喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

Make A Wish とは?

2019-05-25 | 生き方
 三崎中学校は、13年前の2006年から「メイク・ア・ウィッシュ」に協力しています。

「メイク・ア・ウィッシュ」とは英語で「ねがいごとをする」という意味のボランティア団体です。
 3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえ、
生きるちからや病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立されました。

 メイク・ア・ウィッシュは独立した非営利のボランティア団体で、宗教的、政治的団体ではありません。



 アリゾナで始まったメイク・ア・ウィッシュは、アメリカ全土に広がり、
現在アメリカ国内及び、プエルトリコ、グアムなどに62の拠点があります。
 また、全世界では他の42か国(カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、
ベルギー、アイルランド、チリ、台湾、日本など)に支部を置いて活動しています。

 メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンは、
メイク・ア・ウィッシュ・インターナショナルの正式な支部として、
1992年12月に設立されました。

 ★メイク・ア・ウィッシュの始まり
  メイク・ア・ウィッシュは1980年にアメリカで発足しました。
 アリゾナに住む、クリスという7歳の男の子は警察官になるのが夢でした。
 しかし白血病にかかり、学校に行くこともできなくなってしまいました。


  この少年の話を聞いた警察官たちは、本物そっくりの制服とヘルメットとバッジを用意し、
 クリスを名誉警察官に任命することにしたのです。

  小さな名誉警察官は規則に従って宣誓し、駐車違反の取り締まりもし、
 またヘリコプターに乗って空からの監視もさせてもらいました。
  ミニチュアのバイクのプレゼントされ、クリスは大喜びでした。


  5日後、クリスは亡くなりました。
 警察では、名誉警察官のための葬儀を執り行いました。
 ほんの短い間でしたがクリスは夢がかなったのです。





 5/20(月)、メイク・ア・ウィッシュ・ジャパン広島支部の方が、
三崎中に来られてこのような話をされました。

 真剣な眼差しで聞き入る生徒たち。

 生徒たちが、活動の原点にふれた瞬間でした。

四国最西端の三崎中学校、赤十字活動を積極的に取り組んでいます

2019-05-25 | 社会
 知っているようで、案外知らないことが多い赤十字について。
赤十字は、世界的な組織で、その支部は全国の都道府県にあります。 

 愛媛県支部の活動としては、昨年の7月豪雨災害救護活動、救急法・健康支援、
講習会の普及、血液事業、保健・医療活動、赤十字奉仕団の活動等、多岐にわたります。



 中学生としては、青少年赤十字の活動が主なものです。
「健康、安全」、「奉仕」、「国際理解、親善」という実践目標のもと、
子どもたちが自ら
「気づき、考え、実行する」という力を育めるよう努めています。

三崎中学校では、環境美化活動、平和学習、気仙沼市立大谷中学校との交流、
メイク・ア・ウィッシュ、高齢者や幼児との交流、保健活動等、たいへん盛んに行われています。




「青少年赤十字の掲示物」

 赤十字の歴史は、今から150年前。
 スイス人実業家のアンリ―・デュナンが、1859年(江戸時代末)仕事の関係で、
イタリア統一戦争の激戦地ソルフェリーノの近くを通りかかりました。
 そこで見たものは、15時間で4万人の死傷者が出るという悲惨な状況。
デュナンはすぐに町の人々や旅人たちと協力して、両陣営の傷病兵を差別なく救護しました。

このときの強烈な体験がもととなり、世界各国に救護のための世界的なルールづくりの必要性
を提案し、大きな反響がありました。
 それを受け、1864年にはスイスのジュネーブ条約で救護組織に関する国際的な取り決めがされ、
国際赤十字組織が誕生することとなりました。

 その貢献が認められ、デュナンは第1回ノーベル平和賞を受賞しています。

 このような歴史も青少年赤十字の登録式のときに学びました。

 まさに、三崎中学校の教育目標
「個性のはっきりした教養ある国際的日本人の育成」
に向けた取組がなされています。