
岐阜県のお雑煮は「もち菜(餅菜)」別名「正月菜)と
お餅が入っただけだと、Mちゃんから聞いていましたが・・・
関西では馴染みのない、私には初めて見る「もち菜」です。
江戸時代、尾張藩を中心とした東海地方の諸藩では
武家の雑煮には「もち(餅)菜」を具としていたそうです。
武家のお雑煮は、正月菜とお餅だけの質素なもので
お雑煮はお餅と餅菜を一緒に食べるのが習わしだったようです。
これは「名(=菜)を持ち(=餅)上げる」という
縁起担ぎだったといわれています。

かつてはこの地区の正月に欠かせなかった「もち菜」も
生産量が少なくなり、小売店で「もち菜(正月菜)」として
売っているものの中には、小松菜だったこともあるそうです。
もち菜と小松菜の見分け方は、
もち菜は下の方まで葉が出ていますが、小松菜は下の方は葉がありません。
小松菜は現在の東京・江戸川区の小松川近郊で栽培されたことに由来して
「小松菜」という名前になったそうです。
もち菜は緑黄色野菜で、主な栄養素は、カロテン・カルシウム・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンB1などです。 鉄分も含まれているので貧血の方にもおすすめの野菜で、ビタミンCも豊富なので風邪や肌荒れが気になる方、カルシウムは骨粗しょう症に、食物繊維は便秘にも効能があるそうです。