58歳で公務員生活を卒業、第二周目の人生として、社団法人の事務局で9年間の勤めを終えてから20年になる。何をしても、何をしなくてもいい気楽な生活にも慣れてしまった。
公務員時代は住民への気配り、終盤の管理職時代の職員管理から解放されて最初の実感は、「楽になったな~」。社団法人では、環境の格差に戸惑ったが、専ら定型事務にあたってきた。
社団法人では、全国事務局長会議が年度初めに東京で開催された。出席者は公務員出身者で占められていたため、雰囲気は公務員時代に戻って、気楽に歓談が出来た場でもあった。
半世紀にわたり、官民を通して14か所の勤務地で出会った方たちも彼の地へ永住されたか、施設等で療養中の方が多い中で、まだ夫婦そろって通院も買い物も出来る日々である。