バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

本日は雨天なれど

2011年06月16日 | 記事日記


 朝もやの中を一人の青年が橋を渡ります。

父の70歳時の作品です。

カメラが趣味で、ほうぼうに撮影に出かけていました。

この日は自宅から数分の川にカメラを据え、朝の一枚を待っていたのだと思います。

川にはもやが立ち始め、折りしも構図としてはまたとない、自転車に乗った青年が通りかかりました。

「よしよし」父はそう思って家に帰ったのだと思います。

暫くして「これSじゃないか?」と言うのです。

「エッ!」

何と自転車乗る青年は高校に急ぐ私の息子、Sの姿だったのです。

 

父は偶然にも孫の姿を捉えていました。

サイコウケッサクとして、我が家に今も飾られています。

父はもうカメラが重くて、撮影には出掛けませんが、新しい商品には今も興味を示すそうです。

家では「デジタル爺ちゃん」と言われて皆が舌を巻いています。

あんな小さなレンズから、しかも片目で捉える感性から頭は鍛えられ、カメラはボケ防止の最強の一手なのかも知れません。

と言うことは、ブロガーの皆様にそれはない?

これは雨天を振り払う朗報です!


扉の向こうに小さな椅子が
コメント
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