佐賀新聞は、読者にとっても議員にとっても情報を得るだけでなく資料の宝庫です。
特集を組んでいる「10市10町の仕事2019年度予算」は県内の予算の使い道とともに財政事情などの資料も示されています。
10市の掲載が昨日で出尽くしました。そこで感じたのは、唐津市が人口減少が1217人とずば抜けて多いということです。
人口減少では、佐賀市の712人、伊万里市の465人と続いています。
一方で、鳥栖市は458人と県内唯一増加、小城市は増減なしです。
鹿島市(412人減)と比較して3倍も多い減少数です。
ここに唐津市が抱えている課題をあることを示唆しています。
その他にも、基金の取り崩しが31.9億円と最も多く、市債残高に占める基金の比率は県内最低の11.1%となっています。小城市は84.8%と借金と貯金の差は僅かです。
予算規模は、類似団体と比較すると「水ぶくれ状態」となっています。
今後、新庁舎建設、市民会館建設、市民センターの建て替えが目白押しで、建物の維持管理費にも多額の経費が係りますが、公共施設の統廃合については進んでいません。
今回は掲載がありませんでしたが「将来負担比率」(財政健全化を図る指標)は伊万里市に次いで2番目に悪いことも付け加えておきます。
郷土の情報源として役立つ新聞に今後も注目しています。
写真は、菅牟田区の公民館の庭に植えられている藤の花です。
もう少ししてからが満開を迎えます。