です。

どんどん削っていく。

必要だなと感じるものだけ残していく。

どんどん削っていく。

まだ必要なものだけを残していく。

さらにどんどん削っていく。

必要なものを残していく。

そして、最後に残ったものが、いいコピーと言えるものではないでしょうか。



ここで言いたかったのは、これです。
どんなコピーでも、まず必要なものは書いていくこと。
さらにはそこに、自身の感じなんかも入れていく。
もうこれ以上書けないというところまでやってみましょう。

そしてそこからいよいよ削り始めます。

書くことより、その書かれたものを削ることの方に力量の差が出ます。
コピーライターとして未熟な人は、残さなければならないものも削ってしまうこともしばしば。
どれだけ残さなければならないものを残すか。
その選択眼こそが、コピーライターとして一流かどうかの差になるのではないかと、極端にいえば、そうなります。

選択眼を、とにかく養いましょう。
そのためには、いいコピー、へたくそなコピー、両方よく読んで自身で身につける以外に手はありません。

さらに、以前にもいいましたが、小説を読み、詩を読み、評論を読み、時代を読み、映画を見、テレビを見、ラジオを聴き、インターネットサーフィン(もうこの言葉は死語ですかね)をすることですね。
とにかく経験を増やすこと。バーチャルでも何でもいいのです。


いい経験、悪い経験、増やしましょう。

<41>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサーの藤田でした。

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PR戦略

2012-01-16 09:48:39 | 売上アップ
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

いやあ寒い!
今朝は陽も射さず、冷たい北風が強めに吹いています。
北風に向かってゴミ出しに行きましたが、その風が半端なく冷たいんです。
昨日よりも温度が上がるという予報でしたが、ホント?


さて、今日はどんなお話にしますか。

今日は、広告に比べてお金のかからない宣伝方法をちょっとお話ししてみたいと思います。
しかしこの方法は相手次第ですので、広告費のかからない分、時間と、人手と、手間がかかります
さらには公共性を充分加味しないことには成立し得ないものですので、自ずと商品、製品は限られてきますが、それを承知でお読み下さい。



それはいわゆるPRです。
PR=パブリック・リレーションですね。
日本語でいうと広報と簡単に訳されています。

しかし英語的にいうと、広く関係性を持つ、というような意味合いで使われています。

新聞やテレビなどの取材を受けて、それを掲載、放送してもらうということですね。
それにかかるお金は無料です。ただですね。
只だからこれは良いやといっても、そう簡単には取材してくれません。
まあほとんど取材してくれないというところが本当です。

でも毎日新聞やテレビなどでは、いろいろな人やお店、企業などが引きも切らずに紹介されています。
どうしてでしょうか。

そこにはまずひとつは公共性がなければまず取り上げてくれません。

一個人、一企業が紹介されるためのテーマや商品が世の中の役に立つかどうか、これからの消費者の暮らしに役に立つ、便利に暮らしを変えていくといったもので、さらにはそれが画期的であればあるほど取り上げられる公算が高くなります。

ふたつ目は、驚き、ですね。驚嘆、驚異性。
ある店で100人分ぐらいの材料を使って巨大な菓子を作ったということであれば、それは面白さと驚きでもってメディアに迎えられます。

三つ目は啓蒙性
社会性を持ったテーマで、これからの社会にひとつの新しいコンセプトを提供することができるという個人であり、商品、製品であるかどうか、です。

上記のうちひとつでも持っていれば、もしかしたら受け入れられる可能性が高く、さらに2つあればもっと可能性が高く、3つともあれば確実に取り上げられます。

あなたの店や会社を見渡し、PRできるものがあれば、すぐにでもマスコミにアピールしましょう。
またすぐには思いつかなくても、ある商品を世に出したいということであり、しかしそれほど広告予算がとれないという場合は、どのようにすればPRとして取り上げられるかというストーリーをじっくり考えましょう。
人も時間もかけなければなりませんが、それで火がつけば、今までにかかった時間以上にお釣りがくるというものです。

人と時間をかけるか、お金をかけるか。
あなたはどちらの方法を選択しますか?


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営業時間内は緊張感を持って

2012-01-15 09:50:55 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今日は朝から薄曇りというか、薄晴れです。
こんな日は寒気がちょっとゆるむみたいですが、今日はどうなるでしょうか。

もちろん冷たさには変わりありません。
この寒気は今月いっぱい居座るということらしいです。

昨日と今日は、大学入試センター試験ですね。
寒いところご苦労さんですね。

私らの時代はまだこの制度がなくて、各大学に一発試験で臨みました。
とにかくすごい倍率だったのを覚えています。
一番すごかったのは立命館のときで、確か90倍以上だったかなあ。
こんなのありぃ?という感じでしたね。


さて、今日の話題ですが、昨日、車の定期点検でディーラーに出かけました。

点検を待つ間、ショールームで、コーヒーをいただきまながら文庫本を読んでいたのですが、今は新春のセール期間で、DMも来ていましたし、チラシも週末に入っていましたので、けっこうお客さんでにぎわっていました。

でも私が行ったのは午後の4時頃なので、受付もひと休みというところだったのでしょうか。
その受付、もちろん正面入り口のすぐそばに特設されていまして、そこに一人係の人が座っています。

折しも受付へのお客様が途絶えたところだったのでしょう、その係の人はのんびりと他の手のあいた営業員と談笑していました。

これって、客の方から見ると、あまり感じのいい光景ではありません。

よくスーパーでも見かけるのですが、通路で従業員同士、または従業員と仕入れ業者が立ち話しているところを見かけます。
仕事の話を、ゴンドラへの展示方法の変更などを話しているのさえ、お客様がいるそばでは本当は御法度です。

しかしそれ(仕事の話)ならまだいいとして、ときには仕事ではない話を笑顔でやっているときもあります。
これって緊張感の欠如ですね。

この緊張感の欠如が、小さなミスを見逃し、やがては大きなミスへと発展していくおそれのあることなんですね。


話は元に戻って。
それでちょっと私も本から目を離して、車を眺めている振りを装いながら、しばらく見ていました。
話の内容はさすがにわかりません。
身振り手振りも交えて話しています。
お一人はお客様に背を向けて、一人は受付の椅子に座って。

このちょっとした、本人たちは何気ないひとときだと思って、軽い感じで話しているのでしょうが、いつかこれが大きな気のゆるみへとつながらないことを祈っています。
このときは別に変なこともなく時間が過ぎていきましたが。

やはり営業時間内は、きちんとお客様の方を見て過ごしてほしいものですね。
どこでお客様が見ているかわかりませんよ。(現に私がこうして眺めていたのですから)

手持ち無沙汰であれば、自分でできる仕事を探すべきですね。

例えばそのディーラーであれば、曲がったカタログをまっすぐにするとか、車にクロスをかけるとか、開いたテーブルを拭いて回るとか、いっぱい探せばやることはあります。


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客観的に見てもらうことも必要

2012-01-14 09:55:12 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

相変わらず寒くて、本当だとこたつの中でみかん並べてウトウトしていたいんですが、そういうわけにはいかないのが辛いところです。
こういうときは猫どもがうらやましくなりますね。
まあ奴らには奴らなりの悩みも、もしかしたらあるのかもわかりませんが。

今日は昨日よりもまたいちだんと寒くなるということです。
もうこれ以上着られないというほど着膨れしている方に、もう1枚重ね着をと言っても無理なところですが、暖かく過ごしてほしいですね。


昨日は、新年のご挨拶を兼ねて県の商工連の方にちょっとお邪魔しました。

この商工連で私は何年か前に創業塾を受けさせていただきました。
そこから私の今の職が始まったと言っても差し支えないほどで、担当の方にはそれ以来いろいろとお世話になっています。

まあ聞くまでもないことですが、どこも厳しい情勢です。
でもそんな中でも繁盛している店や会社があるのは当然のことで、同じ製品を作っているのに、同じ商品を販売しているのに、どうして様々な差が出るのでしょうか。

同じ価格で販売していても、差が出るのにはいろいろな理由があります。
そしてその理由こそその店特有のものが多く、それさえ克服したり、逆にその特徴を生かしたりすれば、立ち直るきっかけになるということも少なくありません。

でもそれ=自分たちが持っている特有のものを見つけるのがまず困難なわけで、簡単に見つけられるようなら、誰だって苦労しないわけで。

でも当事者になると見つけるのが困難。
どうします?

ひとつには、第三者に、客観的に見てもらう、ということがあります。
利害関係のない第三者に眺めてもらうことによって、簡単に見出せることもあります。

私も、昨年から太田商工会議所の会員の方の店舗をたくさん回らせていただいていますが、そこでいろいろと話を聞く中で、簡単に問題点が抽出されるということも少なくありませんでした。
「ああ、そうなんだ」と私から指摘されて、はじめて、どうしてそんなことに気づかなかったんだというようなことがよくありました。

他人から見たら何のことはないものが、当事者だと見えていないということがよくあります。
そのために野球ではコーチがいるように、店舗運営や企業運営では私たちのようなコンサルタントがいるということです。

もっと気軽に相談されると早く問題点が見つかるはずなのに、そんなこともしないで、むなしく消えていかざるを得ない店や会社を見てると、悲しくなってきますね。



それでは今日はこれで。
経営や販促のご相談は24時間いつでも対応しています。
お気軽にお電話ください。
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また、上記へのご意見やコメント、お問い合わせは下記メールまでお願いします。
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消費者目線のマーケティング

繁盛店になりたいか!

「あっ、そうか! ちょっとした『気づき』が繁盛店に変える」

あなたの一日が今日も普段通りの良い一日でありますように。
藤田販促計画事務所、お客様力(ぢから)プロデューサの藤田でした。

群馬県前橋市天川大島町186-25
藤田販促計画事務所

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イタリアンを味わう

2012-01-13 10:02:08 | 販売促進コンサルタントの日記
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も厳しい寒さの中で目が覚めました。
朝6時過ぎ。まだ暗さの方がかっている夜明けです。
起きて、吐く息が白い中、Macに向かいました。
昨日の太田商工会議所への報告書がまだ作成できていないので、1時間ぐらいかけて書き上げ、メールしました。

エアコンのスイッチを入れると、しばらくしてから勢いよく動き始めます。
居間のエアコンの表示はもちろん今朝も「Loo」でした。

水道管はガスの器具が最新式で、お風呂の湯槽に半分ほど水を溜めておくと、そ音水をちょっとずつ巡回させて、凍結しないようにしてくれるということで、天気予報で翌朝の最低気温がマイナスになるときには必ず水を満たすようにしています。
以前は水道管凍結防止用のヒーターを巻き付けていたものですが。


さて昨日は毎週木曜日にお邪魔する太田商工会議所での店舗支援の日でした。
お昼になり、1軒の支援先から戻る際に、ちょっと思いついて、昨年一度だけ伺ってあるアドバイスをしたイタリアンレストランに行きました。もちろんアポなしです。

本日のお勧めパスタを注文しました。

ミネストローネスープとワイングラスに入ったサラダ、パスタはツルツルの舌触りで、何だか米粉で作ったパスタのような味わいです。幅3ミリほどの平たいパスタで、味付けは塩味。トッピングのメインはチキンとアサリ。アサリは8個も入っていました。そして最後はカプチーノ。これで980円でした。おいしかったです。

ワイングラスに入ったサラダはたっぷりありましたが、ちょっと食べづらかったですね。アイデアはとてもいいんですが、女性だとちょっと食べづらいかなあ。私なんかだとワイングラスをつかんで口元まで近づけながらフォークで食べられますが。ここは思案のしどころ。

面白さをとるか、食べやすさをとるか。

ワイングラスに入れるサラダなら中身をちょっと工夫すればいいんじゃないかなって思いました。
レタスなどの葉物が取り出しにくいんですね。

配膳される前に携帯に緊急地震速報などが入り、ちょっと慌てましたが、それほどの揺れはなくてほっとしました。

このイタリアンレストランの名はModerato、太田市藤久良町54-10です。
ホームページはないので、案内的にはこれぐらいしかみられませんが→Moderato、うわさの(?)食べログにも少し評価が載っていますので参考にしてください。


イタリアンレストランなのに、店内にはなぜかこれが!▼



▲ハーレー・ダビッドソンですね。
店内ではないのですが、入り口右横のディスプレイ・スペースにはしっかりベスパも置かれています。

しかしこの店一見イタリアンレストランだとは思えません。
もちろんイタリアの国旗は出ているのですが、店全体の外見からは全然その雰囲気が伝わってきていないんですね。
そんなところでうんと損をしています。

メインの道路から少し入ったところにあるので余計に目立たないんです。
もちろん道路端にはヒョウ柄のワゴンがおかれていますが、何だかそれさえあまり目立たないんですね。

つかみ所がないというのが特徴といえば特徴ですが、それじゃ新規のお客様はほとんど入ってはくれないですね。
外見からもっとイタリアイタリアさせたらいいのに、以前にもアドバイスしたのですが………。

料理はおいしくて、料金もけっこうリーズナブルなんで、傍を通る方は一度入ってみてください。
オーナーはぶっきらぼうなちょっとこわもてな兄さんですが、店員さんは気さくですから。



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みやげ品需要

2012-01-12 08:34:03 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

昨日は朝晴れた以外ずっと曇りがちで、空には雪雲らしい雲が北西から南東へたくさん流れていきました。
吹く風も冷たくて、身を切られそうな寒風でした。
今朝は久しぶりにエアコンの温度表示が「Lo」でした。
今日も一日寒いのでしょうか。
寒いらしいですね、天気予報でもそのように言ってましたし。


昨日は、知り合いのお箸専門店に行ってきました。
  ↓
お箸の専門店 箸久


ここでは、お箸の材料になる木の仕入れから削り、仕上げまで一貫して自社でお箸を作っている珍しい製造小売店です。
化学的な仕上げ剤も使っていない安全性が売りでもあります。

その社長と少し話してきました。
訪問したのは1年ぶりぐらいでしたか。

やはり話は昨年の東日本大震災の話になりまして、こちらでも陳列棚が崩れて、お箸が床に散らばったということでした。

でも陶器のように壊れるということではなかったので、もう一度きれいにして展示できたので、損失というのはなかったそうですが、その後がいけなかったということです。

小売店はすべてそうでしたが、自粛ムードの買い控えで、必需品以外は売れないという状況の中、この店でもやはり、お箸は必需品でありながら、こちらで購入しなくても、安い物で間に合うということもあるので、売れ行きが数ヶ月間にわたって落ちこんだそうです。

ここにきてやっと少しは以前の売上には戻してきているそうですが、なかなか厳しい状況だそうです。


まあ相談はされなかったのですが、もしこういうお店から相談を受けたら、いったいどのようなアドバイスがいいか、難しいところです。

日用品で必需品でありながら、いい物を使いたいと言う人以外はそれほどお箸には凝りません。
このお店の中心的な価格帯は2,000円ぐらいです。
それだけでも、デパートや和風雑貨店などと比べても1,000円以上高い品揃えなので、なかなか難しいところにあります。

必需品でありながら嗜好品という位置ですね。

こちらでもギフト需要をアピールしていまして、年間の歳時記に照らし合わせて、きめ細かく地道に宣伝活動をしているようです。

他には観光地などの土産物店に置いてはもらっているそうですが、なかなか売り上げと言えるほどには至っていないというところですね。

しかしこのみやげ品需要はストーリーを考えて、もっと取り組んでいけばモノになる可能性も秘めています。
このあたり=ストーリーを作るということでちょっと考えてみて、いいアイデアが出たら提案してみたいと考えています。



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「ある地方商店街の小さな一歩」<その10>

2012-01-11 08:51:03 | 繁盛店物語(創作)
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日は2回目の投稿です。

このカテゴリーは基本的にフィクションです。
販促経営コンサルタントの本田というわたしの分身を登場させて、様々な経営再生の様子を描写していきます。
内容はフィクションですので、モデルそのものはありませんが、実際に自分が経験したことも混じっていますので、これを読むあなたにもずいぶんと参考になることが出てくると思います。
あなたの経営改善のヒントにご自由にお使いください。
(なお配信は原則毎週1回水曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)


「ある地方商店街の小さな一歩」<その10>


「以上が私が考えるこの満天通り商店街の改革プランです。
これからはみなさんへのアイデア提案となりますが、聞いてください」

本田は続けた。

「今、満天通り商店街のすべての店を飲食にと言いましたが、そうしたくない場合は、もうひとつ提案があります。
それは日本全国の名産品を各個店がひとつの県のものを、たとえば理事長の田島さんの店では青森県の物産を販売するということですね。
それぞれの店で受け持つ都道府県を決め、めいめいがひとつの県を担当して販売するんです。
この◯◯市だって、日本全国の出身者がいるはずです。
そうすると、懐かしさで、まず他府県出身者の方たちがこの商店街にやって来る理由ができます。
まだどの商店街でもそういったことはやっていないと思いますので、これは話題にもなると思うんです。
どうでしょうか。もちろん現状の店ではなく、きちんと自身の店のコンセプトを表明し、自分の店しか扱っていない商品を開発し、新しく店は生まれ変わることが前提ですが。
いかがでしょうか」

「ちょっと待ってくれ。それよりも、さっきの話だ。
それが大問題だ」

「お店の転換の件ですね」

「ああ、それだよ」

今変わらなければ、これからいつまで経っても変われないんじゃないでしょうか。
今のままじゃじり貧でもう先が見えています。それはみなさんが私なんかよりも切実にお判りじゃないんですか?」

「今さらって感じもある」

「もう意欲もないんですか?」

「何とかしたいなって思うときもあるが、われわれもみんな歳だからな」

「あなた方はいいでしょうね。みなさんいい時代も見てきたんですから。でもあなた方の跡継ぎはどうなるんですか。
もうすでにこんな店なら継がなくたっていいやって、サラリーマンになっている方もたくさんいらっしゃるじゃないんですか?」

「ああ。俺はそれでいいと思ってる」

「へえ、それでよく理事をやってますね」

本田はまた挑発した。

「はっきり言わせていただきますね、この際だから。
あなたのような方がこの商店街の役員にいるから、こうなってしまったんじゃないですか? 
良くしていこうという意欲ゼロの人がいるんだから、そういう人が街をひっぱっていったら、そりゃ方向も悪くなりますよね」

「言いたくないが、言う通りだな」

そう言って彼はみんなの方に向き直り、「すまなかったみんな。この場で辞任させてもらうわ。俺なんかみたいなのがいないほうが良くなると思う」

彼はそう言うと、席を立ち、出口に向かっていった。

「待ってくれ、村上さん。あんただけの問題じゃないんだ。みんなとは言わないが、ある程度はみんなそういったあきらめがあるのに、何とかしようとうわべでは役員会で言ってきた節がある。そうじゃないか、みんな」

田島が言った。

ほとんどの出席者が小さく頷いた。

そこでみんなは黙ってしまった。

これでは収拾がつかなくなると感じた田島は、本田の顔を伺った。

本田はここでもうひとつ、出そうか、それとも出さないでおこうかと迷っていた、ある考えを、いい機会だと披露しようと思った。                                                                 


<11>へつづく。
(このストーリーは、リアル体験を元にしたフィクションです)

それでは今日はこれで。
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「恵方巻き」で考えたこと

2012-01-11 08:41:29 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝は少し温かく感じました。
でも今夜から急に寒くなるという予報です。
何でもこの冬一番の寒気だとか。
いやはやもういいよ、寒いのは! と言いたくなりませんか?
感覚的には、この冬はいちだんと寒いような気がしています。
あなたはいかがですか?


さて、昨日、わが奥さんにくっついてスーパーへ買物に同行しました。
見ると野菜、特に葉物が高くなっていました。
キャベツなんか1ヶ月ほど前の倍になっています。いやはや。

当分は、わが家での野菜の定番は、その中でも安い白菜が中心になりそうですね。
いやそのように宣言されました。

キャベツには手が出なかったですからね。
2週間ぐらい前には98円という値段でかっていたのが、昨日は198円になっていました。
それでももちろん特価です。

ほうれん草なんか、手間を考えると、冷凍食品の半額の物をかった方がいいみたいです。



そんな中で、なんといっても今は「恵方巻き」の販促で、店内の案内ではそれを中心にアナウンスされています。

「恵方巻き」は昨年あたりからいわゆる変わり巻きがたくさん出てきています。
そして太さもバラエティになり、定番の太巻きから、中巻き、さらには細巻きまで、それらを組み合わせると、本当にバラエティ豊かなラインナップになります。


お寿司屋さんなんかはどうしているのでしょうか。
恵方巻きは、うまい本格的な寿司屋で食べよう、なんていう販促を展開してみてはいかがでしょうか。

それもひとり向けではなく、家族向けのものを考えてみても面白いんじゃないでしょうか。
お父さん用、お母さん用、子ども用(男の子用・女の子用)、すべて中身を少しずつ変えてみるんです。

お寿司屋さんならではのバラエティさになりますね。

あれは家庭内で食べる物だからうちじゃやっても効果はないだろうと、手をこまねいているお寿司屋さんも多いようですが、せっかくの国民的行事になったのですから、それを上手に利用しない手はないんじゃないですか?

そんなことを考えた昨日でした。



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タッチパネルの自動食券販売機

2012-01-10 10:09:53 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

ずっと雨や雪の降らない日が続いています。
昨日の前橋地方の湿気は日本で2番目に低い数値だったとニュースで言ってました。
20%前後でしたから、本当にカラカラなんでしょうね。
庭の樹々もまあ休眠期なのでそれほど水を必要とはしていませんが、それでも見た目には元気がないようです。
見かねて家内が水をやっていますが。


お正月に高速道路のサービスエリアに立ち寄って、思ったことがあります。

それは私のあまり好きではない自動券売機のことです。
従来のものから進化したものが多くありました。
いわゆるタッチパネル式のものが増えたなあという印象でした。

タッチパネル式だと、回転寿司屋さんのものと方式は同じで、最初は分類から入ります。
大分類、中分類、小分類といった流通業のゴンドラ構成の考え方をそのまま導入しています。

ちなみに私が勤めていたときに担当していたあるホームセンターでは、大分類をヨキミセサカエルと8分類にしていました。
(ちなみにヨは木材関係で、キは金物・工具、ミは接着剤・塗料、セは日用品………カ(カー用品)とエ(園芸)だけはうまくその頭文字になっていましたね。となっていました。懐かしいですね。今でもそのようにしているんでしょうか。まさかね)

さて、回転寿司屋さんだと握り、軍艦、巻物、デザートなどの大分類のあとにすぐ小分類がきます。

あるサービスエリアでお目にかかったタッチパネルの大分類(項目で考えると本来は中分類ですが)は、ごはんもの、カレーライス(これって本来は小分類だけど、カレーライスにはいろいろなトッピングや具の違いがあるのであえてそうしているんでしょうね)、丼ものなどというものが最初に出てきました。

そのとき私が食べようとしていたのはオムライスです。
これってどういう分類にしているのでしょうか。
該当するものがないんですね。

それでその中にあった単品という分類をタッチしたのですが、ないんです。
それで元に戻って、じゃあいったいオムライスは何の部類なんだと考え、ご飯ものをタッチしてみたらそこにありました。

オムライスは確かにご飯ものですが、それならカレーライスだって同じだろうと小さな声で突っこんでみましたが、もちろん相手は機械ですから、反応はなしです。

カレーライスという項目があるのなら、それと平行してオムライスもそこに表示すべきだと思います。
オムライスも1種類じゃなくて数種ありましたから。

ちなみに私の食べたオムライスは雑穀米(五穀米だったかな)のオムライス。
しかしオムライスに雑穀米は合わないようです。
以前、清里で食べた雑穀米のカレーライスは本当においしかったのですが。



人は自分の考えとは違う思考方法をとることもあるということを、はたしてお店の人は考えて、その分類にしたのでしょうか。
ちょっと疑問です。

まず機械への入力の前に、どのような分類にするかあまり考えないで適当に入れていったとしか考えられません。

まあ何でもいいから入れておけば、あとは客が考えるだろうと軽い考えで入力したのだとしたら、それは大きな間違いです。


この場所はたまたまサービスエリアなので、お客様は、食事をしたいと思ったらその中から選ばないといけないので、仕方なくその店も候補に入れて選ぶので、廃れないでしょう。
しかし、これを同じように路面店に導入したら、いずれは面倒くさがられて、客足が遠のくのではないでしょうか。
そう思います。



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コピーライターになりたいか<39>「言い過ぎないこと」

2012-01-09 10:59:50 | コピーライターになりたいか
こんにちは。
販促経営コンサルタント、藤田です。
本日2回目の投稿です。

この<コピーライターになりたいか>というカテゴリーでは、50回連載限定で、コピーライターになりたい人や、キャッチコピーを作りたい経営者の方向けにコピーとは何だということを解説しています。
かつてメルマガで配信していたものの再録ですが、貴重なアドバイスが含まれていますので、読んで損はありません。
(なお配信は原則毎週1回月曜日にと思っていますが、基本的にランダム配信です)

それでは第39回目です。


39.言い過ぎないこと


広告制作を依頼され、最初に打合せる時、必ずといっていいほど、クライアントは、商品の特性をあれこれ言い立てます。
クライアントにすれば、その商品ほどいいものは他にないという自負を持っていますから、それはそれは凄いものです。

そして、それらをすべてをコピーの中に入れてほしいというのが本音です。
下打合せで、これとこれは削りましょうとこちらから言っても、いやこれは絶対必要なことなんだとほとんど言い張ります。
でも、一消費者の立場で見ても、客観的に見ても、どうみても消費者のメリットにはあまりないものも結構多いというのが本音です。

じゃあ、それをどのようにして引っ込めさせるか。

その場で、「これはちょっと」と言ってもまあ駄目です。
そんなときは何度も言っていますが、それをテーマに1案、ムダですが作りましょう
いかにもそれを強調するように作りましょう。
良識のあるクライアントなら、それで、ああこれは駄目だ、と気づくはずです。

それでも、最終的にそれが採用されそうになったら、やはり、これはユーザーの心にはあまりヒットしませんよ、とやんわり言って、自分がこれだと思うコピーが採用されるように持っていくべきです。

それでも駄目だったら、もうクライアントに従わざるを得ないですね。
なんと言っても、クライアントがお金を出して、その広告を出すのですから。
その後にフォローできる体制だけは整えておいた方がいいでしょうね。
失敗した後の代替案も用意して。



さて、話がちょっと横にそれましたが、今回のテーマは「言い過ぎない」です。

クライアントとの打合せの時は、できるだけクライアントの言いたいことを聞きましょう。
もうこれ以上はないというまで、聞く方がいいでしょう。
それからがコピーライターとプランナーの仕事になります。
どの点を強調して、どの点を捨てるか。まず頭におくことは、ユーザー(消費者)がピンとくるのはどの点か


自分の考えはそれからです。

自分がユーザーなら、この商品のどこが一番気になるか。
果たしてその点が一般のユーザーも気にするところか。
それから何案か作成しましょう。

しかしその前に、アピールするところをすべて書き出し、一度そのすべてを入れて文章を作りましょう。


いかがですか。
そのままなら冗長になって、とても広告のコピーとは言えない、ただの文章になってしまっているはずです。
そこからがコピーライターのコピーライターらしい仕事になります。

どこを削って、どれを残すか。
必要なことが多くても、削れない場合は、箇条書き等にして残すとか、工夫の仕様はあります。
しかしできるだけ削りましょう。
削ぎ落とし、さらに削ぎ落とし、そうしてひとつのコピーができあがるのです。
それをクライアントから聞いたメモと比較しながら、見てみましょう。


まず、ユーザーが惹きつけられるものになっているか。

言いたいことはほとんど入っていたら、まずまずベターです。

しかしそれよりも、ちょっと言い足りないかな、と思うぐらいだったら、それがベストです。
いいコピーは、必ず、ユーザーが言い足りないところを自分の頭の中で完成させてくれますから。

まあそんないいコピーが書けるのは、なかなかありませんけどね。
ですからまずベストを目指すよりも、ベターを目指して、ちょっと力を抜いて書いた方がいいでしょうね。


<40>へつづく。

それでは今日はこれで。
あなたの一日が今日もいい一日でありますように。
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外身だけ真似ても………

2012-01-09 09:16:59 | 繁盛店・繁盛会社をめざそう
こんにちは。
前橋の販促経営コンサルタント、藤田です。
今日もよろしくお願いします。

今朝も冷えましたね。
というよりも、昨日は日中でも晴れていながら寒くて、応えました。
その寒さが、今朝の冷たさを連れてきているというところ、ですか。

今日は成人の日ですね。

私たちの頃は1月15日と決まっていたので、今日9日が成人の日だと言われても、あまりピンときません。

1月15日は毎年天候が荒れ、雪の日も多かったような記憶もあります。
でもこうして1月第2月曜日が成人の日だと言われるようになると、そうした記憶も、毎年日にちが違うので、○日は雪が多いよねとかいうことも話の種として言えなくなりました。

ハッピー・マンデーもいいですが、やはり祝日は固定してほしいですね。個人的には。もちろん故事的にも。


昨日は日曜日でしたが、1軒年始に出かけました。
自分が密かにメンターと見なしている方です。

今年のお正月は喪中ですので、7日を過ぎてから、寒中お見舞いにと考えて、昨日になりました。
その方は家具店を2店舗経営されている社長で、昨日はその本店にお伺いしました。

行ってみると、駐車場にはたくさんの車が駐まり、店内も多くのお客様でにぎわっています。

地方の家具店ではこの時期、日曜日と言っても閑散としているのが普通です。
しかしその店はアウトレット家具を扱っているので、お客様が引きも切らないようです。

この店も4年ぐらい前までは、地方の普通の、ちょっと安い価格の品揃えで販売しているごくふつうの家具店でしたが、あるときこのままではダメだということで、現在の形態に業態を変更したのです。

その成功を見て、各地の家具店からたくさんの経営者が見学に見えるようです。
そうして、上辺を真似るんですね。

しかしこの家具店は、もちろん中身からすべて従来の家具店から脱却したシステムを開発しているために、そのシステムが判らないために、ほとんど同じように外見を見せて営業しても、しばらくするとお客様に「何だ、以前と同じじゃないか」と見抜かれてしまうんですね。

ここを真似してアウトレット店を開業したところも、まだ1軒も成功例がないそうです。

その独自システムをここで明らかにすることはできませんが、私が言いたいのは、いくら外見を真似しても、中身が伴っていなければ、失敗しますよ、ということです。

どんなに成功例を聞いても、どんなに成功例の本を読んだところで、成功したのはその成功した経営者の方が真剣にやったからであり、決してシステムだけではないということです。

真似るなら徹底して経営者の人格まで真似しないとダメだということです。


また、そんなことまでして真似る必要もないんです。
あなたの店にはあなたの店独自の、システムとも呼べないようなものでも、何か独自のものがあるはずです。
だから今も、店を、厳しいながらも経営できているんです。

その“何か”を見つけて、それを伸ばしていけば、いいんです。
どこかの成功例を真似る必要はありません。
また中途半端に真似ると、それこそ失敗して元も子もなくしてしまいます。

あなたの店の独自の“何か”を見つけてください。

余談になりますが、昨日もちょっと伺っただけで2時間近くお話を聞くことができました。
その話が面白いんですね。

お聞きしながら、もしかしたらこの人の話を聞いて、この家具店の物語を書いてみたくなりました。
波瀾万丈なので、きっと面白い物語になるのではないかと思います。
いずれ本にしたい、みんなにもっとここを知ってもらえたらなあという思いが強くなりました。
これは今年の課題として少しずつ進めていこうと思っています。


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