喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ふるさと、佐田岬 「岬人ぬ宝」

2010-08-25 | ブログ
 「ふるさとをもっと知っていたい。」
ということを歌った「島人ぬ宝」。

 「ふるさと佐田岬をもっと知りたい。」
そんな思いがわきおこります。
  
 旧串中学校と旧二名津中学校が統合された三崎中学校の全校生徒は、
81名。
 このほとんどは、ふるさとを離れていってしまいます。
「働き場所がない。」
「楽しそうなものがない。」
「自分のやりたいことがない。」

 ないことがばかりが、目について
「ないないづくしの田舎」
といった感じでとらえられているようです。

 でも社会は変化し、
さまざまな価値観が生まれ、
今、「あるあるづくしの田舎」
を都会のかなり多くの若者たちが求めていること
もまた事実なのです。

 喜久家をおとずれる
国内外の多くの若者たちも言っています。

 そんな声をもっと伝えていきたい。
「夢は田舎にある」ということを。

                   岬人(はなんちゅう)


僕が生まれた、この岬のこと

2010-08-25 | ブログ
 心に残る歌「島人ぬ宝」より。

『三、僕が生まれた この島の唄を
僕はどれくらい知ってるんだろう

トゥバラーマも デンサー節も
言葉の意味さえわからない

でも誰より 誰よりも知っている
祝いの夜も 祭りの朝も
何処からか聞こえてくるこの唄を

いつの日かこの島を離れてく その日まで
大切な物をもっと深く知っていたい
それが島人ぬ宝』

 何ものにもかえがたい
「歴史」や「伝統」・「文化」。
 これだけは、手に入れようと思っても
手に入れられないのです。

 そんな貴重なものが、田舎にはまだ残されています。
お盆行事の「もう霊」もそうです。

 世界においてもその象徴であるイギリスが
一目おかれるのは、そこが大きいと言われています。
経済的には、大きな力はないのに。

 まさに私たちの日本もそのすべてを持ちあわせているのです。
とりわけ、田舎においては。
 「お金がすべて」
とは、言えない大きな力・魅力。

 田舎のすばらしさを今、ふり返っています。

                 岬人