
ふいに
涙
が
溢れた
左目
だけ
半分
だけ
器用
なのか
不器用
なのか
繊細
なのか
畏れをなさない
のか
なにか
を
想うとき
なにか
に
想い積まされる
何処か
へ
行きたいのに
何処へ
も
行けぬ
理由
ばかり
並べる
いつからこんな
自身の感情すら
半分こ
するように
なったのだろう
まるごと
感情
を
穿き出せる
瞬間
なんて
まるごと
感情
を
受け止めて欲しい
そう
願う
瞬間
なんて
一日のうち
ほんの
ほんの
僅か
だれかの
不幸せ
の
元
に
存在する
幸せ
だれかの幸せ
を
自身の
不幸せ
の
理由づけ
に
する
コト
なんて
いちばん
キライな
コト
だったのに
いまでも
いちばん
望まぬ
コト
なのに
理性の
元に
存在する
本能
に
今日
も
揺さぶられ
今日
も
半分だけ
笑い
今日
も
半分だけ
涙
する
仲良し 〜 スピッツ 〜
いつも仲良しでいいよねって言われて
でもどこかブルーになってた
あれは恋だった
何度も口の中つぶやいてみた
かすかなイメージ だけを追い求めてた
時はこぼれていくよ
ちゃちな夢の世界も
すぐに広がっていくよ
君は色褪せぬまま
悪ふざけで飛べたのさ
気のせいだと悟らずにいられたなら
サンダル履きの足指に見とれた
小さな花咲かせた あれは恋だった
時はこぼれていくよ
ちゃちな夢の世界も
すぐに広がっていくよ
君は色褪せぬまま
雨上がりの切れ間から
差し込む陽の光たち
街を洗う
いつも仲良しでいいよねって
言われて
でもどこかブルーになってた
あれは恋だった