先週の土曜日、松山へ行く途中いつものように長浜町の「まことやのパン」に立ち寄った。
すると本当、久しぶりにまことおじいちゃんが座っておられた。
80歳も超し、体調の加減でいないことが多い。
目があった瞬間、お互いに顔がほころぶ。
もう2年ぶりぐらいかもしれない。
以前よりもしゃべることが難しそうであったが、
出てくる言葉は温かさに満ちた、深い言葉が多い。
「私は事故により、車いす生活となり、死ぬことを考えた時期もありました。
でも、今は生きたくて生きたくてしょうがない。
一日でも1分でも長く生きたいです。
体が痛くっても、それは生きている証。
それもまたうれしいことです。
また、このようにお話しできることを本当に幸せに感じます。」
涙が出てくるような言葉。
まことさんからいつも生きる喜びを感じる。
帰りぎわに、文集をいただいた。
もう28集にもなっている。
自由に動かない手を使い、書かれたもの。
ぱらぱらめくると、命の喜びにあふれている。
心がこもったパンを買い、食べながら車を走らせた。
「うまい。うまい。どうしてこんなにうまいんだろう。」
心の底から熱いものがこみあげてきた。
また来よう。
岬人(はなんちゅう)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます