喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

ふるさと佐田岬で暮らしたい人の想い

2016-08-28 | ふるさと
 8月に入ったある日。
喜久家ブログに見知らぬ人から、1通のコメントが入った。

 内容を読んでみると、私と同じ佐田岬(伊方町)の生まれだとわかった。
今は、別なまちで暮らしていて、ふるさと佐田岬で暮らすことを強く希望している。

 いつでも帰って暮らせると思っていたが、現実はそうではなかった。
心にぽっかりと穴が開いたような。
そんな時に、ふるさと佐田岬の様子を綴っているこの喜久家ブログを開いたとのこと。



楽しく読ませてもらいました。 (カイジ)
 初めまして。たまたまブログを拝見したカイジと言うものです!
私も佐田岬出身でして、現在は今治に住んでおります。
 昨日の朝一で今治から実家のある旧瀬戸町まで2時間30分程かけて帰省し、
一泊して今日の夕方に今治に戻ってきました。



 佐田岬は本当に自然豊かで素晴らしい所だと改めて感じました。
 昨日は実家の近くの海で、海水浴を楽しみましたが、
水中メガネをして海の中を漂うだけで多種多用な魚や海藻が目を楽しませてくれます。

 私が小学生、中学生だった15年くらい前のことを思い出しました。
 夏休みはほぼ毎日こうして海で泳いでいたなぁと。
今も昔も変わらない海の美しさに感動してしまいました。



 それと同時に少し寂しい気持ちもありました。
今の自分が昔とは変わってしまったということです。
 今では私も結婚し、父親になり、2人の子供がおります。
 
 妻も佐田岬出身で、結婚した当初はいつかは佐田岬に帰りたいなどと漠然と考えておりました。
私は早期に佐田岬に戻り、子育ても含めて佐田岬で生活したいと思っていましたが、
 妻は今治で子育てして、子供たちの手が離れてから会社を退職してから戻れば良いという考えです。
今も時々妻と話しますが、おそらく妻の思いは変わらないでしょう。

 上の子供は来年小学生になるのでその前に佐田岬に戻って生活を築くという私の夢は幻となってしまいそうで、
心にポッカリ穴が空いた様な感じです。


 私にとって佐田岬での暮らしは、自分が望めばいつでもできると思っていたのに、
実はそうではありませんでした。
 正確には自分が佐田岬での生活を実現するための熱意や行動が足りず、
いつの間にか妻や子供は今治での生活を選びつつあるということだと思います。

 私にとっての佐田岬は近くて遠い楽園になりつつあります。
 そんな心の隙間を埋めるべくスマホで佐田岬について調べていた所、
このブログを見つけ、現在コメントを書いております。
これからも佐田岬の情報を発信し続けて下さい。
私の様に故郷である佐田岬を離れて暮らす者には希望でもあります。

 私もまだ諦めた訳ではありません。
出来る限り早く佐田岬に戻り、心豊かな生活を手にするその日まで私の人生劇場は幕開けとは行きません。


 最初のコメントでかなりの長文失礼しました。」



 カイジさんの想いに感動した。
私は今あたりまえのようにふるさと佐田岬で暮らしている。
それがどれほど幸せなことか、改めて気づかせてくれる。
幸せと感じるから幸せなんだ。



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