店先
に
大きな
西瓜
や
山積み
の
玉蜀黍
を
見つけて
は
感嘆の声
を
あげる
白粉
の
おめかし
を
した
イクリ
や
おひさま色
の
マクワウリ
は
子どもの頃
の
おやつ
懐かしい
記憶
の
味
を
眺めて
は
目細める
ようやく
梅雨入り
ひと雨毎
に
今年
も
近づく
ワタシ
の
大好き
な
夏
暑いのヤダねぇ
でも
冷夏もヤダねぇ
なんて
見上げた空
と
会話
する
なんだかんだ云っても
その季節
を
その時代
を
愉しんだモノ勝ちさ
だれか
との
競争じゃなくてね
指咥えてるだけ
の
自身
と
の
陽が暮れるまで
遊び呆けていた
あの頃
の
自身
と
の