僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

けなげ

2010-05-21 | Weblog
昼休みに会議の準備をしたり、出張だったりしてブログを書けない日が続きました。
ちなみに来週(月)~(木)は出張のため、書けません。少ないながらも私のブログを
いつも読んでくださっている皆様には申し訳ありませんがどうぞお許しください。

ということで、早速今日のタイトルの話。
今朝、盲導犬が盲人の方をサポートして歩いていた。何気なしに見てたところが、
誰かがこの方たちの進む先の歩道に自転車をはみ出しておいたもんやから、犬は
それを避けるために急(私たち目が見えている人にとっては急というほどではない
が)に右斜め前方向に進路を変えた。
この行動に、盲人の方はちょっとびっくりしたみたいで、やさしい声ながら「何
してるの?」と注意めいたことを言わはったんやね。もちろん本気で怒っている
わけではなく、犬への信頼が土台にあっての言葉やったと思うけど、犬は一切言い
訳できないし、しないし、なんか逆らうような行動訳?ももちろんしない。
なんと盲導犬の仕事とは辛く大変やなぁ、えらいなぁ、と、犬のけなげな行動に
感激した、というのがまずひとつめの話。

それから次は口蹄疫で大変な宮崎の畜産家の方々の心情。
以前酪農家の取材した人から聞いた言葉だが、この酪農家は、「牛を最後に出荷する
時、最後に自分の茶碗でご飯を食べさせてやります。その時牛は涙を流すのです。」
と語っていたとのことだった。
どうせ食用になるのだから、みたいなドライな考えが一切ない(一切ということはない
だろうが)と思えるほどの愛情のかけ方、そして愛情を受けてきた牛たちの心情を思う
と涙がでるほど感激したことを覚えている。
思うにこれを今苦しんでおられる宮崎の酪農家に当てはめてみたらどうだろう?
それほど手塩にかけて育てた牛や豚たちを自分達の手で処分しなければいけないのだ。
しかも何千・何万と。
動物たちはほんとにけなげである。最後までご主人は自分達を守ってくれると思って
いるだろうに。

だからと言って俺には何もできない。生活の糧はもちろんだが、この方々の家族の絆が
一刻も早く回復されるよう、そして盲導犬も家畜も含めた動物たちも人生が全うできる
よう、国が支援してくれることを祈るばかりである。

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