僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

軽くて重い話

2020-09-02 | Weblog
先日、所有しているギターを3本手放して(下取り、メルカリ、友人へ売却)、1本のギターを買った。

一番多い時には11本のギターを所有していたが、今は8本。うちアコースティックギターが5本で2本がガットギター、あと1台はフルアコと呼ばれるエレキギターだ。
普段の音楽活動で弾くのは圧倒的にアコースティックギターが多く、こだわりもこれが一番強い。結局今残っているアコースティックギターは①太い音②真っすぐはっきりとした音③色っぽい音④バンドの中で埋もれない音、を満たしたものだけになった。たっぷりと包み込むような優しい音がするギターも大好きで何本か所有したが結局これは全部手放した。この手のギターはほとんどの人(ミュージシャン仲間に限らず)がいい音だと感じるような万人受けする音がする。その代表はマーチンのD45と言われる高級ギターだ。私も先輩から中古品を超安価で譲ってもらい一度弾いたことがあるが、最初はなんとも言えない綺麗な音がしてこれは流石に素晴らしいなぁと思っていたのに、3日もすれば飽きてしまい、結局先輩にまた買い戻してもらった。つまり万人受けは「無難」であり全く面白くないなのである。だから私の手元には前述の①②③④のような個性が際立つギターばかりが残ったのだろう。

人も同じだと思う。もちろん無難な人が人間的に劣っているなんてことはないが、付き合ったり話をしていて楽しいと思うのはハチャメチャな部分を持った人だ。

安倍さんの後任の総裁選びが始まっている。きっと「政党推薦者にとって無難で問題のない人」が選ばれるのだろう。政治にハチャメチャな面白さは要らないのかも知れない。ただ、無難からは何も創造的なことが始まらない。

ホントに日本はまたそんなことでいいのだろうか。ま、「変わってるね」と言われるのが一番の誉め言葉だと思っている私のような人間が言えることでもないが。

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