台風が過ぎて、急に寒くなった。
暑かった夏が遠い過去のことのようだ。
季節の移ろいを感じることが気に入っている。
ふと、今から1000年も前に書かれた枕草子が頭に浮かんだ。
昔の人は、季節をどのように感じていたのだろう。
「秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。」
訳すると
「秋は夕暮れがいい。
夕日が落ちてきて山の端が近く感じるようになってきたころに、
烏が巣に帰ろうと、三羽四羽、二羽三羽と飛び急いでいる様子にさえ心がひかれる。
ましてや雁などが列をつくって飛んでいる様子が小さく見えるのはとても趣があってよい。
日が沈んでしまってから聞こえてくる風の音や虫の音なども、言うまでもなくよい。」
私も秋の夕暮れが気に入っている。
初秋の頃、松山で飲み会があった。
夕暮れ時に始まったので、まだ辺りは明るかった。
しだいに空が赤く染まり始め、
山の端が近く感じるようになってきた。
飲み会で盛り上がりながら、そんな夕暮れ時の景色を楽しんでいた。
料理も昔のようにあまり食べられなくなったので、
めずらしい料理や盛りつけを楽しみむようになった。
えびよりも料理に添えている花はが気になった。
食べられるのだろうか。一片ちぎって食べてみた。
パセリよりもくせがなく、あっさりしていた。
暖色のライトに照らされると、よりおいしく見える。
外はすっかり日が落ち、街の明かりを楽しむ。
ライトアップされたチャペル。
そしてあっという間に、しめの雑炊が出てきた。
帰りぎわ、おもしろいものを見つけた。
何とこの花は特殊処理をしているため、しおれないらしい。
この後も2次会へと続き、朝起きたら快晴。
まぶしすぎる。
やはり、秋は夕暮れがいい。
岬人(はなんちゅう)
暑かった夏が遠い過去のことのようだ。
季節の移ろいを感じることが気に入っている。
ふと、今から1000年も前に書かれた枕草子が頭に浮かんだ。
昔の人は、季節をどのように感じていたのだろう。
「秋は夕暮れ。
夕日の差して山の端いと近うなりたるに、
烏の寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。
まいて雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。
日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず。」
訳すると
「秋は夕暮れがいい。
夕日が落ちてきて山の端が近く感じるようになってきたころに、
烏が巣に帰ろうと、三羽四羽、二羽三羽と飛び急いでいる様子にさえ心がひかれる。
ましてや雁などが列をつくって飛んでいる様子が小さく見えるのはとても趣があってよい。
日が沈んでしまってから聞こえてくる風の音や虫の音なども、言うまでもなくよい。」
私も秋の夕暮れが気に入っている。
初秋の頃、松山で飲み会があった。
夕暮れ時に始まったので、まだ辺りは明るかった。
しだいに空が赤く染まり始め、
山の端が近く感じるようになってきた。
飲み会で盛り上がりながら、そんな夕暮れ時の景色を楽しんでいた。
料理も昔のようにあまり食べられなくなったので、
めずらしい料理や盛りつけを楽しみむようになった。
えびよりも料理に添えている花はが気になった。
食べられるのだろうか。一片ちぎって食べてみた。
パセリよりもくせがなく、あっさりしていた。
暖色のライトに照らされると、よりおいしく見える。
外はすっかり日が落ち、街の明かりを楽しむ。
ライトアップされたチャペル。
そしてあっという間に、しめの雑炊が出てきた。
帰りぎわ、おもしろいものを見つけた。
何とこの花は特殊処理をしているため、しおれないらしい。
この後も2次会へと続き、朝起きたら快晴。
まぶしすぎる。
やはり、秋は夕暮れがいい。
岬人(はなんちゅう)