僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

百冊より一人

2007-02-16 | Weblog

昨日は久しぶりにバンドメンバーでの飲み会。
おいしい中華料理を食べながら相変わらずのバカ話に花をさかせてたら、
バンドの紅一点でバカ話のチャンピォンでもある(^^)M女史がハッと
する
ことを
言った。

「知り合いに本をよく読んでる人がいるんやけど、その人は人とちゃんと話
すことが苦手な人やから、きちんとコミュニケーションがとられへん。本をたく
さん読むのもええけど、やっぱり人と話すということが人間としての賢さを身
に着ける一番の術やで」(多少言葉尻は違うかも)と。

なるほど、ごもっともやと思たね。なんせこのM女史の話はかなりのきわど
い○○ネタの話が99%を占める中で、残り1%にこのような話があるので、
それがまたよう輝きよるねんな。まぁ、99%の話もそれはそれでごっつい輝
いてはいるんやけど、見慣れてる輝きや。それに比べてこの1%はエジプト
で未盗掘の墓を発見したような輝きなんで、インパクトが違う。

どうもM女史の話のほうが面白いので、そっちに話題がずれてしまったけど、
そのインパクトの力を省いても、“本よりも人”というのは、よく言われる“知
識よりも知恵”をより具体的に表現してて、説得力がある。

もちろん、本には本のよさがあり、本を読んで損するなんてことはないけど、
読んだことを自分の中にだけ溜め込んでいたのでは、人との関係は築け
ない。

「読んだことを読んだことと感じさせずに人との関係の中でさりげなく話す」
人がいるけど、そこまでできて初めて本を読んだと言えるのかも知れんね。

本を読むということは人の心を読むということなのでありましょう。