今朝のヤフーニュースを見て「格差の広がり」を感じました。
それは、2022年3月期決算 「役員報酬1億円以上開示企業」調査で、上場企業の1億円以上の役員報酬を開示したのは287社、人数は663人で過去最高になったということです。
前年の253社から34社増、人数も前年の544人から119人増。
役員報酬額トップは、Zホールディングスの慎ジュンホ取締役の43億3500万円。
開示制度が始まった2010年3月期から13年連続で開示されたのは46人(構成比6.9%)で、今回開示された663人の1割に満たなかったものが大幅に増えています。
役員報酬と従業員の平均給与との格差も広がっています。
格差が最大だったのは、トヨタ自動車のジェームス・カフナー取締役。
報酬額9億600万円で、従業員の平均給与857万1000円と105.7倍の差があった。
参考までに国税庁がまとめた給与所得者の平均給与(2020年)433万1000円とは209.1倍の差があることを伝えています。
企業の儲けが、従業員に配分されず、経営者や株主に配当されていることが明瞭です。 これでは、ますます「格差社会」が広がります。
「新資本主義」の実態を見たような気がします。