僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

結婚式の大切さ

2007-05-28 | Weblog

次女が結婚するに当たって家探しをしていた時の話。
まず家の場合は、購入するか賃貸かを考えることからスタートすることになる訳やけど、
夫になる彼は26歳、次女はまだ21歳という若さなので、頭金なしで、35年とか50
年というフルローンが組め、収入はそんなに多くなくても購入しようと思えば購入でき
る環境にある。ということで二人の間ではなんとか家を買おう、という方向で話が進み、
何軒かの不動産屋さんと実際に家が建つ現地に足を運んで、めぼしい物件を仮押
さえしてもらってたようだ


ただ、購入に当たっては金額が大きくなると当然現在の収入が多くないとローンの決
済が下りない。娘達の場合は、その
希望する物件を購入するために必要な額を借
金するには現在の収入が少なすぎた。

本来ならここで「そらしゃあない、諦めな」で終わる話やねんけど、ここからが不動産や
さんの恐ろしいところ。なんと、「お抱えの税理士に頼めば収入額を誤魔化せるので
希望額全額借り入れが可能ですよ」というのだ。「当然それは法を逸脱する行為な
ので表立ってはできないけど、“悪徳税理士”ならやってくれるんですよ、それなりの報
酬を払えば」という。まさに家を売りつけるためなら何でもする、あとローンが払えようが
払えまいが知ったこっちゃない、という姿勢に俺はもうびっくりしてしまった。また同時に
俺達庶民のすぐそばでそんなことが堂々と行われているということは、政治家の周りな
んてそらもう無茶苦茶な不正が行われてるのは、いい意味ではなく、当たり前なんや
ろなとも思った。

ここからはまた違う話になるけど、今朝、うちの駐車場に大量の雑草が投げ込まれて
いた。その草は家の間口に面している用水路に生えていた雑草で、それがきれいに
引き抜かれ投げ込まれていたのだ。

朝、俺は、窓から外を見てそれを発見したんやけど、一体誰がこんなことを・・・を目を
疑ってしまった。嫁にその話をしたら当然先に起きていた嫁も同じことを言っており、
二人して何なんだ一体?と気持ち悪さと腹立たしさが混ざり合った異様に嫌な感じ
の気分になってしまった。

でも俺は、この犯人に思い当たるフシがある。それは、
1.家を建ててから十数年間、今までこんなことは一度もなかった。
2.昨日の朝から隣に建築中のマンションの確認(だと思う)に数人の男性が車できて
    いた。
3.その男性は路上に車を置いてマンションへ入っていったが、その車の置き方が非常
  識極まりなかった。うちの前の道は90度のカーブになってるんやけど、そのカーブの
  すぐ出口1mほどの所に縦列もせず頭からくるまを突っ込み斜めになった形で駐め
  ていた。当然他の車の通行を極端に妨げ、危険にもしていた。
4.家の前の用水路のちょうど半分、マンション側に面する部分の草のみ抜き取られて
  いて、反対側の草はまったく手がつけられていない。
5.そのマンションの請け負い業者は、このブログでも書いたけど、とんでもなく非常識。
6.そのマンションは間もなく一般に公開される予定。

何の証拠もない。でもこの状況証拠はどうなのよ?どう考えてもこのマンション業者が
一般のお客さんへの公開前に、見た目のイメージをよくしようと草を抜き、それをウチへ
投げ込んだとしか思えへんやんか。

俺は会社へ行かないといけなかったのでその片付けは全部嫁がしてくれた。聞けばゴミ
袋にして約10袋分の雑草が投げ込まれていたらしい。

不動産を売るためには、平気で違法を行使する業者。
(状況証拠ではあるけど)自分達の建てた建築物を買わせるためなら平気で人の家に
ゴミを投げ入れる業者。

今度次女の夫になる彼は仕事を始めてから7~8年、仕事を休んだのたった一日だけ
だそうだ。それも骨折によるもので翌日には松葉杖をついて出勤したらしい。それ以外
は40度の熱が出ても仕事を休んだことはなく、おまけに頼まれれば土日でも仕事に行
くということを今もまだずっと続けている。豆腐の角で頭を打っても休もうとする俺からする
と、これはもう想像を絶するほどすごいことやと思う。

次女にしてもしかり。彼ほどにはすごくはないが、体調を崩して仕事を休んだ、なんてこ
とはほとんど聞いたことがない。

そんな一生懸命働いて税金をきっちり納めている真面目な二人が家を買いたいと言う
時には、収入を誤魔化してとりあえず買っちゃいましょう、という悪魔のささやきが聞こえ、
娘達とまではいかなくとも俺がエロいという以外は真面目にやってきた俺達の家にはゴミ
が投げ込まれる。

どちらも相手は組織や悪法に守られ、俺達が何を言っても平気な顔をしている。怒りを
ぶちまけても何も変わらないので、その行為は自分を落とすだけのことになる。だから

達はまたひたすら真面目に頑張る以外に道がない。

ホントに何なやろ?俺達って。俺達の国って。これでは懸命に頑張っている娘達にかけ
る声がない。

俺は、結婚式というのはやってもやらなくてもどっちでもいい、という考えやったけど、できれ
ばやった方がいいと思うようになった。それは、結婚式というのは、こういう理不尽なことを
全て忘れ明るい将来のことだけを考え、祝福する場だから。

正直で真面目に生きている人はそれだけで尊敬に値し、幸せになる権利があると思う。
式当日は何もかも忘れて二人の幸せを願いたいと思います。