僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

端数

2011-09-07 | Weblog
「まけてーや」
大阪人は、スーパーでの食材の買い物等、絶対に値引きしてくれないと分かっているところ以外では必ずこう言ってからお金を払う。
値切り方は人それぞれだと思うが、「端数を切っといて」というのが一番多いのではないだろうか。

さて、この端数、考え方が地方や人によって差があって面白い。
友人から聞いた話では、例えば36、750円の商品があったとすると、その場合の値切り額は、

関東の人は50円。
おとなしい大阪人だと750円。
普通の大阪人なら1,750円。
大阪のおばちゃんとなると6,750円。

大阪のおばちゃんはさすがやなぁ、と思って聞いていたら、やっぱり上には上がいるもので。
なんと、最強の大阪人と呼ばれる人は、最初の「3」を取って、6,750円にしてくれというらしいのだ!そしてこの場合は「750円の端数はしゃあないから払たる」と一言付け加えるのがマナーだとか。

思わず「どんなマナーやねん!」とツッコミたくなるが、“一番大きな桁でも端数”という発想ができることが、さすが大阪人というべきところで、他府県の人との大きな違いだろう。しかも、「ユーモアがマナー」になっているから、結局は笑い話で済んでしまう、というオチをちゃんと作っているし。

どこかでこのネタを使ってやろう、と考えながらサイフを見ていたら、今買い物できそうなのは左端が「3,000」の単位がせいぜい。3,890円の「「3」切っといてよ」って言ったら、下手すると真剣に言ってると思われてしまってユーモアにならない。

値切りのユーモアを使うためにもある程度のお金がいるなんて、なんだかなぁ・・・。