介護保険や医療提供体制を見直す「地域医療・介護総合確保推進法」が昨日参院本会議で与党多数で可決しました。
一律1割負担だった介護サービス利用料が年金280万円以上の方は2割負担とするものです。
それ以外にも、「要支援」の方は市町がボランティアなどを使って支援する仕組みに変えることにしています。
医療では、「病院追い出し」が強化され、ゆっくり治療を受けられない事態になります。
私が強調したいのは、年金280万円の方から2割もの負担をとるということです。
後期高齢者の医療費負担は520万円からです。
グループホームに入所すると約11~14万円かかります。
すべてが2倍になるとはいえませんが、「年金では足りない」事態になりかねません。
安倍首相は、消費税増税分は「社会保障の充実のため全額使う」と言っていたのに、そんなことはすっかり忘れたかのように「国民に冷や水」をぶっかけています。
それを指摘しない一般マスコミもなさけない。
私も今月から介護保険1号被保険者の納付通知が来ました。
月1万円ほどの掛け金です。これを払って、介護が本当に必要な時に必要な介護が受けられるのか心配です。