昨年４月、日本政府から隔離された後期高齢組２年生、新政府の政策により新天地へのご案内があるらしいが、どんな所だろうかと楽しみにしながらお待ちしているこの頃、ご案内に従って、どこでも元気で付いて行きますのでよろしく。
病院の自動支払機前に一列縦隊の元気なお年寄りたちと一緒に、みんな当初は力いっぱい液晶画面に向かって押しまくっていた指の動きも軽やかに、時折、新人のお年寄りがボランティアのおばさんから助言を得ながら、ぎこちなく、通い続けることで、近々１人立ちするであろう。
白内障手術で視力回復した爺、運転免許証の眼鏡使用条件の解除手続きに、ツートンカラーのお車が並んでいる巡査様の事務所へ、視力検査後、手続き用の用紙が渡され、文字を書きつけない年寄りらしく振舞いながら、項目ごとに親切なご指導に従って必要事項を記入、１０分程度で完了、以前に免許更新手続きをした頃の怖い顔した巡査様も今は窓口にいらっしゃらない。
