今朝、私の前を、赤い底の靴を履いた男性が歩いていた。
傘の下、歩くたび光る路面に交互に見える赤い色は、何かのシグナルのようで、まるで私に話しかけているようだった。
金子みすずさんならこの靴底の声をどんなふうに聞くのだろう、と考えながら歩いていたら、「結構(価格が)するんですよ」なんて声が聞こえてきた。
大阪人が詩人になるのはとっても難しい、と感じた朝のひとときでありました。
傘の下、歩くたび光る路面に交互に見える赤い色は、何かのシグナルのようで、まるで私に話しかけているようだった。
金子みすずさんならこの靴底の声をどんなふうに聞くのだろう、と考えながら歩いていたら、「結構(価格が)するんですよ」なんて声が聞こえてきた。
大阪人が詩人になるのはとっても難しい、と感じた朝のひとときでありました。