僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

自分を信心

2011-08-25 | Weblog
人間にとって、思考停止ほど恐ろしいものはないと思う。

学生時代、恩ある人に頼まれて仕方なくある宗教活動家の話を聞きにいったことがあった。
そこでの話は、予想通り、無宗教の私にとっては理解不能なことばかり。でも活動家はとにかくこの宗教を信じればあなたは救われるという。

救ってもらいたいと頼んだ覚えもないし、科学的根拠も証拠もないことなど、矛盾点を全てついたが、結局返ってくる答えは「外から見ているあなたには分からない。中に入ってみないと」に終始され、最後に、じゃあ私がその宗教を信じてその団体に入り自分自身が救われなかった場合はあなたどう責任を取ってくれるのですか?と尋ねたら、「その場合はあなたの信心が足らないのです」ときた。

あまりのバカバカしさに、「なるほど、信心が基本ならば、私は誰よりも自分自身を信心しています。外から見ているあなたには分からないことなのだから、あなたに救ってもらう必要はないでしょう」と言ってやったらさすがに黙ってしまったが。

このようなケースで恐ろしいのは、相手はもがけばもがくほどはまってゆくアリ地獄のようなワナを持って待ち構えていることだ。疲れ果てて思考停止に陥ったところを、パクっといってしまおう、という算段なのである。そして、世の中には、このようなこと以外にも、人を思考停止に陥らせようとする理不尽や矛盾がありとあらゆるところにある。

でも、理不尽や矛盾は精神的には成り立つことがあっても、理論的には所詮間違いなので、とにかく思考を止めなければなんとかなるものだと思う。
だから、私はどんな時も自分を信じて考え続けたい。
自分自身に「信心が足らない」なんて言われたくないから。

※勧誘活動を受けた際の個人的感想であり、特定の宗教や宗教を信じている方を非難するものではありません。