僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

ホンモノとニセモノ

2010-12-14 | Weblog
「ひどい!ニセモノを売りつけるなんて!」
大金をはたいて有名ブランドバッグを買ったつもりが、ニセモノだったと分かった時のオバサマたちの反応である。でも、騙すほうも悪いが、ホンモノとニセモノの見分けもつかないのに「有名ブランドだから」という判断基準だけで高い買い物をして文句を言うあなたたちはもっとひどいでしょ、と言いたいのは私だけではないだろう。

先日ノーベル化学賞を受賞して帰国した鈴木章教授は、授与されたメダルをスーパーの袋に入れて持って帰ってこられた。記者会見で、メダルをがさがさと袋から取り出し、ケースから引っ張り出す様がとてもぞんざいで、思わず笑ってしまったが、その様子は研究に全てを捧げてこられた氏の生き様を表していて、すぐに感動へと変わった。

ブランドとは自分自身の価値である。
「有名ブランドで高いものなら満足」「機能を果たせばスーパーの袋で十分」という前者と後者は比べる価値さえもない。

改めて、実を取る生き方を貫かなければと思いながら次の瞬間私は気がついた。
私の持っているギターは有名ブランドでとっても高い・・・