爺は、昭和14年に小学校入学、同26年の高校卒業生である。昭和16年12月から昭和20年8月までの大東亜戦争と戦後の混乱期の中での学生生活だったので修学旅行を体験しない世代である。
小学校6年の時は戦争末期だったし、中学から高校時代は、食料難と学費を滞納する生徒も大勢いたり、修学旅行の経費を負担できる家庭は稀だったと思う。修学旅行は夢の世界だった。
修学旅行先として古都である京都や奈良の都について語り合うことはあった。還暦を迎えてから旅行社が企画したフルムーン旅行に参加しながら、夫婦ともに叶わなかった夢を果たした。
コロナ騒ぎで、修学旅行を楽しみにしていた小学校6年生、中学3年生、高校3年生、卒業旅行を楽しみにしていた大学4年生の皆さんには、叶わぬ夢になったが、後の楽しみにして欲しい。