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石山寺「密蔵院」の源氏物語千年紀で
紫式部ロボット「MURASAKI」が紹介されていました。
ロボットクリエーター高橋智隆氏は、ロボットの技術開発・政策・デザインをされています。
ロボットにご興味のある方は ロボ・ガレージ を クリックしてご覧下さい。
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身長31cm、体重約1.5kgの車輪型ロボットで、十二単を着た紫式部をイメージして
作られた日本的なロボットは、着物の裾を引いてするすると歩くように移動します。
石山寺は、紫式部が源氏物語の構想を練った寺として知られておりますが
この建物「密蔵院」は、島崎藤村がこの一間を借りて自炊生活を始めた場所だそうです。
『そもそも石山寺といふは名にしおふものさびたる古刹にして、かの俳士芭蕉庵が元禄の
むかし幻住の思ひに柴門を閉して今はその名のみをとどめたる国分山をうしろになし
巌石峨々として石山といへる名も似つかはしきに、ちとせのむかし式部が桐壺の筆のはじめ
大雅の心を名月に浮べたる源氏の間には僅にそのかたみを示して風流の愁ひをのこす。
門前ちかくに破れたる茶丈の風雨のもれたるをつくろひ、ほこりをたたき塵を落して湖上に
面したる一室をしきり、ここにしばらく藤の花のこぼれたるを愛す。』 島崎藤村「茶丈記」より